監修者:関口秀人
株式会社IPPO代表取役締社長
関口秀人の監修者情報 ▶︎
監修者:関口秀人
株式会社IPPO 代表取締役社長
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新宿区で注目されている、2025年11月竣工予定の「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」は、新宿駅西口の真正面に位置する計画地で再開発をおこなっています。
明治安田生命新宿ビル(別館含む)をはじめとした合計7棟のビルを解体し、その跡地に地下4階~地上23階建ての新たな高層ビルを建設するという、明治安田生命保険が推進する再開発事業です。
今後の新宿区の空室率に関わるプロジェクトである、(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクトの概要や魅力について、ご紹介します。
この記事の目次
(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクトについて
今、新宿区で注目されている「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」をご紹介します。
「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」をご紹介します。
事業名 | (仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト |
再開発住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目9番1~12(地番) |
事業者 | 明治安田生命保険相互会社 他 |
設計者 | 株式会社日建設計一級建築事務所 |
施工者 | 大成・竹中建設工事共同企業体 大成建設株式会社東京支店 |
最寄り駅 | 新宿駅 |
用途 | 事務所、店舗、ホール、子育て支援施設、駐車場など |
おおよその面積 | 敷地面積:6,294.72㎡ 建築面積:3,819.26㎡ 延床面積:96,901.94㎡ |
着工予定 | 2021年8月1日 |
竣工予定 | 2025年11月30日予定 |
階数 | 地上23階 / 地下4階建て |
高さ | 128.71m(軒高:125.71m) |
構造 | 地下部 鉄骨鉄筋コンクリート造 地上部 鉄骨造 |
駐車場台数 | 98台予定(協議中、附置義務駐輪台数170台) |
駐輪台数 | 附置義務駐輪台数120台+ビル用駐輪台数(台数未定) |
フロア構成 | 地上3~23階:事務所 地上2階:ホール、スカイロビー、保育所 地下1~地上1階:店舗、オフィスエントランス 地下2~3階:駐車場、駐輪場 |
(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクトは、新宿区まちづくり長期計画 都市マスタープランの中心として位置付けられており、新宿駅周辺は、「創造交流の心」として東京の成長や国際競争力を担っていくことを目的としています。
また、景観コンセプトも定められており、新たな新宿西口駅前の顔づくりとして、再開発を実行します。
「新宿に新たなランドマークの形成」「歩行者ネットワークの形成」「オープンスペース計画」「緑地空間の創出」の4つのポイントで構成されています。
(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクトの4つのポイント
(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクトは、4つのポイントを重視しており、再開発が進められています。
具体的な整備内容もご紹介しますので、新宿周辺でオフィスを構えたい方は必見です。
新宿に新たなランドマークの形成
建設予定のビルの外観には、耐火・耐熱・遮音などの優れた性能のPCカーテンウォールとガラスをグラデーショナルに採用します。
他ではあまり見ることのないような個性を形作りながらも、新宿の街とも調和するような造りとなる予定です。
夜間には公共交通機関や幹線道路、広場などどこからでも視認できるよう、建物の高層部や低層部を上手く利用して、街と一体感のある光の演出を行います。
ビルの壁面や柱をライトアップすることで、駅前広場を囲むように夜間の賑わいを形成する役割も担います。
歩行者ネットワークの形成
複数の路線が乗り入れていて便利な新宿駅ですが、乗り換えの動線は複雑で利用しづらいと感じている方も多いのではないでしょうか?
新宿はビジネスとして利用する人だけでなく、買い物やレジャーで利用する人も多いため、歩行者用の通路は混雑し、快適なものとは言い難いというのが現状です。
そんな状況を打破すべく、このプロジェクトでは駅から利用しやすい場所に地上と地下をつなぐ吹き抜けや、その吹き抜けの空間を利用した縦動線が設けられる予定となっております。
縦動線が設けられることによって、高齢者の方や車椅子、ベビーカーを利用する方にも便利な施設となります。
ショーウィンドウなどの設置をし、店舗の出入り口を工夫することによって、歩行者が「もっと歩きたい」と思えるような通路の整備がなされる予定となっています。
オープンスペース計画
現在の新宿駅周辺には様々な施設があり、賑わいがある一方、一息つけるような落ち着ける空間が街の中にあまりないということも問題視されている点の1つです。
そこで、4号街路、駅前広場、プラザ通りの各通りにオープンスペースを創出し、人々が集える憩いの空間を作るという計画も進められています。
カフェなどが混雑していて入店が難しい際や、仕事中のランチや軽食時などにも自然を感じられるスペースでゆったりとした時間を過ごせます。
4号街路沿いとプラザ通り沿いには店舗も路面店として設けられる予定となっておりますので、仕事終わりにショッピングを楽しむこともできそうです。
緑地空間の創出
このプロジェクトにある景観コンセプトの1つに、敷地内に多くの緑を配置するという計画もあります。
ただ単に緑を感じられる空間作りをするのではなく、周辺にある新宿御苑や新宿中央公園とのつながりを意識できる緑を配置するという試みは、このプロジェクトならではとも言えるのではないでしょうか。
具体的には中央通り沿道の植栽計画や、駅前広場に面したスペースにまとまった緑溢れる空間作りが計画されております。賑やかな駅前広場でも安らげる空間を作り、どこにいても潤いを感じられるよう整備が進められます。
建物内についても公共的空間とのつながりを意識した緑が多く取り入れられる予定ですので、オフィス内にいても気持ちの良い環境で仕事ができそうです!
東京都西新宿エリアの建物の変遷
「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が計画されている西新宿エリアがどのようにして現在のようなビジネス街として発展したのか、ご紹介します。
新宿区には東京都庁舎もあり、昭和中期から副都心としての構想が作られており、今までも数多くの高層オフィスビルが建設されてきました。
一方で、旧耐震基準(1981年以前)の建築物も増えており、老朽化による建て替え(再開発)が進んでいます。
年代 | 竣工したオフィスビルや開発 |
---|---|
1971年(昭和46年) | これを皮切りに、西新宿エリアは高層ビルの立ち並ぶ街へと発展を遂げていきます。 初めての高層ビル「京王プラザホテル」が建設されました。 |
1974年(昭和49年) | 新宿住友ビルディング、国際通信センタービル(現在のKDDIビル) 新宿三井ビルディング竣工 |
1976年(昭和51年) | 安田火災ビル(現在の損保ジャパン本社ビル)竣工 |
1978年(昭和53年) | 新宿野村ビル竣工 1970年代は多くのビルの建設が進められました。 徐々にオフィスビルの集中する現在のような街並みへと変化していきました。 |
1991(平成3)年には有楽町におかれていた「東京都庁舎」が西新宿に移転し、2000年代に入るとタワーマンションなど再開発が次々と進められました。
現在、再開発が進んでいる西新宿エリアですが、ビジネスの業態は金融業や卸・小売業、建設業などさまざまです。
なかでもIT産業の本社機能を有する施設が多く、また先端コンピュータ関連の事業所も多いのが特徴です。
西新宿エリアの高層ビルの賃料は、2014年頃から値上げの傾向が見受けられています。そのため、オフィスコストの負担に耐え切れない企業は撤退していくことが予測されます。
今後は業績の好調な企業の高層ビルへの移転、新設が増えてくると考えられます。
新宿区のおすすめ居抜きオフィス・セットアップオフィス
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営業担当者
株式会社IPPO 代表取締役社長 関口 秀人
宅地建物取引士【東京都知事:第101772号】
近畿大学卒業後、新卒で不動産仲介会社に入社。その後、不動産業界の経験を経て、株式会社IPPO(イッポ)を設立。主要大手デベロッパーとの契約を全て経験しており、何万坪でも対応可能。「どの街に、どこが運営している、どんなビルがあるか」、東京都内の最新不動産マーケット情報を常に把握しており、まさに不動産生き地引といえる。また、不動産業界経験14年の中で、10年以上お付き合いのあるお客様も多く、顧客上場社数は20社以上、顧客EXIT社数は30社以上にのぼる。各企業の成長フェーズに合わせた課題とソリューションのノウハウがあり、関わったお客様は皆上がっていく傾向あり。