2019年2月に設立し、2022年1月に移転を行った同社。ベンチャー且つエンタメ企業だからこそ、コミュニケーションの密度を特に大切にしているという代表の荻原氏と前田氏に、移転にまつわるお話をお伺いいたしました。
<事業内容及びサービス概要について>
2019年2月設立。2021年8月からWebtoon(カラーの縦スクロール漫画)事業に参入。第一弾としてリリースした『婚約を破棄された悪役令嬢は荒野に生きる。』は、公開1週間でデイリーランキング&女性人気ランキングNo.1を獲得。2022年には“アルファベットプロジェクト“として26作品のWebtoonのリリースを計画する。
目次
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
移転のきっかけは事業拡大のためです。昨年は採用を特に強化していて、積極的に人員募集していました。そうこうしていたら、あと半年以内でオフィスがパンクするなという状況になり、これはまずいということで移転しましたね。
以前は3社入れるシェアオフィスで、無理やり入れても1社あたり10名〜20名の規模でした。
物件選定の条件
計画通りにいけば、2年後の従業員数が6〜70名予定なので、70名収容できるところが必須条件でした。また、エリアについては山手線沿線の西側とか、アクセスしやすい場所がよかったです。
オフィスの決め手
広さが希望通りだったので、このオフィスに決めました。レイアウトを工夫すれば、70〜80人収容できそうなので、丁度よかったです。
同じくらいの広さのオフィスは他にもありましたが、ここは一番コスパがよかったので、見つけてから決めるのは早かったです。
2件内見はして、もう1件もよかったのですが少し狭かったんですよね・・・。前のオフィスから徒歩30秒くらいで、場所はとてもよかったものの、収容人数が一番大事だったので断念しました。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
ポジティブな変化と少しネガティブな変化が1つずつあります。
まずポジティブな変化は、「会社の成長を実感できる」ことですね。前は小さなシェアオフィスだったので、そこから自社のオフィスを構えられるようになったというのは、目に見えてわかる成長ですし、社員たちもやりがいを感じられているのではないかなと思っています。
少しネガティブな変化は、「綺麗なオフィスになるとベンチャーは成果が落ちる傾向にある」という話を前々から聞いていて、まさにその通りだなと。コミュニケーションの密度や泥臭さがなくなるというか・・・。移転する前までは、いい意味で常識がない人たちの集まりだったんですが、ここにきて皆常識人っぽくなってしまったというか。
ベンチャーって、常識がない故のスピード感とか泥臭さが一番の武器だと思っているので、そこは立て直していきたいですね。
オフィスのお気に入りポイント
ミーティングスペースが多いところが気に入っています。以前のオフィスはミーティングをする場所が限られていたので、近くのカフェなども利用していたのですが、ここは5スペースあるので使いやすいです。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
引っ越し自体は非常にスムーズでした。
強いて言うなら、オフィス周りの飲食店が前の場所より少し少なくなったことですかね。
あとは、Wi-Fiの接続に予想外に手間取ってしまって大変でした。会社に泊まって朝から対応をするはめになったり・・・。
今思えばやっておけばよかったこと
物件探しから引っ越し完了まで、3ヶ月くらいのスケジュールで計画通りにいったので、特にないです。元々昨年3月に移転しようか、という話が出たのですが、諸々の調整で半年後に再度動くことになり、今に至ります。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
月曜、火曜、金曜の週3出社です。
木曜に経営陣がくるので、木曜も出社するメンバーもいますが、月曜、火曜、金曜以外の出社は個々に任せています。
オフィスの価値
2つ理由があって、1つはベンチャーだからです。
ベンチャー企業は、要所要所で生きるか死ぬかの意思決定を問われる中で、小さな問題がでたときにすぐ相談・解決できる環境というのが非常に大事だと考えています。
2つめはエンタメ企業だからです。コンテンツのディスカッションや雑談がとても大事なんですよね。例えば、一服しに行っている時や食事の時とか。何気ない会話の中で新しい発見が生まれる時もありますし、FBの数も活発になることで、いい作品が生まれやすくなります。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
ここは内装付きオフィスなのですが、同じようにセットアップや居抜きなど、内装ができているオフィスはめちゃくちゃおすすめです。費用が圧倒的に変わるので。
内装を全部やっていたら相当大変だったと思いますし、時間もお金もかかるので、もしかしたら移転しなかったかもしれないです。身軽なうちは、断然内装付き推しですね。
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※東京都以外での移転や飲食店舗、同業種(不動産関連)の方はダウンロードいただけないことがございます。ご了承ください。
ハイッテ編集部からの一言
会話の端々から、いかにもベンチャーらしい勢いを感じました。コミュニケーションの密度の向上や、個々の能力の向上をとても考えていらっしゃって、従業員への愛が伝わる取材でした。
セールス 塩沢龍太朗(Shiozawa Ryutaro)
宅地建物取引士【東京都知事:第280468号】
不動産TEC×スタートアップ支援に魅力を感じ株式会社IPPO(イッポ)へ参画。スタートアップ企業が多く集まるピッチイベントに多数参加し、「Morning Pitch(モーニングピッチ)」の運営にも携わる。
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