- 企業名
- franky株式会社
- 事業内容
- ・豊かな暮らしを届けるためのブランドとサービスを手がける「ライフスタイルカンパニー」
・ライフスタイル系オリジナルブランド「WIND AND SEA」、スーツケースをはじめ旅を豊かにするアイテムを届ける「moln」など多数のブランドを展開 - 従業員数
- 50名(2026年時点)
- 移転先所在地
- 東京都渋谷区富ヶ谷1-13-9 5F
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franky株式会社 白髪 亮太 CFO
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株式会社IPPO 関口 秀人 代表取締役
- 座席数 非公開 - 席
- オフィス面積 非公開 - 坪
- 資金調達シリーズ ー 移転時点
インタビュー
移転前の状況・課題
まずはオフィス移転の背景をお聞かせください。
きっかけは、移転前のオフィスが契約更新のタイミングであったことと、一部の事業譲渡のタイミングが重なったことでした。事業譲渡により当該事業部門の人員や備品、サンプル品などの商品在庫がまるまる移動したことによって、スペースにそれなりの余裕が生まれたんです。
ゆったり使えて、それはそれで良かったのですが、当社ではコロナ以降にオフィス出勤とリモート勤務を併用するハイブリッドワークが定着しており、リモート勤務の人が多いタイミングだと、オフィスの人口密度が低めになる日もありました。社員同士の距離が離れてしまうとコミュニケーションにも悪影響が出ます。ちょっとした相談をしたり、話しかけたりするのがおっくうになることもありました。ちょうど更新のタイミングだったので、「組織のコミュニケーション密度を高めるオフィスづくり」を目指して移転することを決めました。
frankyさまの特徴の一つとして、SNSでも注目されている「社員犬」の存在がありますね。ペットとともに過ごすオフィスには、どのような意義があるのでしょうか。
当社の代表が以前に創業した企業では、社員がペット同伴で出社する文化がありました。frankyもその流れを引き継ぎ、犬を飼っている社員がオフィスに連れて来ていて、犬たちのことは「社員犬」と呼んでいるんです。当社では一部のブランドで犬向けのグッズを取り扱うこともあり、モニターとなってくれる社員犬たちは事業との親和性もあります。チームの一員として社員の気持ちを支えてくれるかけがえのない存在であり、オフィスで一緒に過ごす時間を大切にしたいと思っています。
IPPOを選んだ理由・伴走
直近の移転は、二度目のご依頼でした。再びIPPOにご相談いただいた理由を教えてください。
コミュニケーション密度を高めるという目的がかなわないなら、移転する意味がありません。また社員犬との共存も、できる限り妥協したくない条件でした。こうした当社ならではの特殊な条件がある中で、IPPOさんは「譲れないこと」と「妥協できること」を理解してくれている。これが心強かったんですよね。
私たちが行っているのは、移転のための単なる条件整理だけではありません。お客さまの事業やカルチャー、経営者の思考まで理解することを信条としています。今回もそのスタンスを大切にして、お手伝いしました。
IPPOからの提案やサポートの中で、印象に残っていることはありますか?
IPPOさんから提案を受け、いくつかの物件を内見しましたが、「これはさすがに違うな……」という物件は一つもありませんでした。むしろ、内見を重ねるごとに提案内容がブラッシュアップされていく感覚を持ちましたね。「数打てば当たる」で大量の物件リストを見せられるのではなく、最初からストライクゾーンに近い物件に絞って提案してもらえることがありがたかったです。
とはいえ、ペットとともに過ごせるオフィスを見つけるのは簡単ではないように思います。
オフィスに犬がいる状態は一般的ではないので、難しくなることはもちろん理解していました。今回の移転の話が具体的になったときには、IPPOさんから「ちなみに……やっぱり社員犬と一緒に過ごせることは必須ですか?」と、おそるおそる聞かれた記憶があります(笑)。
実際に、この条件がある時点で候補物件がかなり絞られるのは事実です。特に青山や表参道のような人気エリアになると、条件に合う物件はほとんどありません。候補を探す際に苦労しなかったと言えば嘘になりますが(笑)、最終的にご提案した代々木公園エリアの現オフィスは、条件面でも、街全体の雰囲気との親和性においても、frankyさまとの相性が抜群だと考えて提案しました。
オフィス探しのプロセス
実際の条件交渉は、どのように進められたのでしょうか。
このオフィスは入居の段階ではきれいになっていましたが、最初に見たときは、そこまで整った状態ではなかったんですよね。
内見時は前入居者が退去したままの状態に近く、配線が露出していたり、タイルが剥がれていたり、トイレが少し古い印象だったりと、改善しなければいけない部分がいくつかありました。そこで物件オーナーに「このままでは、新たな入居テナントさんにとってメリットが少ない」と伝え、修繕についての交渉を進めたんです。
岩永さんの交渉の結果、当社の希望を通していただけました。交渉次第では移転コストは大きく変わっていたと思います。
並行して、社員犬についてもオーナーの承諾を得られるよう交渉しました。今回は契約書とは別に、「ペットに関する覚書」も作成していただきましたね。
はい。オフィスで社員犬たちと仕事をするための運用ルールを定めています。さらに、社員犬たちの写真を添付したオーナー向け資料も作成しました。
以前のオフィスを退去する際の、原状回復コストも大きく削減できたと伺っています。
前のオフィスの面積で原状回復工事を行うとなると、それなりのコストになる可能性がありました。最近は工事費も高騰しているので、できることなら次のテナントさんに居抜きでそのまま使っていただきたいと思っていました。
「居抜き退去」は簡単ではありません。frankyさまはもちろん、オーナー、管理会社、そして次に入居するテナント、すべての関係者にメリットがある形を模索しながら進めていきました。什器の引き継ぎなども含めて細かな調整が必要で、次の入居テナントの契約が決まるまでは約3か月かかりました。
私から、「どうなりましたか?」と何度もIPPOさんに問い合わせてしまいましたね。大きなコストが関係する話ですから、経営陣としては気にならないわけがありません。最終的に「審査が通りました。決定です」と連絡をいただいたときは、本当に安心しました。他の仲介会社だったら、「居抜きで引き渡したい」「原状回復費用を抑えたい」という希望自体、面倒だと思われてしまうかもしれません。広い不動産業界でも、ここまで相談できるIPPOさんのようなパートナーはなかなかいないと思います。
移転後の変化・効果
オフィス移転後はどのような変化がありましたか?
一番の変化は、やはりコミュニケーションです。以前のオフィスは広くて静かで、どこか寂しさのある空間でしたが、今は適切な密度があります。自然と社員同士の会話が生まれますし、ランチもみんなで仲良く食べています。誰もが、気がつけば誰かと話しているような状態ですね。
新オフィスのこだわりポイントを教えてください。
社員同士のコミュニケーションが自然に発生するようにインテリアの配置に気を配り、良い音で音楽を流しながら働けるようスピーカーにもこだわりました。一緒にお仕事をさせていただいているプロダクトデザイナーさんがデザインしたチェアを新たに導入したり、社員犬たちが落ち着いて昼寝できるクッションスペースを用意したりと、人間と社員犬双方が快適に仕事ができるようできる限り工夫しています。
人も犬も快適に過ごせる環境となり、採用活動の面でも良い影響があるのではないでしょうか?
そうですね。密度が増した分、以前よりもオフィス全体に活気がありますし、社員犬たちの存在感もかなり高まりました。エントランスから続くスペースには、「社員犬の名刺とステッカー」も置いているんですよ。面接でご来社いただく採用候補者には、「他の会社とは全然違う」とユニークに感じてもらえていると思います。
今後の展望
このオフィスを拠点に、今後はどのような組織づくりを進めていくお考えでしょうか。
今後は当社でも、AIの活用をさらに進める方針です。これまでは2人や3人で対応していた業務が、1人でもできるようになっていくでしょう。だからこそ、単純に人数を増やし続ける組織ではなく、個々の生産性を高めていく組織に変わっていく必要があると考えています。
少し前までは「事業が拡大すれば人を増やし、オフィスも広くする」という考え方が一般的でしたが、これからは、必ずしもそうではないのかもしれませんね。
はい。テクノロジーを活用しながら、一人ひとりが生み出せる価値を高めていく。そうした時代の流れを考えると、今回の移転は、当社の組織戦略を進化させる意味でも良いタイミングだったと感じています。
これから移転を考える方へ
将来的にオフィス移転を検討している、スタートアップの経営者へメッセージをお願いします。
スタートアップの経営者仲間と話していると、固定費の中でも大きな割合を占めるオフィス賃料は、本当に重い存在だと感じます。だからこそ、そのお金にどんな意味を持たせるのかを真剣に考える必要があると思うんです。
私たちにとって、オフィスは単なる作業場所ではありません。社員同士の距離を近づけ、コミュニケーションを活発にし、意思決定のスピードを高めること。そこに価値があると考えています。「なぜこの賃料を払うのか」「この空間は事業にどんな価値をもたらすのか」。移転を検討する際は、そこまで踏み込んで考えるべきではないでしょうか。
スタートアップは、限られたリソースの中で成長していかなければなりません。だからこそ、すべての投資に意味が求められるんですよね。オフィスも例外ではありません。社員がより良いパフォーマンスを発揮できる環境なのか。組織文化を育む空間になっているのか。そうした観点からオフィスを見直すことで、移転は単なるコストではなく、事業成長のための投資になります。
私たちはこれからも、お客さまの事業やカルチャーを深く理解しながら、その企業らしいオフィスづくりを支援していきたいと思っています。
オフィスギャラリー
関口 秀人
株式会社IPPO | 代表取締役
オフィス移転のご相談
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