今回オフィスを初めて構えるにあたり、物件選びで気をつけた点や実際に入居してみての感想など、代表取締役CEO・額田一利氏に深堀りインタビューをしてきました。
子ども向けのプログラミングキットの開発や、プログラミングスクールを開講している株式会社e-Craft。
2021年8月に設立したばかりの株式会社e-Craftが初拠点として選んだのは、代官山のオシャレなカフェや住宅が建ち並ぶエリアです。
この記事の目次
株式会社e-Craftについて
株式会社e-Craftの概要をご紹介します。
社名 | 株式会社e-Craft |
業種 | プログラミング教育サービス「embot(エムボット)」 の企画・開発 プログラミングスクール「embot creative lab」の運営 |
従業員数 | 10名(2023年2月時点) |
課題 | ・オフィスとプログラミングスクールを併設したオフィスが欲しかった ・分社化に伴いオフィスを新設したかった ・ |
東京オフィス | 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央24-12 ライオンズプラザ港北ニュータウン 202 |
移転の方法 | オフィス移転 |
株式会社e-Craftは、子ども向けのプログラミング教育サービスを開発・展開しています。
自らの想像力を高め、実現させる力を身につけられるプログラミングキット「embot(エムボット)」を開発。
付属のダンボールを使いながらオリジナルロボットを組み立て、プログラミングによって動かすことが可能となり、初心者であっても本格的なプログラミングに挑戦できます。
また、子ども向けのプログラミングスクール「embot creative lab」を開講し、これからの社会で必要とされるIT人材の育成に携わっています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
きっかけは、会社を設立するためというのが一番大きな理由です。
その中でもプログラミングスクール事業を立ち上げたのですが、オフィスと教室が融合した理想の空間のビジョンがあったため、分社化し、オフィスを新設するに至りました。
物件選定の条件
プログラミングスクールを実施するにあたり広さが必要であったことと、スクールは子供が参加対象となるため、明るく開放的で入りやすい、オフィス感がない場所を探していました。
また習い事として通ってもらいたいなと思っていたので、情報リテラシーが高く、興味を持ってもらえそうな方々が多く住んでいるエリアに絞っていましたね。
探した期間は1月〜3月にかけての3ヶ月ほど。前職の社内ベンチャー制度を活用しての起業だったため、オフィス探しはその社内調整と並行して進めていました。
オフィスの決め手
今のオフィスを選んだ理由は、スクールを実施するのに適していると思ったからです。物件の条件とも合致していたので、ここしかないと思いました。
入り口が一面ガラス張りになっていて開放感があり、中に入ることに対する抵抗が少なく設計されていることが一番の決め手ですね。
現在は水・木・金・土でスクールを実施しています。
まだオフラインでのスクールの実施は少ないですが、今後どんどん増やしていきたいと思っているので、このオフィスが活躍する機会が増えるようにしていきたいです。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
一番の変化は、embot専任のメンバーだけが集まれる空間になったというのが大きいです。
自分たちが中心とする事業の専門性の高い話だけができる空間の中で、集中して仕事ができるということが、なによりもメリットとしてあると思います。
分社化する場合、同じビル内・フロアで環境が変わらずに実施されることもありますが、より生産性を上げ、より良いアイデアが生まれるには、今までの環境とは別でオフィスを構える方がいいと感じたので現在の形に落ち着きました。
オフィスのお気に入りポイント
とにかく雰囲気が明るく、オフィス感がないところが気に入っています。
オフィスエリアとワークエリア、外との境界線をあえて曖昧にしている内装も、事業とリンクしているなと思います。
デスクの配置とレイアウト
オフィスとして使ったり、ワークエリアとして使ったり、色々なシーンで活用できるように高さが変えられるオリジナルのデスクを内装会社さんに作っていただきました。
組み方によって、汎用性が高いところが気に入っています。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
分社化においての社内調整が一番大変でした。会社設立と並行でオフィスの完成を進めるスケジュールだったので、内装など手を付けられるところは付けていってもらって……というバタバタなスケジュール調整と管理も大変だったなと思います。
今思えばやっておけばよかったこと
比較的すべて叶ったので後悔はありません!
エリア選定も実際に色々な街に足を選んで厳選しましたし、内装も内装会社さんとじっくり相談して決めたので、やれることはやりきったかなと思います。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
私はリモートが多いですが、メンバーによって出社が多かったり、リモートが多かったりしています。
私はスクールがある時は講師として出社することもあります。
今後オフラインでのスクール実施が増えていけば、メンバーも定期的に出社するスタイルに変わっていくと思います。
オフィスの価値
スクール事業があるので、オフィスが必須になってくるのは大きな理由のひとつです。
ものづくりにおいては、オフラインで集まることが大事だと思っています。
事業の成り立ちの経緯として、サービスやプロダクトがある段階で会社を立ち上げるという、少し特殊な形だったので、今はオンラインでもやっていけているのかなと。
ただ今後新たにコンテンツを増やすことが本格化するならば、実際にオフラインで詳細を詰めていくシーンがあると思うので、やはりオフィスは構えるべきだと思っています。
オフラインで集まって、ものづくりをその場でして、その場で意見を出し合いながらやることに意味があり、その場で生まれる会話に最も価値があると考えています。
プロダクトやサービスの特徴を最大化し、チームビルディングをする上では必要不可欠かなと。
オンライン会議でも話し合うことはできますが、独特の行間だったり、雰囲気だったり、クロストークができなかったりするので、ものづくりや新規事業を成長させていく上で、オフィスはなくてはならないものだと思います。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
オフィス選びにおいて、自分がどこに重きを置いているかを大事にすることです。
色々オフィスを見ましたが、その度に「いいな」と思うポイントが出てきます。
その時は、一度立ち止まって「本当にこれは必要なのか」を考え、自分が大事にしていることはなにかを改めて反芻することで、ブレずに選定することができます。
オフィスを構えるにあたっての軸足を見失わないようにしておくと、今回のように後悔のないオフィス選びができると思います。
ハイッテ編集部からのひと言
緑に囲まれ、光が明るく差し込み、優しい空気が流れるe-Craftさんのオフィス。
ふらっと思わず立ち止まって扉を開けてしまいたくなるような、そんな空間でした。
CEOの額田さんの明るく楽しいお人柄も、オフィスの空気感とマッチして、きっと実施されているプログラミングスクールは子どもたちの賑やかな声が響く、楽しい時間になっているのだろうなと感じました。
新設オフィスを構える予定の方、いろいろな物件を見て迷ってしまっている方は額田さんの「オフィス選定の軸足はブレないように」というワードを、ぜひ心に留めて後悔のないオフィス選びをしていただければと思います。
営業担当者
株式会社IPPO 代表取締役社長 関口 秀人
宅地建物取引士【東京都知事:第101772号】
近畿大学卒業後、新卒で不動産仲介会社に入社。その後、不動産業界の経験を経て、株式会社IPPO(イッポ)を設立。主要大手デベロッパーとの契約を全て経験しており、何万坪でも対応可能。「どの街に、どこが運営している、どんなビルがあるか」、東京都内の最新不動産マーケット情報を常に把握しており、まさに不動産生き地引といえる。また、不動産業界経験14年の中で、10年以上お付き合いのあるお客様も多く、顧客上場社数は20社以上、顧客EXIT社数は30社以上にのぼる。各企業の成長フェーズに合わせた課題とソリューションのノウハウがあり、関わったお客様は皆上がっていく傾向あり。
オフィス探しや退去サポートはハイッテまでご相談ください
ハイッテ by 株式会社IPPO(イッポ)では、スタートアップ・ベンチャー企業から100坪以上の中堅企業のオフィス移転もおこなっております。
お客様の経営課題や今後の事業戦略、採用計画に最適なレイアウトをご提案し、オフィス移転のサポートをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。