株式会社BONNOU 取締役 横野 力 氏に、オフィス移転にまつわるエピソードやオフィスの価値などをインタビューいたしました。
「事業表現者集団」をビジョンとして掲げ、事業者・ユーザー双方へワクワクを提供する、株式会社BONNOUがビジネスの拠点として人気の高い恵比寿エリアに移転された理由などもご紹介しているので、ぜひご参考ください。
この記事の目次
株式会社BONNOUについて
株式会社BONNOUの概要をご紹介します。
社名 | 株式会社BONNOU |
業種 | webマーケティング事業(広告事業、メディア事業、D2C事業) ベンチャー投資事業 |
従業員数 | 約20人 |
課題 | ・事業成長も加味した採用計画に対して、オフィスの広さが不足していた ・急成長していく中で以前のオフィスでは手狭になった ・以前のオフィスの契約期間が迫っていた |
東京オフィス | 東京都渋谷区広尾1丁目10-5 テック広尾4F |
移転の方法 | 通常のオフィス移転 |
株式会社BONNOUは「ココロオドル表現を世界に」をミッションに、事業表現者集団として自分の価値観や想いを事業化させていき、事業者もユーザーもワクワクする社会を目指し、マーケティング事業を主軸に展開しています。
また、価値観や想いだけでは成功確度に期待できないので、そのためにマーケットインの考え方を戦略的にフォーカスすることに重点を置いています。
Webマーケティング事業では、日本で磨き上げた最先端マーケティング技術を駆使し、世界に通用するマーケティング手法を研究。
BONNOUの狙う市場は日本国内の1.2億人ではなく、世界の77億人がターゲットで、各国のパートナーと共に現地の広告を分析、ローカライズし配信。
教育にも力を入れており、成果を出すためのノウハウを絞り最短のロードマップを作成し実行することで、人材の流動性を大事にされてます。
BONNOU.laboとは、魂レベルで熱狂できる本気でやりたいコト×マーケティング=新規事業を実現する新規事業創造ラボです。
再先端のマーケティング教育を行い、年間1億円以上の利益を出せるメンバーを中心に新規事業の創出を目的としています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
きっかけは事業成長も加味した採用計画に対して、オフィスの広さが不足していたことです。
学生や中途採用問わず、入社1〜2ヶ月で個人の月間粗利100万円を達成する教育スキームがあることもあり、急成長していく中で以前のオフィスでは手狭になりました。
また、以前入居していたオフィスの契約期間も迫っていたことも移転のきっかけです。
物件選定の条件
今回の移転理由の中で最も大きいのが人員増加だったので、将来を見据えた採用計画に叶う席数を確保できるかを重視していました。
また、エリア面で以前のオフィスは港区三田にあり、事業の主軸とするWebマーケティング業界の企業が集中するエリアとは離れていました。
マーケティングを生業とする以上は、同じ業界が集まる地域で、社会的な位置を確立していきたいです。
オフィス移転時の状況について
条件が決まり物件を選定する段階では、左脳で選別し右脳で判断していました。
オフィス移転だけでなく住居も同じだと思うのですが、不動産仲介は「何にいくら必要なのか」がブラックボックス化してしまう傾向があると思っています。
賃料から仲介手数料や退去費用など移転に必要な費用を数字で全て洗い出し、総額から2年間で月々の平均コストがいくらになるか、賃借対照表(BS)や損益計算書(PL)と照らし合わせて適切か徹底して算出しました。
この方法で5社から並行して提案を受けたことで、今の状況に最適なオフィスに移転できたと思っています。
このように左脳で条件に合致する物件候補を選定し、右脳で直感的に判断する方法にすることで悩むこともなく、本格的に動き出してから約3ヵ月で完了し、スピーディに最善の物件選びができました。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
オフィスが広くなったことにより、フリースペースや休憩スペースをつくることができました。
1日中同じ場所にいては息が詰まりますし、適度に活用してリフレッシュしています。
また、周辺に飲食店が少ないと思い少々不安でしたが、実際に探索してみるとたくさんあったので、メンバー同士でランチに行く場面を以前よりよく見かけるようになりましたね。
弊社で利用しているチャットツールでは、行ったランチのレビューを共有し合うチャンネルも立ち上げていて、移転以降さらに盛り上がっています。
オフィスが広くなり会議室ができたことで、いつの間にか会議室に任天堂スイッチが設置され、メンバー同士がスマブラをやるようになりました(笑)。
オフィスのお気に入りポイント
天井が高いため、空間を広く感じられる点が気に入っています。
これにより社内の空気が変わり、気づかない間に感じるストレスを軽減でき、アイデアも出しやすくなりました。
以前はシェアオフィスの一室でしたが、移転により自社のスペースを確保でき、会社としての文化を醸成できるようになったことにも感動しました。
広々とした会議室には「樹齢千年以上の屋久杉一枚板」で造られた机を置いています。
屋久杉は柔らかく、傷つきやすい性質から本来会議室には比較的不向きですが、代表のものを大切に扱う「尊さ」と表現者たちに「本物」に触れてほしいという想いから千年以上も昔から存在している木を会議室に置いています。
あとは、この建物は渋谷109を手がけた建築家のデザインで、弊社が大切にしている「表現者」らしいところも気に入っています。
オフィスを構える理由
オフィスの価値
事業を成長させていく段階では暗黙知、つまりマニュアル化されていない思考法が大事です。
暗黙知は日常の何気ない会話や、他人の発言から吸収できる瞬間が多くあり、これが欠けると成長スピードは半減すると思っています。
そのため、感情の共有をするために組織の雰囲気を無意識に感じることができるオフィスに価値があると感じます。
また、オフィスがあることにより心理的安定性が高まると思っています。
事業をやっていく上で「コト」に対するストレスは積極的に作っていこうという反面、人間関係によるストレスは「コト」に向かえない不毛なストレスです。
一見リモートであればストレスが無いように見えますが、「浅い関係のまま」とランチや業務でぶつかり合いながらの「深い関係を築いていく状態」では、仕事をする上でストレスを感じる度合いや信頼・連携の質も別物だと思っています。
そういった面でもオフィスは必要な空間です。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
今回、弊社が移転を検討した際に実践した、物件を「左脳で選別し右脳で判断する」ことが大事だと考えます。
不動産会社の方には非常に言いづらいですが、競争させることで、スピード感を持って対応してくれます。
加えて、担当の営業マンと良い関係を築くことも大切だと思います。
双方にとって良い関係を目指すことで自社にとっても利益をもたらしてくれるのではないでしょうか。
ハイッテ編集部からのひと言
事業表現者集団として、ユーザーだけでなく事業者もワクワクする社会を目指す同社。
固定観念に縛られない発想と磨き上げたマーケティングで展開される今後の動向に注目です。
株式会社IPPO セールス
営業担当者 利根川 公紀
法政大学卒業後、新卒で大手インテリアメーカーに入社。自身の更なる成長を求め、株式会社IPPO(イッポ)へ参画。入社1年間で年間開拓数100件以上、会社個人目標を大幅プラスで達成する。打ち合わせや商談に縛られず、まずはランチで交流して繋がりを作る「ランチAPO」の社内文化を自ら作り、多くの案件を創出。大手デベロッパーとの500坪のオフィス契約実績あり。
オフィス探しや退去サポートはハイッテまでご相談ください
ハイッテ by 株式会社IPPO(イッポ)では、スタートアップ・ベンチャー企業から100坪以上の中堅企業のオフィス移転もおこなっております。
お客様の経営課題や今後の事業戦略、採用計画に最適なレイアウトをご提案し、オフィス移転のサポートをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。