医師と経営者という二足のわらじを履く、アンター株式会社 代表取締役 中山 俊氏にオフィス移転前後のエピソードをインタビューさせていただきました。
取り壊し前のオフィスだからこそのメリットがあり、これから移転を検討する方にも参考になるのではないでしょうか。
この記事の目次
アンター株式会社について
アンター株式会社の概要をご紹介します。
社名 | アンター株式会社 |
業種 | Antaa QA、Antaa Slide、Antaa Channel、Antaa Career、Antaa Academiaの企画・開発・運営 |
従業員数 | 26名(2020年5月時点) |
課題 | ・シェアオフィスが入居していたビルが取り壊しになり、移転の必要が出てきた |
東京オフィス | 東京都港区芝大門二丁目5番5号 住友芝大門ビル6階 |
移転の方法 | シェアオフィスから居抜きオフィス移転 |
アンター株式会社は、現場の判断を助ける、医師同士の質問解決プラットフォーム「Antaa QA」を中心に、目の前の患者の命を救いたいと願う医師の想いに応えるために、世の中のあらゆる医療をつなぎ、いのちをつないでいくことをミッションとしています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
以前は八重洲のxBridge(クロスブリッジ)というシェアオフィスに入居していたのですが、ビルの取り壊し時期と重なったため移転を検討しました。
当時お世話になっていたVCさんの紹介でIPPOの上田さんをご紹介いただき、物件のご提案をしていただきました。
物件選定の条件
東京駅の東側の近いエリアで検討していました。
日本橋エリアは元々ヘルスケア企業が多いので、周りの企業との交流もできるのではと考えていたためです。
設備面では、弊社では動画の配信も行っているので動画配信ができるようなスペースがあるのが条件でした。
また、内装を考える時間がもったいなかったので、居抜きでも探していました。
オフィスの決め手
このオフィスにしたのは、立地がいいのに安いというギャップがあったからです。
このビル自体、取り壊しの予定があるのでその分安いのかもしれませんが、数年は入居できる予定なので立地を考えるとかなりコスパはいいと思います。
また、内装を変えたとしても建て壊しまで入居することで次回の移転の際に発生する原状回復費を抑えることができるのも魅力でした。
2.移転後
2-1.移転後の変化
シェアオフィスから通常オフィスへ移転したので、他社がいない寂しさはありますね。
前までは執務スペースが他社と同じフロアで少しガヤガヤした感じがあったので、静かすぎると感じることもあります。
オフィスのお気に入りポイント
立地は特に気に入っています。
ランチでオフィス周辺の食べログで上位の飲食店から順に行っていました。
これまでだと並ぶ飲食店でも、今だけかもしれませんが並ばずに入ることができます。
ちょっとした買い物も徒歩1分圏内に三越があるので非常に便利です。
デスク配置とレイアウト
オフィスは大きく執務スペースと動画配信スペースの2つに分けています。
動画配信スペースは壁をコーポレートカラーのグリーンにして、動画配信時のグリーンバックとしても代用しています。
このアイデアはIPPOの上田さんの紹介の内装会社の宮工房さんにご提案いただいたもので、2wayの壁はコストも削減できて助かっています。
入居した時よりも長くいることができるので、もう少し内装を変えて行こうと思っています。
また、什器は全部で数万円ほどで集めることができました。
ジモティやFacebookなどのSNSで什器を譲ってくれる方を探して、レンタカーで引き取りに行きました。
新品で買うと10万円近くするものですら不要になったということで譲り受けることができ、移転にかかるコストを削減することができました。
デスクや椅子などが大量に必要でない場合は、ジモティなどで探すのもいいかもしれません。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
緊急事態宣言下での移転だったので引越し業社を使おうにもタイミングが合わず、大変でした。
ただ、シェアオフィスからの移転だったので什器などの荷物がなく、身軽に移転できたのはよかったです。
当時はインターン生もいたので、レンタカーで車を借りてみんなで一緒に搬入作業をしました。
今思えばやっておけばよかったこと
壁の色は移転してすぐにやればよかったと思っています。
移転したばかりの頃は取り壊し予定のスケジュールから逆算して、時間が少なかったので内装にコストをかけるのはもったいないと思っていたのですが、取り壊し時期が延びたので内装はもっと早くから変えておけばよかったと思っています。
内装は動画配信スペースの壁と床を張り替えてもトータルで100万円位でした。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
現在は私とCOOの西山だけ出社して、他メンバーは週1〜2日程度の出社でリモートワークを行っています。
私自身、病院で働きながらAntaaを経営しているので、今後フル出社になる可能性は低いです。
オフィスの価値
オフィスを構えない理由を考えたことがなかったです。
仕事をする環境としてオフィスは必要なのではないでしょうか。
弊社だと動画配信を行うので、配信用の機材を置く場所としてもオフィスがあると便利です。
また、社員によっては自宅では外的要因で仕事ができないケースもありますし、リモートだと稼働時間外を超えて作業してしまうことがあると思います。
オフィスがあることでオンオフの切り替えができ、メリハリを持って仕事をすることができると考えています。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
オフィス移転でわからないことは仲介会社に全て聞くことをおすすめします。
オフィス移転を何度か経験しても、主導して経験したことのある人は少ないと思うので、何が正解なのかわからないこともあります。
近年はコロナの影響でオフィスのトレンドが変わってきているので、オフィス移転のプロの仲介会社に聞くことで最短距離で求める物件に出会えると思います。
ハイッテ編集部からのひと言
シェアオフィスからオフィスタイプへ移転した同社。
什器をイチから揃えるのは大変ですが、ジモティなどを活用することでコストを大幅に削減することもできます。
移転の手法も多様化しており、居抜きオフィスや什器を譲ってもらうことで初期コストを抑えることが可能になってきました。
また、取り壊し前のビルの場合、取り壊しまで入居すると原状回復義務がなしの場合もあるので次回の移転までのトータルのコストを抑えることもできるかもしれません。
仲介会社や管理会社に確認してみましょう。
株式会社IPPO シニアセールス
営業担当者 上田 豊
宅地建物取引士【大阪:第234599号】
不動産業界経験16年ならではの街、物件の知識量は社内NO.1。内装写真を見ただけでどのビルかわかるだけでなく、周辺環境にも詳しく、その知識量の多さは歩くGoogleMAPと呼ばれるほど。オーナーとの条件交渉が得意で、確実に決めてくれる安心感から、4年間で1社13件の成約を達成。オフィス移転以外も幅広く取引実績あり。
オフィス探しや退去サポートはハイッテまでご相談ください
ハイッテ by 株式会社IPPO(イッポ)では、スタートアップ・ベンチャー企業から100坪以上の中堅企業のオフィス移転もおこなっております。
お客様の経営課題や今後の事業戦略、採用計画に最適なレイアウトをご提案し、オフィス移転のサポートをご提案いたします。
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