100年に1度と言われる東京の再開発は順調に進んでおり、2023年にも麻布台ヒルズや羽田イノベーションシティといった、オフィスビルを兼ね備えた大型複合施設が次々と竣工しています。
東京都都市整備局が主導する市街地再開発事業では、公共施設を計画的な整備、良好な生活環境を備えた都市型住宅の供給や、業務施設の近代化を図る目的で推進されています。
2024年以降も東京都の再開発は止まらず、大規模なオフィスビルや複合施設が竣工します。
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【更新日】2024年4月10日
目次
- 東京都で再開発が進む理由
- 2024年竣工予定の再開発事業について
- Daiwa秋葉原ビル
- FTK秋葉原
- フロントプレイス千代田一番町
- CIRCLES+市ヶ谷駅前
- TODA BUILDING(中央区)
- 築地PREX
- (仮称)晴海三丁目計画(オフィス棟)
- 赤坂トラストタワー
- 赤坂グリーンクロス
- 赤坂メープルヒル
- (仮称)新「青朋ビル(せいほうビル)」
- ポーラ青山ビルディング(POLA aoyama building)
- 新虎安田ビル
- (仮称)虎ノ門開発計画
- WTC annex
- (仮称)森永製菓芝浦ビル
- 港南5丁目マルチユースPJ(港南物流PJ)
- 渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)(渋谷二丁目17地区市街地再開発事業)
- 関電不動産渋谷ビル
- MIYAMASU TOWER(旧:(仮称)渋谷一丁目プロジェクト)
- (仮称)千駄ヶ谷センタービル建替計画
- 住友不動産新宿南口ビル(新宿南口計画(仮称)):新宿
- (仮称)新宿区東五軒町計画
- 住友不動産大崎ツインビル西館(東五反田二丁目計画(仮称)):品川
- (仮称)住友不動産中野駅前プロジェクト:中野区
- BIZCORE御茶ノ水:文京区
- 2023年に竣工した大型再開発事業
- 東京都内オフィスのお探しはハイッテまで
東京都で再開発が進む理由
東京都では、東京都都市整備局が主導する市街地再開発事業に基づき、再開発が実施されています。
建物の老朽化
再開発が進む要因のひとつとして、オフィスビルの建て替え想定年数は40〜50年と言われており、1986年からのバブル期に供給されたオフィスビルが建て替え時期を迎えていることが挙げられます。
1980年代以前に建設されたオフィスビルも多数ありますが、2009年のリーマンショック以降、オフィスビルの供給が低迷していたこともあり、建て替え時期が遅れてしまったことも影響しています。
現在は1981年よりも前に建設された旧耐震基準のオフィスビルと1981年以降に建設された現行の耐震基準である新耐震基準のオフィスビルが混在しているため、旧耐震基準のオフィスビルの建て替えも相まって再開発が進んでいます。
海外企業や優秀な人材に選ばれる重要性
日本は”失われた30年”と呼ばれるように、長い経済の停滞にある日本では、デフレ社会の脱却や成長市場への転換を目指しています。
現在も過度な円安が進み、日本の競争力や円の価値が下がっています。
そのような中で、日本経済の中心である東京都を海外企業の誘致や優秀な人材を集うような場所に再開発することで、日本の競争力を高める効果を狙っています。
また、東京都の再開発は緑化にも力を入れており、都市機能と自然を共存させることで環境意識の高い海外企業に選ばれ、魅力的な街の実現を目指しています。
就業人口の増加と経済の活性化
東京都の都市開発を加速させることで、海外企業を含めた企業誘致を進めると、就業人口の増加が見込めます。
就業人口の増加は定住につながり、消費が増えることで、街全体の活性化につながります。
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2024年竣工予定の再開発事業について
2024年の共有予定量は2023年に比べて減少しますが、2023年が竣工ラッシュであり、大量にオフィスが共有されたこともあり、2024年は空室率が高まる可能性があります。
Daiwa秋葉原ビル
天井高2,7mのグリッドシステム天井が採用された開放的なワンフロアが魅力的なオフィスビルが秋葉原に誕生します。
柱が細長いため、フロアを有効活用できるので、自由なレイアウトが可能です。
所在地 | 東京都千代田区神田須田町2-19-19他(地番) |
竣工予定日 | 2024年6月(予定) |
規模 | 地上12階 |
基準面積 | 241坪 |
FTK秋葉原
末広町駅から徒歩3分の秋葉原電気街に位置するオフィスビルです。
天井高2.8mの開放的な空間に加えて、レイアウトを自由に設置できる無柱オフィス空間が魅了的です。
所在地 | 東京都千代田区外神田3丁目13 |
竣工予定日 | 地上10階 |
規模 | 2024年8月 |
基準面積 | 189.0坪 |
フロントプレイス千代田一番町
((仮称)千代田一番町計画)
所在地 | 東京都千代田区九段南4丁目8-19- |
竣工予定日 | 2024年9月 |
規模 | 地上11 階 |
基準面積 | 約150.5坪 |
CIRCLES+市ヶ谷駅前
サークルズプラス市ヶ谷駅前は、全室会議室の設置が可能なセットアップオフィスで柱が少ない執務室には、自由なレイアウトが可能です。
また、インナーバルコニー付きでリフレッシュにも最適です。
所在地 | 東京都千代田区一番町23-3 |
竣工予定日 | 2024年5月 |
規模 | 地上11階 |
基準面積 | 約158.28坪 |
TODA BUILDING(中央区)
人と街をつなぐをコンセプトにしたTODA BUILDINGは、開放的なエントランスに加えて、至るところにアート作品を取り入れることで、空間の心地よさとセンスが感じられるオフィスビルです。
2024年に竣工するオフィス複合施設の中でも注目されています。
所在地 | 東京都中央区京橋1丁目7-1(地番) |
竣工予定日 | 2024年9月 |
規模 | 地上28階・地下3階 |
基準面積 | 721坪 |
築地PREX
中規模オフィスのブランド「PREX」が築地に誕生します。
「チームを強くするオフィス」として人気の高いセットアップオフィスとして注目されています。
所在地 | 東京都中央区築地2丁目116-1(地番) |
竣工予定日 | 2024年8月 |
規模 | 地上10階 |
基準面積 | 150.04坪 |
(仮称)晴海三丁目計画(オフィス棟)
オフィス練とホテル練で構成されたハイグレードな超高層ビルです。
トリトンスクエアのすぐ前にあり、アクセスも良好です。
所在地 | 東京都中央区晴海3-2-22(旧住居表示) |
竣工予定日 | 2024年3月 |
規模 | 地上20階・地下2階 |
基準面積 | – |
赤坂トラストタワー
(仮称)赤坂二丁目プロジェクトとして竣工された、赤坂トラストタワー。
1,025坪の広大で使いやすく見渡せる、V字型フロアで自由なレイアウトの設置が可能です。
2024年竣工予定の中でも注目されている、オフィスビルです。
所在地 | 東京都港区赤坂2丁目1712番1他(地番) |
竣工予定日 | 2024年8月 |
規模 | 地上43階・地下3階 |
基準面積 | 1,013.27坪 |
赤坂グリーンクロス
赤坂グリーンクロスは、地下鉄4路線に直結している次世代型ハイグレードビルです。
多様な働き方をサポートする上質なビジネスラウンジが用意された、ワンランク上のオフィスです。
2024年竣工予定の中でも注目されている、オフィスビルです。
所在地 | 東京都港区赤坂2丁目4(以下未定) |
竣工予定日 | 2024年6月 |
規模 | 地上28階・地下3階 |
基準面積 | 約550坪 |
赤坂メープルヒル
赤坂メープルヒルは地上7階、地下1階のオフィスビルです。
赤坂駅から徒歩5分の立地に加え、屋上のテナント専用テラスでは従業員のリフレッシュにおすすめです。
所在地 | 東京都港区赤坂6丁目9-17 |
竣工予定日 | 2024年3月 |
規模 | 地上7階・地下1階 |
基準面積 | 129.39坪 |
(仮称)新「青朋ビル(せいほうビル)」
表参道駅から近いオフィスビル。
2024年4月に竣工したばかりで、11~13階は共同住宅にもなっています。
所在地 | 東京都港区北青山3丁目5番6号 |
竣工予定日 | 2024年2月 |
規模 | 地上13階・地下2階 |
基準面積 | 約324.85坪 |
ポーラ青山ビルディング(POLA aoyama building)
“もっと豊かに もっと楽しく”をコンセプトにした2024年3月に竣工したばかりのオフィスビルです。
創造力を刺激する、天井高の開放的なオフィス空間と3路線のマルチアクセスに対応したオフィスです。
所在地 | 東京都港区南青山2丁目5-17 |
竣工予定日 | 2024年2月 |
規模 | 地上16階・地下2階 |
基準面積 | 約80坪~228坪 |
新虎安田ビル
国際的なビジネス街として注目されている、虎ノ門新虎通りに生まれたスマートオフィスビルです。
内部階段スペース付きのワンフロア形式で、自由なレイアウトの実現が可能です。
所在地 | 東京都港区新橋4丁目9-1(地番) |
竣工予定日 | 2024年2月 |
規模 | 地上14階・地下2階 |
基準面積 | 400.21坪 |
(仮称)虎ノ門開発計画
2024年6月竣工のBCP対策済み、整形無柱な貸室内には、自由なレイアウトを実現できる(仮称)虎ノ門開発計画。
約80.62坪・92.96坪のオフィスが用意されています。
所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目40番8号(地番) |
竣工予定日 | 2024年6月 |
規模 | 地上14階・地下1階 |
基準面積 | 173.22坪 |
WTC annex
浜松町駅から徒歩2分の好アクセスに加えて、3方面開放の無柱空間で自由度の高いオフィスレイアウトが可能です。
所在地 | 東京都港区浜松町2丁目3-20 |
竣工予定日 | 2024年11 |
規模 | 地上46階・地下2階 |
基準面積 | 284.24坪 |
(仮称)森永製菓芝浦ビル
所在地 | 東京都港区芝浦1丁目13-16 |
竣工予定日 | 2024年1月 |
規模 | 地上7階・地下1階 |
基準面積 | 487.63坪 |
港南5丁目マルチユースPJ(港南物流PJ)
所在地 | 東京都港区港南5丁目5-9 |
竣工予定日 | 2024年10月 |
規模 | 地上7階 |
基準面積 | 約292坪 |
渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)(渋谷二丁目17地区市街地再開発事業)
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2丁目100番地(施工地区) |
竣工予定日 | 2024年度上期 |
規模 | 地上23階・地下4階 |
基準面積 | 約400.81坪 |
関電不動産渋谷ビル
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3丁目20-1他12筆(地番) |
竣工予定日 | 2024年2月 |
規模 | 地上12階・地下1階建て |
基準面積 | 約302坪 |
MIYAMASU TOWER(旧:(仮称)渋谷一丁目プロジェクト)
所在地 | |
竣工予定日 | |
規模 | |
基準面積 |
(仮称)千駄ヶ谷センタービル建替計画
所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目18番(地番) |
竣工予定日 | 2024年9月 |
規模 | 地上4階・地下1階 |
基準面積 | – |
住友不動産新宿南口ビル(新宿南口計画(仮称)):新宿
所在地 | 東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目31他 |
竣工予定日 | 2024年4月 |
規模 | 地上17階・地下1階 |
基準面積 | 312.12坪 |
(仮称)新宿区東五軒町計画
所在地 | 東京都新宿区東五軒町42-13(地番) |
竣工予定日 | 2024年11月 |
規模 | 地上7階・地下1階 |
基準面積 | 約498.58坪 |
住友不動産大崎ツインビル西館(東五反田二丁目計画(仮称)):品川
所在地 | 東京都品川区東五反田2-22-6 |
竣工予定日 | 2024年秋 |
規模 | 地上14階・地下2階 |
基準面積 | 498.29坪 |
(仮称)住友不動産中野駅前プロジェクト:中野区
所在地 | 東京都中野区中野2丁目25番 他(地番) |
竣工予定日 | 2024年2月 |
規模 | 地上20階・地下2階 |
基準面積 | 531.27坪 |
BIZCORE御茶ノ水:文京区
所在地 | 東京都文京区湯島1丁目2-4 |
竣工予定日 | 2024年1月 |
規模 | 地上8階 |
基準面積 | 116.6坪 |
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2023年に竣工した大型再開発事業
2024年以降も大型再開発の竣工が予定されていますが、2023年も竣工した魅力的な大型再開発事業がありました。
2023年には、のオフィスビル、複合施設が竣工しています。
麻布台ヒルズ
2023年6月に竣工した麻布台ヒルズは、「Modern Urban Village」をコンセプトとした、日本一の高層ビルです。
国家戦略特区法に基づき都市計画決定された、再開発の一部で都市の中の都市(コンパクトシティ)として、多様な都市機能を備えたオフィスビルです。
所在地 | 東京都港区麻布台1丁目 |
竣工日 | 2023年6月 |
規模 | 地上64階 |
基準面積 | 1,450坪 |
大企業だけでなく、スタートアップやベンチャー企業にも人気なオフィスエリアで、六本木や赤坂、青山などにも居抜きを活用して、移転費用を抑えながら、入居が可能です。ビジネス街である東京都中央区や千代田区にもアクセス良好です。VC(ベンチャーキャピタル)との交流も生まれやすいエリアとして注目されています。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
2023年7月に竣工した、虎ノ門ヒルズ駅に直結の虎ノ門ヒルズは、多用途複合の超高層タワーとしてグローバルレベルのオフィスを提供しています。
駅と街の一体的な開発により、都市機能を強化し、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」というコンセプトの複合施設です。
所在地 | 東京都港区虎ノ門2丁目6-1 |
竣工日 | 2023年7月 |
規模 | 地上46階 |
基準面積 | 1,000坪 |
羽田イノベーションシティ(HANEDA INNOVATION CITY zoneB)
2023年11月に竣工した、羽田空港の沖合展開に伴い建設された羽田イノベーションシティは、商業・オフィスをはじめ、未来志向の新たな体験や価値に出会える複合施設です。
所在地 | 東京都大田区羽田空港1丁目1-4 |
竣工日 | 2023年11月 |
規模 | 地上11階 |
基準面積 | 1,700坪 |
大企業だけでなく、スタートアップやベンチャー企業にも人気なオフィスエリアで、六本木や赤坂、青山などにも居抜きを活用して、移転費用を抑えながら、入居が可能です。ビジネス街である東京都中央区や千代田区にもアクセス良好です。VC(ベンチャーキャピタル)との交流も生まれやすいエリアとして注目されています。
2023年に竣工した、そのほかのオフィスビル・複合施設
2023年も数多くのオフィスビルや複合施設が竣工しました。
竣工したオフィスビル | 所在地 |
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東宝日比谷プロムナードビル | 東京都千代田区有楽町1丁目5−2 東宝日比谷プロムナードビル |
神田御幸ビル | 東京都千代田区神田小川町1丁目5−5 |
八重洲Kビル | 東京都中央区八重洲2丁目1-8 |
S-GATE FIT 日本橋馬喰町 | 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目11−10 |
ヒューリック銀座一丁目ビル | 東京都中央区銀座1-13-1 |
大和地所レジデンス虎ノ門ビル | 東京都港区西新橋3丁目1-8 |
住友不動産東京三田ガーデンタワー | 東京都港区三田三丁目5-19 |
田町タワー(TTMプロジェクト) | 東京都港区芝5丁目33−11 |
3rd MINAMI AOYAMA | 東京都港区南青山3丁目1-34 3rd |
住友不動産新宿ファーストタワー | 東京都新宿区西新宿五丁目1番1 |
フロントプレイス四谷 | 東京都新宿区四谷3丁目2-1 |
渋谷サクラステージ | 東京都渋谷区桜丘町1−1 |
道玄坂通 dogenzaka-dori | 東京都渋谷区道玄坂2丁目25−12 |
テアトル神南 | 東京都渋谷区神南1丁目46-9 他 |
五反田JPビルディング | 東京都品川区西五反田8丁目4−13 |
蔵前JPテラス | 東京都台東区蔵前一丁目3番28号他 |
ヒューリック錦糸町コラボツリー | 東京都墨田区錦糸4丁目17-1 |
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