オフィスの移転や内装の変更で大量出る廃棄物、特にデスクや家電製品、観葉植物などの大きいゴミの適切な処分方法がわからない方が多いかと思います。
本コラムでは、できる限り安く・安全・迅速に処分できる方法をご紹介します。
この記事の目次
オフィスから出る事が多いゴミとは
移転などで出るゴミは日常的に出るゴミと違い、サイズが大きかったり量も多いですよね。
- デスク
- 椅子
- ソファー
- ホワイトボード
- デスクトップPC
- ノートPC
- モニターなどのPC周辺機器
- 液晶テレビ
- プロジェクター
- スクリーン
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- ルンバ
- 観葉植物
- ゲーム機
- 書籍
- 複合機
- ペンタブ
- エアコン
- 加湿器
- 空気清浄機
- ロッカー
- キャビネット
- 金庫
- 照明器具 etc
ロッカーや金庫は専門業者に処分を依頼しましょう。
パソコンはメーカーや新しいパソコンを購入したお店の回収サービスを利用しましょう。
メーカーによって、回収方法が異なるので、注意しましょう。
メーカー | 回収方法 |
---|---|
Apple | 見積もり依頼をし、回収申込み後に料金の支払いが確認できた時点で業者が回収する |
富士通 | 見積もり依頼をし、回収申込終了後に料金の支払いが確認できたタイミングで回収業者が回収する ※IT製品に残存するデータの消去を希望する場合、 「データ消去サービス」を申し込むことで専門のエンジニアが対応してくれるサービスもあります |
Lenovo | 見積もり依頼をし回収申込をしたのちに、料金の支払いが確認できた時点で回収業者が回収する その際に不要になった機器を段ボールに梱包しておく必要があります |
Dell | 見積もり依頼し回収申込後に料金の支払いが確認できた時点で業者が回収する その際に破棄する機器を段ボールに梱包しておく必要があります |
難しい手順ではないので回収が必要な場合には早めに対応しましょう。
処分方法は何がある?
オフィスからでたゴミの処分方法は大きく「自治体に依頼」「回収業者依頼」「譲渡する」の3つに分類できます
それぞれの処分方法やメリット・デメリットを解説します。
自治体に依頼する場合
自治体に依頼する場合は該当する区域の粗大ゴミセンターに電話をして、ゴミ処理券を購入し粗大ゴミに貼って指定の場所に置いておけば業者が回収してくれます。
家電リサイクル法対象の白物家電は購入店や各自治体の家電リサイクル受付センターに問い合わせが必要。
自治体に依頼するメリットやデメリットは以下の通りです。
メリット:有料粗大ごみ処理券(シール)を購入するだけでいいので安く済みます
デメリット:自分で運び出したりする労力が大変で、申し込みしてから回収までに時間がかかる
申込みから回収までの流れは以下の通り。
コンビニエンスストアで購入できます。
不用品回収業者に依頼するケース
不用品回収業者の場合には3つのパターンがあります。
- 回収のみの業者(オフィスの不用品回収は「産業廃棄物処理業の許可」を持つ業者のみ可能です。)
- 買取のみの業者(「古物商の許可」を持つ業者のみ可能です。)
- 買取も処分もしてくれる業者(「産業廃棄物処理業の許可」と「古物商の許可」の両方を持つ業者のみ可能。片方しかない場合、別業者に委託している会社もあります。)
電話やホームページから問い合わせし、査定を依頼しましょう。
買取が可能な場合は査定額、処分になる場合は処分費用が算出されます。
不用品回収業者へ依頼するメリットやデメリットは以下の通りです。
メリット:対応が早く即日対応してくれる業者も存在します。買取可能品があればプラス査定になることもあり、リサイクル業者に依頼すれば、SDGsに貢献できます。
デメリット:回収費用がかかる場合が多い。無料回収が難しい
申し込みから回収までの流れは以下の通りです。
不用品の回収は立ち合いが必要です。
譲渡する
オフィスを退去する際、居抜き退去であれば、什器やオフィス家具を次の入居テナントに譲渡できます。
また、原状回復費用義務も免除されるため、オフィス移転時は居抜きで退去することも検討しましょう。
不用品回収業者の選定方法
不用品回収業者は数多くあり、どこに頼んだら良いのか迷ってしまいます。
自分の希望に添う回収業者を見つけるためにも、複数の業社に相見積もりしてみましょう。
回収を依頼する際の5つのポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
- 電話の対応が丁寧
- 処分品を確認する前に料金を伝えてくる業者は避ける
- 壁や床などの養生をしてくれない業者は避ける
※ビルオーナーとのトラブルの原因になります - 処分の専門知識を有する専門業者
※パソコンは情報漏洩を防ぐためにもパソコン専門の処分業者に依頼しましょう - オフィス家具などリサイクル・再販売会社を選ぶなど環境に配慮してくれる
不用品回収業者の比較検討は、不用品回収業界も推奨しているため、気軽に問い合わせましょう!
オフィス専門の買取業社もあり、オフィスで使用するデスクや椅子は相場よりも高く買い取ってれる可能性があります。
シーズンによる査定額の変動はないといわれていますが、同じ商品が集まりやすい引越シーズンは買取価格が下がる可能性があります。
高層階ビルやエレベーターが無いオフィスビルは、回収費用が割増になることがあります。
食品類や危険物(爆弾、銃など)、医療器具などは回収業社でも回収できません。処分方法が不明な物は不用品処理業者に聞いてみましょう。
買取されやすいオフィス用品とは
安くてお洒落なものが多い組み立て家具は、解体が可能な場合、買取・処分の対象になりやすいといわれています。
オフィス移転の回数が多い、創業したばかりのスタートアップ・ベンチャー企業には、組み立て家具で使い回ししやすいデスクがおすすめです。
高価格なオフィス家具は、想像よりも買取価格が低くなりやすく、有名メーカーであれば、買取価格は高くなる傾向があります。
日本メーカー以外のオフィス家具は処分料金が高くなることがあります。
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執筆者 ハイッテ編集部
株式会社IPPO全般のマーケティングを担っています。ハイッテの運用のほか、オフィス移転事例や賃料相場、オフィス調査なども行なっております。