学生時代の海外留学やVCへのインターン経験を経て現在に至る近藤氏。海外留学をする中で第三者を支援する面白さに気づき、あらゆることに果敢に挑戦していく同氏に、起業家との向き合い方から今後の展望についてお話を伺いました。
Gazelle Capital株式会社
インベストメントチーム
キャピタリスト
近藤 絵水 氏
この記事の目次
Gazelle Capital株式会社について
特徴・強み
弊社は独立系VCかつスタートアップ気質だからこそフランクに相談しやすい環境があるのではないかと思います。そのため我々も創業期の起業家の皆さんと同じくらいスタートアップ企業ならではの課題を日々感じているので、より近い目線で課題解決に向けて伴走することができるところが強みだと思っています。
また起業家や新規事業担当者に向けたYouTube番組「スタートアップ投資TV」の運用を行っていることで資金調達をはじめとする投資先支援が充実しているのではと感じています。
投資先のターゲット
既存産業×ITの領域で事業展開しているプレシード期・シード期のスタートアップを中心に投資を行っています。具体的には第一次産業や第二次産業におけるDXを推進する企業や、SaaSの事業体をイメージいただければと思っております。
投資する際のポイント
上記のターゲットに該当する既存産業にITを導入していくスタートアップを中心に、プレシード及びシード期に特化して投資を行っています。個人的には業界に対して熱いパッションや強い課題感を持っている起業家さんや、情報リテラシーの影響等、新しい施策を受け入れづらい旧態依然な産業を打開するプロダクトやサービスに惹かれます!
近藤氏について
VC業界で働いている理由
私がVC業界で働く理由は、尊い起業家である皆さんの成長に、最も関わることができると考えたからです。学生時代の私は、なぜ生かされているのだろうなどと考えてしまうような子でした(笑)。やりたい事すら見つかりませんでしたが、2回の海外留学時に現地の小学校でのボランティアをしたり、中・高校で日本語教師をしたりしているうちに、自身の影響により子供たちが成長し、世界が広がる様を実感することができました。その経験から人に尽くす仕事がしたい、それが自身のやりたいことかつ、最も自分が貢献できる立ち位置だと漠然と思うようになりました。それと同時に、自分と相反する強い課題意識やパッションがモチベーションとなり、新しいものに挑戦している方に惹かれはじめ、その方々の多くが「起業家」でした。私自身は起業家の皆さんのように社会課題を自分の解決するべき命題と捉え、チャレンジするタイプではないからこそ、その考えを持つ尊い起業家の皆さんと少しでも関わりたいと思っています。そして、一緒にその壮大な夢を見させて頂きながら成功確率を上げる手伝いをしたいと考えています。
Gazelle Capitalに入社したのは、学生時代にインターン生としてお世話になったことがきっかけです。当時はインターン生のみ採用していたため、他企業への就職により中長期的には関わることができませんでした。そのため一旦ご縁は途切れることとなったのですが、新卒として働き始めたある日、代表の石橋から「社員雇用を検討しているが入らないか」とメッセージをもらいました。大変驚きましたが、VCを一旦のキャリアのゴールとしていた私はご連絡を頂けたことが嬉しく、社員として再びGazelle Capitalにジョインすることを決意しました。
投資先とのエピソード
投資先とのエピソードで一番嬉しかったことは、投資を受けて頂けた理由の1つに、私のアクションが入っていたことです。初めに私からのアプローチでご縁が始まったことや、明確なビジョンを持ちながらも固執した業界構造などを正しく理解されていた姿など、その方に大変惹かれていたためその喜びはひとしおでした。起業家に寄り添い信頼され、必要とされる存在でありたいと強く思う一つのきっかけとなりました。
最近注目している領域
注目している業界としては、既存産業領域です。投資先との協業関連で様々な企業へ視察に行かせていただく機会があり、その際に改めて自分自身は既存産業領域に興味があると実感しました。新興企業や新しいビジネスにだけ光が当たり、SNSで多くの若者から注目を浴びているのに対し、既存産業はそこまで注目を浴びずに軽視され、存在して当たり前のように捉えられてしまっていることに疑問を持っています。既存産業が再注目され、皆が日本の産業として誇れるよう、ITの力を適切に導入して改革する支援をしたいと思っています。直近面談のご縁をいただいたこともあり、建築関係や縫製業界に関心を持っています。それぞれの業界毎に様々な特色があると思うので、既存産業領域で解決すべき課題が無いのか日々注目し模索しています。
今後の展望
Gazelle Capitalとしては投資先のサポート体制をさらに手厚く確立すること、キャピタリストとしては最も起業家に寄り添える最強の伴走者になることを目指します。
ファンド、そして個人の支援によって事業拡大のための新たなる推進力になれるように日々邁進していきたいと思っております!
編集後記
学生時代から「支援する面白さ」に気づき、成るべくしてVC業界に参入した近藤氏。柔らかいお人柄の一方で、学生の頃から苦手な事にはあえて真っ向から挑戦していくと仰っていたのが印象的でした。個性を生かした今後の更なる飛躍にも注目です。
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