2021年11月、洗練された大人の街・麻布十番に誕生した「Bizflex麻布十番」。
外観はブロックを積み重ねたようなデザインで、オフィス周辺の高級高層マンションにも引けを取らないラグジュアリーでスタイリッシュな印象です。「Bizflex麻布十番」を手掛けたのは大手不動産デベロッパーであるヒューリック株式会社。賃貸オフィス事業で培ってきた知見を活かし、新たにフレキシブルオフィス事業に取り組み、シリーズ展開しています。
ヒューリック株式会社は、東京23区を中心に好立地のオフィスビル・銀行店舗・商業ビルやホテル・老人ホーム当等の不動産賃貸業を中核事業とする不動産デベロッパー。
30物件以上を保有する銀座・有楽町エリアはじめ、都心の主要なエリアで多数物件を保有しています。「選択と集中」をキーワードに、人口動態や事業リスクを鑑みて、マンション開発や海外不動産、地方や大規模物件の保有・開発は行わない、特徴的な経営を行っています。
また、他社に先駆けて新しい事業分野に挑戦しており、「高齢者」・「観光」・「環境」・「子ども教育」のそれぞれ頭文字をとった「4K ビジネス」を展開しています。今回はBizflexの企画・営業を担当している、ヒューリック株式会社新事業創造部Bizflex事業室の竹内さんに館内をご案内いただきながら、同社について、Bizflexの魅力についてお話を伺いました。
この記事の目次
新シリーズ「Bizflex」について
「良いオフィスビルに入っていることがステータス」というのはどの時代も変わらないと思うのですが、働き方改革が進み、組織として強くなるためには「ワークプレイスをどう活用していくか」が重要になっていくと思います。入居企業に対して、良いオフィスビルはもちろん、企業成長に貢献する高品質なワークプレイスを提供していくことがBizflexのテーマになっています。
Bizflexのコアバリューは、入居した企業が人的リソースや資金をどれだけ自社の事業に投入できるかというところにあります。オフィス賃借の現状は、敷金が賃料6ヶ月〜12ヶ月、多額の内装費用や原状回復費用、契約形態を見れば2年間契約で途中解約は違約金が発生するなど、長期固定的な契約が多いです。一方でスタートアップ企業は成長スピードも早く、契約満了の2年が経つまでには社員が増えてオフィスに入り切らなくなってしまうことも考えられます。その度に違約金を支払って退去して、什器も廃棄してとなると膨大な時間と労力と資金を注ぐことになります。
Bizflexではその手間や無駄を極限まで省き、オフィス選びに新しい選択肢を提供しています。
Bizflexシリーズの特徴
特徴はオフィスの借りやすさにあります。
【内装・家具付きオフィス】
入居時の内装工事や退去時の原状回復工事が不要で、移転にかかるコストや移転準備の負担を軽減。契約後は速やかに入居ができます。
【敷金不要】
通常、オフィスを賃借する際には6ヶ月〜12ヶ月分賃料を敷金として支払う必要がありますが、Bizflexでは敷金は0円。敷金に充てるはずだった費用を本業へ注ぐことができます。
【諸費用込み定額賃料】
水道・光熱費・清掃費・インターネット使用料金がすべて賃料に含まれるプランも選択することができ、煩雑な契約手続きや支払いの手間を軽減可能です。
【短期利用が可能】
通常オフィスを退去する場合、6ヶ月前など早めの予告が必要になりますが、Bizflexは退去予告3ヶ月前でも対応可能。成長企業のスピード感に合わせて柔軟に利用できる企業ファーストなオフィスです。
【サステナビリティへの取り組み】
弊社は、持続的な社会の実現に向けた環境への配慮にも力を入れています。Bizflex麻布十番にもその思想は組み込まれており、様々な部分で体現されています。
- 内装付きのセットアップオフィスなため原状回復の必要もなく、廃棄物量を削減
- 使われている電力は再生可能エネルギ−100%となる予定
- 床材は経年劣化が目立ちにくい素材を採用することでテナント入れ替えの度に張り替えることなく長期利用を実現
- リサイクル素材を使った什器を使用するなど、デザイン性を担保しながらエコに配慮した空間
スタイリッシュな内装だけでなく、SDGsを意識したデザインは今の時代にもマッチしているのかなと。入居する企業としても「サステナビリティに配慮したオフィスを選んだ」というステータスは企業ブランディングの1つになるのではないでしょうか。
【バイオフィリア思想】
バイオフィリアとは「人間は自然とのつながりを本能的に求める」という考え方のことを指し、この思想にもとづいて心地よいワークプレイス環境を提供しています。
- すべてのフロアに広々とした専用テラスが設置され、オフィスにいながらも外の空気や光を感じることが可能
- シェアフロアには多くのグリーンを配置し、自然を感じられる空間
- 各フロアの床や什器などは、木のぬくもりが感じられる素材を使用
館内の至るところに自然を感じさせるデザインやプロダクトが設置されています。視覚や感触、嗅覚など五感で自然を感じられるワークプレイスです。
オフィスDXの取り組み
Bizflexには入居者専用のアプリがあります。
【専用アプリでできること】
- シェアフロア会議室の予約(入居企業が日常的に使用しているクラウドカレンダーと連携可能)
- シェアフロア入館用QRコードをゲストに送付
- ゲストの無人レセプション機能
- フロア専用Wifiと連携し、出社している社員を一覧表示
入居されるワーカーの方々の日常的なひと手間を効率化することを目的にオフィスDXに取り組んでいます。例えば、ゲストのレセプション機能は、入居者の電話取次対応を減らすことができる上、ゲストはQRコードで自らセキュリティを解錠することで、会議室に入室して待つことができます。オフィスをDX化するメリットは、機能を継続的に追加できるところです。Bizflexアプリをアップデートすることで、常に最新のワークプレイス体験をご提供できるという付加価値がBizflexの強みです。
Bizflexのターゲット層
外資系企業のようなキャッシュフロー経営の企業や、資金調達をしている成長企業をターゲットとしています。資金調達先のVCやエンジェル投資家からしてみれば「オフィスではなく事業に対して資金を使ってほしい」という考え方もあるのではと。入居工事や敷金などイニシャルコストをかけずに合理的に資金を使ってもらえる方が、企業にとってもアピールポイントになるのではないかと考えています。
オフィスの規模的にも伸び盛りの成長企業がメインターゲットになると思うので、成長段階のホップ・ステップ・ジャンプの「ステップ」の部分として使ってもらえれば嬉しいです。
大企業のプロジェクトオフィスやサテライトオフィスとしての利用にも合致した商品になっていると思います。
Bizflexシリーズの今後の展開
六本木・日本橋・神田・浜松町ですでに事業化が決定しており、2023年〜2024年にかけて竣工予定となります。年間5棟程度のペースで供給することを目標に用地の取得を検討しています。建設地としては都心のオフィスエリアで、駅徒歩3〜5分、1フロア50坪〜80坪であることが条件です。オフィスは駅から遠い物件であればあるほどニーズが落ちていくため、価値が落ちない駅近に構えることはシリーズ通して変わらない部分だと思います。
Bizflexは、業界的にも新しい形のオフィスだと思います。入居企業にとってメリットの大きい貸し方だと思っており、マーケットに定着してきたら、規模や新築に限らない展開も可能性はあると思います。
Bizflex麻布十番館内ツアー
今回インタビューにお邪魔したBizflex麻布十番の館内を紹介していきます。
Bizflex麻布十番は、企業の成長ステージに合わせたフレキシブルオフィスの柔軟性と、ハイクオリティな賃貸オフィスの機能性・グレード感を兼ね備えるハイブリッドな賃貸オフィスです。
麻布十番駅徒歩3分の立地にあり、2021年11月にシリーズ第一号として誕生しました。
ブランド名称である「Bizflex」の由来は、柔軟(Flexible)に、ビジネス(Biz)空間を借りたり返したりでき、先進のワークプレイスやデジタル技術(DX)を活用して生産性の向上をサポートしていくという意味合いが込められています。
エントランス
こちらのボックスはBizflex入り口の郵便受け。ゲストの目に触れる場所なのでデザイン性のある郵便受けに。外観のブロックを積み上げたようなデザインを表現し、かつエコを意識したコルク素材もBizflexの特徴を表しています。
ちなみに同ビルのデザイン監修は、世界50拠点に事業を展開する世界最大級の総合デザイン事務所「ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナルリミテッド」が担当。ラグジュアリーでスタイリッシュな中にもこだわりのあるデザインが魅力です。
エレベーターホール、シェアフロア入り口
エレベーターホールはシンプルでありながら、フロア階数の部分が外観と同じブロックを積み上げた形を表現したデザインとなっており、細かなところにこだわりが垣間見えます。
入り口はQRコードで入室できるシステムを導入。
事前にゲストへ専用QRコードを送付し、受付時にかざすだけ。無人での受付が可能で電話取次の手間が削減できます。また、このシステムはQRコードをかざすと解錠され、エントランスで待つことなく会議室内やラウンジスペースで待機することができます。担当者へはBizflex入居者専用アプリに来客通知が送られる仕組みとなっています。
シェアフロア
シェアフロアは、ゲストをもてなす「ラウンジスペース」、入居者専用アプリから予約ができる4つの「会議室」で構成されています。
会議室やラウンジスペースは、入居者共用のスペースになっており、ゲストとの打ち合わせなどに使用可能。ゲスト用Wi-Fiも完備されているためゲストもスムーズに打ち合わせに参加することができます。
ラウンジスペース
シェアフロアへ入室時にゲストが待機するスペース。コーヒーサーバーが設置されゆっくりくつろぎながら担当者を待つことができます。瑞々しいグリーンと4mを超えるスケルトン仕様の天井が開放感を演出し、快適な空間を生み出しています。
会議室
会議室は入居者専用アプリを使って予約し、使用することができます。4人掛け、6掛け、8人掛けが2つの全部で4部屋用意されています。それぞれテイストやカラーリングが異なりますが、4部屋共通してホワイトボード、モニター、スピーカーマイクが標準装備されています。
またこの会議室は、ガラス張りですがスラブtoスラブで設計されているため防音性にもしっかり配慮。内側のカーテンを引けば外から見られてしまうこともなく、情報セキュリティ面でも安心です。
香りのおもてなし
Bizflex麻布十番へ足を踏み入れた瞬間に香るなんとも素敵な香り。香りの正体はラウンジスペースで炊かれている天然のアロマ。ティートリーの爽やかでクリーンな香りは、室内にいるのにまるで森の中にいるかのような・・・そんな感覚を体験できる落ち着きのある空間です。
専有フロア
1フロア1企業が入居できるBizflex麻布十番のフロアを紹介していきます。今回ご案内いただいたのは5Fのフロア。
<フロア情報>
オフィスフロア面積:72.98坪(241.28㎡)
テラス面積:3.23(10.68㎡)
座席数:43席(デスク:18席、フリー席:24席、フォンブース:1席)+会議室:8席×1、4席×1
※ワークデスクを増やしたレイアウトもご用意しています。(別途費用が発生する場合もあり)【別途レイアウトデータをお送りしますので、追加御願いします。】
広々としたワークスペースは仕事が捗る広さ。通路などの導線も広く取られ、快適に過ごすことができます。5Fの場合はテラスからは東京タワーが望める贅沢なロケーション。窓際のカウンター席はゆっくりランチを食べたり、作業をしたりと使い方は自由自在です。カウンターの各席にコンセントがついているのも嬉しいポイント。
会議室は8人掛けと4人掛けの2つが完備され、使い勝手のいいレイアウトです。8人掛け会議室の隣にはちょっとしたミーティングに使えるテーブル席も。さらにはフォンブースも完備されており、至れり尽くせりのオフィスです。
また8人掛け会議室のテーブルはリサイクル素材で作られており、サステナビリティにも配慮されています。
ソファーが置かれたコミュニケーションスペースもこだわりのひとつ。自然と円になるように配置され、話が弾むような空間に。ワークスペースとの間をカーテンで仕切れば気配を感じつつも分けられた空間に早変わり。賑やかに話したり、イベントに使ったり、大勢でランチをしたり、様々な使い方が可能です。
今後のオフィスの在り方とは
オフィスは「企業の顔」であり、リモートワークが進んでいる時代においてもコミュニケーションのハブになっていくのだろうなと思います。セントラルオフィスが果たすべき役割は変わらず、企業のブランディングや優秀な人材を採用するためには、それ相応のオフィスが必要になってくると思います。対外向けの信用度、社内のコミュニケーションや文化を作るという観点でもオンラインだけでは成り立たず、オフィスは今後も大事な拠点であると言えます。Bizflexは今までのオフィス賃貸に加えて、企業が求める機能までトータルデザインしてワークプレイスをご提供します。
編集後記
入居者ファーストな設備が整ったBizflex麻布十番。駅徒歩3分の好立地でハイスペックなクオリティは企業ブランディングにも一役買うことでしょう。2023年以降に続々登場するBizflexシリーズが今から楽しみです。
ハイッテ編集部からの一言
株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引っ越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
- 人員の採用計画をどうするか
- 企業ブランディングの向上をどのように行うか
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