- 事業拡大のため、採用計画やオフィスのあり方を見直す段階に入った
- 旧オフィス（新宿３丁目付近）周辺で新オフィスを探していたが、希望に合致したオフィスがなかなか見つからなかった
- 会議室の取り合いが発生していた
- オンラインによる打ち合わせが多いが、オフィスが狭いため、業務に支障が出ていた
- 常駐のビジネスメンバーだけでなく、出社する社員が増えた（出社率の向上）
- スタートアップ企業らしい内装で働く環境の大切さを実感
- 内定承諾率が上がり、順調に人員を増やすことができている
- オンライン商談が中心だが、来社してもらう機会を自分たちで作るようになった
レンタル商品関連サービスを展開している、株式会社TENT様はオフィスに常駐するビジネスメンバー7名＋フルリモートのエンジニア2〜3名のスタートアップ企業です。
今後の採用計画や事業拡大を見据えて、居抜きオフィスへの移転を実施されました。
今回はカウリル事業部に所属しながら、オフィス移転プロジェクトを担当された、倉根様と大野様に移転先のオフィス選定や旧オフィスの課題、移転後の変化、そして、移転先である中目黒に対する社員の”まさかの評判”について、お伺いいたしました。
この記事の目次
株式会社TENT様（居抜き入居）の会社概要
| 社名 | 株式会社TENT |
| 業種 | 下記サービスの企画・開発・運営 ・レンタル商品（サブスク）専用プラットフォーム「カウリル」 ・レンタル商品（サブスク）専用 在庫管理システム「ZAIKA」 ・レンタル事業のフルフィルメントサービス「レンタルストック」 ・社内外への物品貸出と現物管理ソリューション「アイテムトラッカー」 |
| 従業員数 | 8名（2024年9月時点） |
| 課題 | 採用計画やオフィスのあり方を見直したかった 希望に合致したオフィスがなかなか見つからなかった 会議室の取り合いが発生していた オフィスが狭いため、オンライン商談の音漏れによる支障が出ていた |
| 東京オフィス | 東京都目黒区上目黒３丁目6番18号 WIND NAKAMEGURO BLDG.7F |
| 移転の方法 | 居抜きオフィスへの入居 |
株式会社TENTは、レンタル商品（サブスク）関連の専用プラットフォームや在庫管理システムなどの企画・開発・運営をされている、今、注目のスタートアップ企業です。
”購入体験 × テクノロジーで、流通を再構築する”というミッションを掲げ、個人向けのアウトドアや美容家電から、事業者向けの家具・工具まで幅広く対応しています。
開設ストア数200店以上、掲載アイテム7,000点以上、在庫管理数5万点以上を10人未満で運営する、少数精鋭のスタートアップ企業といえます。
取締役 大隅
居抜きオフィス移転は、急成長中のスタートアップ企業が費用を抑えながら、迅速な移転を可能とする優れた移転方法です。
株式会社DIRIGIO様（居抜き退去）の会社概要
株式会社TENT様の移転先は、株式会社DIRIGIO様が居抜き退去された居抜きオフィスです。
| 社名 | 株式会社DIRIGIO |
| 業種 | ・モバイルオーダーの構築から流通促進までを一気通貫で提供するモバイルオーダープラットフォーム事業の展開 ・自社モバイルオーダーサイト・アプリ・LINEアプリの構築ができるサービスである『Picks -MOシステム-』の提供 ・飲食店のテイクアウト・デリバリーを中心とした集客を支援するポータルサイト『Picks -マーケットプレイス』 |
| 従業員数 | 25名 |
| 東京オフィス | 東京都目黒区中目黒1-1-17 LANTIQUE By IOQ 208号室 |
| 移転の方法 | 居抜き退去 |
株式会社DIRIGIOは、モバイルオーダープラットフォーム事業や自社モバイルオーダーサイト・アプリ・LINEアプリの構築サービスを展開している、ベンチャー企業です。創業期から順調に成長を続け、入居されていたオフィスも前のテナント様より引き継いだスタートアップらしい内装が特徴的でした。
今回は更なる事業成長のため、新たなオフィスへと移転されることとなり、居抜きオフィス移転コンサルティングを弊社が担当させていただきました。居抜きオフィスにご興味をお持ちでした、株式会社TENT様に旧オフィスを引き継がれています。
取締役 大隅
居抜きオフィス移転コンサルティングは、従来のオフィス移転仲介とは異なり、退去テナント様と入居テナント様をお繋ぎする、マッチングサービスです。
双方のお客様のご要望に加え、オフィスビルオーナー様との信頼関係がなければ実現できません。
東京都心へオフィスを構えたい、居抜きオフィスにご興味がある経営者様や移転担当者様はぜひご参考ください。
立ち退きが9月に迫る中での急ピッチのオフィス移転
—— 本日はよろしくお願いいたします。今回のオフィス移転はスケジュールがかなり短かったとお聞きしています。
株式会社TENT 倉根様：はい、前のオフィスが2024年9月に取り壊しが決まっていたのですが、なかなか希望するオフィスが見つからず、退去日ギリギリになってしまいました。
そのため、内装工事やオフィス家具の準備に要する時間を削減できる居抜きオフィスを探していました。
——–最初はどのエリアでオフィスを探されていたんでしょうか？
株式会社TENT 倉根様：前のオフィスが新宿3丁目だったこともあり、新宿駅周辺で探していたのですが、なかなか希望に合致するオフィスがありませんでした。
新宿以外にもスタートアップ企業が集う渋谷周辺でも探してみましたが、結果は同じでしたね。
—— 東京都内の人気エリアは空室率が下がっていたので、その影響もあるかもしれません。新しいオフィスの希望条件はどんなものだったのでしょうか。
株式会社TENT 倉根様：先にお話しした通り、退去まで時間がないこともあり、居抜きオフィスにこだわりました。もちろん、賃料や引き継げる什器なども考慮しましたが、広さと会議室だけは譲れないポイントでした。
弊社の事業フェーズ的に7名のビジネスメンバーは出社、エンジニアなどの職種は在宅勤務としています。
しかし、デスク同士の間隔が狭く、鮨詰め状態だったんです。オンライン会議や商談が多いため、自席での会議やちょっとした電話をするにしても狭かったです。
また、6名用会議室がひとつしかなく、同じ時間帯で会議が被るとメンバー同士の取り合いも発生していました。そのため、今よりも広くて、会議室が多い居抜きオフィスは絶対に外せない条件でした。
しかし、新宿や渋谷では希望するオフィスが見つからず、退去までの時間が迫り、IPPOさんに依頼する形となりました。
—— スタートアップ企業は事業が成長するにあたり、どうしてもオフィスの広さや会議室の数は課題となります。今回のご依頼もその点を重視してご紹介させていただきました。
ようやく見つけた移転先は…？ほぼ全社員が立地に不満…！
—— 今回、入居されたオフィスは中目黒です。皆さんの評判はどうでしたか？
株式会社TENT 大野様：それが移転先が中目黒になると伝えたら、ほぼ全員が不満を言い出したんですよ。
希望する広さや会議室の数、そして居抜きオフィスであること、内装もスタートアップみたいで弊社の代表は気に入っていたので、問題ないかと思ったら、驚きでした。
—— 確かに新宿と中目黒は雰囲気も働いている人も全く違います。中目黒には、新宿で見かけるようなスーツ姿の人も少なそうです。
株式会社TENT 大野様：確かに街中で見かける人や街の雰囲気も全く違っています。
でも「住めば都」という言葉通り、最初は不満がっていた社員たちも新宿とは違ったオシャレなカフェやランチが楽しめるとあって、結果的にはストレスにはなっていなかったので、よかったです。
—— その他にも社員さんの反応などで気になったことはありましたか？
株式会社TENT 大野様：前のオフィスは、まさに”仕事をするだけの場所”の感じでした。
しかし、ずっと同じ席に座っていると考えが煮詰まってくるんですよね。
スタートアップ企業は創造力が求められるため、遊び心やゆとりを感じられるフリースペースも欲しいと思っていました。今のオフィスに移転して、社員のみんなに心のゆとりができたと感じています。
—— スタートアップ企業でフリースペースやラウンジがよくて、オフィスを決められることはめずらしくありません。こちらのオフィスの決め手を伺ってもよろしいでしょうか。
株式会社TENT 倉根様：希望するオフィスが見つかってからは、トントン拍子で決まっていきました。
最終候補として2〜3つの居抜きオフィスを内見させていただき、代表と一緒に見比べた結果、こちらのオフィスが広さや会議室、賃料なども条件と合致していたんです。
そうした条件面だけでなく、スタートアップらしいお洒落な雰囲気も決め手になったと思います。執務室はスケルトン天井で天井が高く、圧迫感もありません。
また、壁沿いに並べられたソファがあるラウンジもベンチャー企業らしいなと思い、代表も気に入ったため、こちらのオフィスに入居させていただきました。
株式会社TENT 大野様：前のオフィスはオフィスビルだったんですが、どこかシンプルでお洒落な感じではなかったんです。
これから人を増やしていくにあたり、オフィスの雰囲気も大事だなと感じたことも良い経験でした。
共同創業者／取締役
大隅
スタートアップ企業に人気の高い居抜きオフィスはすぐに埋まってしまいます。
気になる居抜きオフィスがあれば、お気軽にお問い合わせください。
想像以上に大変だった居抜きオフィスへの移転
右：株式会社IPPO オフィス移転コンサルタント 斎藤
—— 今回、実施された居抜きオフィス移転で大変だったことを教えてください
株式会社TENT 倉根様：退去の最終日が7〜8月だったため、スケジュールが非常にタイトでしたね。
また、居抜きオフィス移転は通常のオフィス移転とは違い、造作譲渡契約の締結や調整が必要です。オフィスの条件が希望するエリアで見つからず、「本当に引越しできるの？」と社員全員が思っていたと思います。
人数も少なく、オフィス移転作業だけをする人がいなかったため、みんなで分担してやったのですが、通常業務をしながらの作業になるので、オフィス移転については、どんどん優先順位が低くなっていきました。
—— 居抜きオフィスは宅地建物取引士の知識だけでなく、居抜きオフィス特有の専門知識も必要です。
株式会社TENT 倉根様：はい、おっしゃる通りです。
造作譲渡契約の取りまとめや締結は他のメンバーにお願いしていたいのですが、電子レンジは退去される企業様か弊社のどちらが処分するかなど、とても細かい取り決めがあったと驚いていました。
—— 居抜きオフィスは造作譲渡契約の調整や交渉をしっかりやれば、内装工事やオフィス家具の調達などのコスト削減できますので、本当におすすめです。
Face to Faceで会う大切さとコミュニケーション機会を作り出す
—— 新しいオフィスへ移転した後の変化を教えてください。
株式会社TENT 倉根様：社員の出社率が上がり、採用では内定承諾率が上がりました。
大野も言っていましたが、やはりオフィスの雰囲気はとても大切だと思います。前のオフィスでは、お洒落にしようと気を使っていましたが、働く環境までフォーカスしていませんでした。
移転後、社員から「気に入りました」という声もよく聞くようになり、私も改めて環境って大切だと気付かされました。弊社の代表も今のオフィスはスタートアップっぽくて良いと喜んでいます。
—— 居抜きオフィスは退去されたテナント様が、想いやこだわりを持って実現された内装が人気です。その後、御社でも何か工夫されたとお聞きしました。
株式会社TENT 大野様：本当に働きやすく、良い環境だと感じています。
また、自分たちの会社の特徴と社員からの要望を参考に壁紙やレイアウトを変更させていただきました。
元々、退去されたテナント様が残していただいた内装が良かったので、カスタマイズ自体はとてもスムーズにできました。内装はほとんど変更していないのですが、今後の採用計画も考慮して、トイレの鍵の追加をしました。
—— オフィス移転は採用強化や社内外のコミュニケーション促進の効果も期待できます。そうしたヒトの交流に変化などはございましたか？
株式会社TENT 倉根様：前のオフィスに比べて、オフィス内が広くなり、ラウンジなどコミュケーションのきっかけとなる環境が整いました。
普段の業務でも感じていますが、顔を突き合わせて、コミュニケーションすることは、ビジネスの成長に欠かせないと実感しています。そう感じたこともあり、オフィス移転後は、お客様も含めて来社していただく機会を自分たちで増やしています。
今でもオンライン商談が主流ではありますが、会議室を利用した対面による打ち合わせや、お付き合いのあるパートナー企業様をお招きして、社内を案内するなど直接的なコミュニケーションを大切にしています。
—— 移転後、社員の皆さんが積極的にコミュニケーション機会を創出されているのは素晴らしいことだと思います。
希望エリアと違っても”社員が喜んでくれる環境”を手に入れられた
右：株式会社IPPO オフィス移転コンサルタント 斎藤
—— IPPOに依頼して良かったことを教えてください
株式会社TENT 倉根様：退去日が迫る中、とても親身に相談に乗っていただけました。
当初は前のオフィスと同様の新宿、もしくはスタートアップ企業が多い渋谷で探しており、最初は考えていなかったエリアでしたが、結果的に”社員が喜んでくれる環境”を手に入れられることができました。
また、表面的な条件だけでなく、弊社の将来や採用計画といった細かいところまで汲み取っていただき、最適なオフィスを複数ご提案していただきました。普段の業務の忙しさから希望やオーダーが大まかになってしまいましたが、そういった状況でもしっかりと紐解いていただき、提案していただいたことは、とても助かりました。
—— そう言っていただけると本当に嬉しいです！最後に、これからオフィス移転を検討している方にひと言をお願いいたします
株式会社TENT 大野様：弊社のようにリモートワークが主流であっても「リアルで会うことは大切」ということを実感しています。
これは、スタートアップやベンチャー企業に限らず、外資系を含む大手企業にも通じることで、リモートワークで事業が継続できるといっても、オフィスにはある程度投資していくことは大切だと思います。
もちろん、スタートアップ企業には資金面で課題があることも多く、オフィスに投資し過ぎることはよくありません。それでも企業や社員の成長に応じて、最適なオフィスに移転することは、事業成長を遂げるために必要なモチベーション向上には欠かせない要素と考えています。
今回、弊社が実施した居抜きオフィスはコストと移転期間の削減に大きく貢献してくれました。
社員へのヒアリングや活気があるオフィスで働いている人の意見を参考にしながら、コストに見合ったオフィスを探してみてください。
——- この度はありがとうございました！株式会社TENT様の今後の成長を楽しみにしております！
※掲載内容は取材当時のものとなります。
株式会社IPPO セールス
営業担当者 斎藤 ゆりの
学生起業をされている方やシード期のスタートアップ・ベンチャー企業の経営者を中心にオフィス移転コンサルティングを実施。
前職では、結婚式や披露宴会場の選定やウェディングプランを提供するブライダルプランナーとして活躍。ブライダル業界と同じように、一大イベントである”オフィス移転仲介”の世界を知り、株式会社IPPOに入社。
居抜きオフィスへの移転をご検討の方はご相談ください
ハイッテ by 株式会社IPPOでは、スタートアップ・ベンチャー企業を中心に、居抜きオフィスの仲介を行なっています。
東京都内の居抜きオフィス移転の豊富な知識と経験から、採用・事業拡大や新規進出を考えている方へオフィス移転コンサルティングを行っております。ぜひお気軽にご相談ください。
