バスタ新宿のすぐ横に位置し、キッチンや畳ルーム、シャワーまで完備されている「12SHINJUKU (ジュウニシンジュク)」へ移転した株式会社GAUSS。
同社の執行役員 CFOの渡辺氏とコーポレート本部の小谷氏に移転時のエピソードを伺いました。
この記事の目次
会社GAUSSについて
株式会社GAUSSの概要をご紹介します。
社名 | 株式会社GAUSS |
業種 | AIパッケージ共同開発、コンサルティング、公営競技予想AI |
従業員数 | 12名 |
課題 | ・オフィス取り壊しが決まっていたので移転の必要性があった ・従業員に対してフロアが広すぎた ・在宅勤務の導入によりコミュニケーションの密度に課題が出てきた |
東京オフィス | 東京都渋谷区道玄坂1-19-9 第一暁ビル 9階 |
移転の方法 | 建て壊し前の原状回復義務免除のオフィスへ移転 |
誰でもAIが開発できるAIプラットフォーム「GAUSS Foundation Platform」や既存のカメラでも運用可能な低価格高性能画像認識AI「GAUDi EYE」の開発及び提供しています。
また、AIを活用した新規事業の共創やAI競馬予想「SIVA」を運営しています。
オフィス移転前
オフィス移転をするきっかけ
きっかけは以前のオフィス取り壊しです。取り壊しの日程は今年の10月でしたが、広く取っていたフリースペースが感染症拡大の影響であまり使われなくなっていたので、早めに移転をしてランニングコストを抑えようということで動き出していました。
以前のオフィスは社員数に対して広すぎたためコミュニケーションが希薄になっていました。
感染症拡大の影響で在宅勤務を取り入れましたが、開発のスピードに課題が出てきたため全員出社体制に戻しました。
しかし、いざ出社に戻ってもオフィスが広すぎたことにより離れた席に座ってしまい、社内で一体感が弱くなる恐れを感じました。
弊社の特徴は、一体感を持ち同じ方向へ進んでいくことです。
チームビルディングに即した、コミュニケーションが密に取れるオフィスへの移転を決めました。
物件選定の条件
コミュニケーションを密にすることが目的だったので社員数に対して狭いくらいの大きさのオフィスを探していました。
新規プロジェクトも立ち上がっていたタイミングだったため、一体感が持てるように少しきついくらいが希望でした。
12SHINJUKU (ジュウニシンジュク)は新宿駅の目の前でアクセスが良く、コストパフォーマンスも文句なしでした。
加えて、建て壊し前の物件ということで原状回復費用がかからない点も魅力的でした。
弊社の社員は自分たちでオフィスをいじることが好きで、以前のオフィスも天井に穴を開けて配線をいじり防犯カメラをつけ、そこにAIを乗せたりしていました。
移転してきて、現在のオフィスも壁にホワイトボードやロゴを自分たちで設置しました。
みんなで作っていくという作業が一体感を持てて楽しいです。
オフィス移転時の状況について
以前のオフィスの原状回復に関するやり取りが大変でした。
やり取りが長期に渡ったため、時間がなく業者に依頼するスケジュールもギリギリでした…。
最終的に一つの業者で引っ越し・残置撤去・原状回復などをまとめて依頼したことで費用を少し抑えられました。
また、移転に関連するタスクとスケジュールをシステム開発会社らしくWBSを作成して全社で共有していました。
移転は弊社のエンジニアを巻き込むことになるので馴染みやすいものがこの形でした。
特に引っ越し当日、サーバーの移動はサービスの稼働時間帯に関わってくるので、作業をイメージしやすいように時間単位でも可視化していました。
業者へ相見積もりを取る際も活躍すると思います。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
1番の大きな変化は、情報共有がしやすくなったことです。
狭くなったからこそ、近くに誰かがいて何かあればすぐに気づくことができ、お互いの協力に繋がるようにもなりました。
なんとなく話している内容が聞こえてくるので自然と会話が生まれています。
そして、倉庫を作ったので整理整頓する場所ができました。
非常に小さい精密機器も扱っているため、管理しやすくなりよかったです。
オフィスのお気に入りポイント
ビル共用エリアの屋上テラスです。
先日、バングラデシュ出身の社員が作ってくれたバングラデシュカレーを社員みんなで屋上に集まって食べました。
青空のもと、外の風にあたりながら良い時間を過ごしました。
気分転換に仕事をしてみたりラフな相談や話をするときに使用するのも良いと思います。
ビルのフリースペースもおしゃれで居心地が良く、ウェブ会議の際に活用しています。
また、サーバールームも以前は人が入れないぐらいの狭いスペースでしたが、広くしたため余裕を持って作業できるようになりました。
オフィスを構える理由
オフィスの価値
同業他社ではオフィスを持たず登記上のオフィスで全国に社員が点在している会社もある中、全員出社している弊社は同じ業界の中でも珍しいと思います。
弊社の場合、出社しているのは社風も関係しています。
私たちは今、みんなで同じ方向を向き組織文化と共通目的を根付かせるのが大事な時期です。
そのため、同じ場所で強い経験を共にすることで意識・価値観が共通化します。
それができて、同じ志をもった人が集まることで一つの意志が象徴される場所がオフィスです。
会社をイメージする際に、社員一人一人の顔と働く風景を想像すると思います。
社員から見た会社が具体的に想像できるオフィスという場所はあるべきです。
オフィスの空間で流れる空気や仕事をしている姿、人との関わりの積み重ねで過ごす時間をどうデザインしていくかがオフィスの価値だと思います。
今後世界が変容して個人の独立が進み会社の在り方が変わるかもしれませんが、みんなが会社を思い返したときに「立ち帰る場所」としてオフィスは必要ではないでしょうか。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
会社として今後何をしていきたいか、目的を明確化するべきです。
ミッションやビジョン、組織体制など会社の定義づけを、会社のトップから全社員を巻き込んで考えることに時間をかけて良いと思います。
そこが決まれば、なぜオフィスが必要なのか、どういう役割を期待するかがすぐ決まると思います。
ハイッテ編集部からのひと言
事業拡大・採用が進んでいる中、コミュニケーションを密に取るというチームビルディングのためあえて縮小移転をした株式会社GAUSS。
目的通り、移転を機にコミュニケーションが増えて業務効率もアップしているようでした。
移転時は、目的を明確化することが重要になるでしょう。
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