コミュニケーションを重視するコミューン株式会社がオフィスを構える理由について、お話を伺いました。
400坪超えの居抜きオフィスで移転したコミューン株式会社 コーポレートアクセラレーション 小林氏にインタビューを実施しました。
この記事の目次
コミューン株式会社について
コミューン株式会社の概要をご紹介します。
社名 | コミューン株式会社 |
業種 | 下記サービスの企画・開発・運営 カスタマーサクセスプラットフォーム「commmune」 カスタマーサクセスを実現するアクション基盤「SuccessHub」 インターナルコミュニティ構築「commune for Work」 |
従業員数 | 145名 ※2024年2月15日時点 |
課題 | ・組織の拡大を行う中でオフィスが手狭になった ・移転後も社員が通勤しやすいようにできるだけ今のオフィスに近い場所が条件 ・会議室の数やフロアのエリア分けができている働きやすい環境が欲しかった |
東京オフィス | 東京都品川区西五反田4-31-18目黒テクノビル2F |
移転の方法 | 居抜きオフィス移転 |
コミューン株式会社は、カスタマーサクセスプラットフォーム「commmune」、効率的なカスタマーサクセスを実現するアクション基盤「SuccessHub」、インターナルコミュニティ構築「commune for Work」の運営を行っています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
組織の拡大を行う中でオフィスが手狭になったので移転を検討しました。
以前のオフィスは現在のオフィスの1/3くらいの大きさで、当時は50名弱が在籍していました。現在は100名以上が在籍しています。継続して採用も行っているので、これから徐々に人数が増えていく見込みです。
物件選定の条件
以前のオフィスの3倍の常時150名がオフィスに滞在できる規模のオフィスを探していました。
エリア的には以前は五反田にオフィスがあったので、移転後も社員が通勤しやすいようにできるだけ近い場所が条件でした。
一時期はオフィスを縮小する話もあったのですが、感染症が拡大して3年目なので、より働きやすいオフィスにしたいと考えており、社員が働きやすいオフィスを基準にしていました。
設備面では会議室の数やフロアのエリア分けができるかどうかなどを見ていました。
例えば、エリア分けでは集中して作業ができるスペースとカジュアルに話しながら作業できるスペースです。
弊社では開発メンバーも在籍しているので、集中して作業するスペースは必要と考えていました。
また、弊社の移転スケジュール的に居抜きオフィスでないと難しいと思っていました。
10月中旬に移転を検討し、10月末には移転を決定したくらいのスピード感なので、通常のオフィスでは難しかったと思います。
仲介をお願いしたIPPOさんにも居抜きオフィスでないと内装を入れる時間もないと言われていたので、居抜きオフィス一択で検討していましたね。
オフィスの決め手
条件に合う居抜きオフィスを何棟か提案いただいたのですが、実際に内見したのはこのオフィス1棟だけです。どの物件も設備面や坪単価などはよかったのですが、弊社の移転スケジュールに合う物件はこの物件だけでしたね。
このオフィスに決めたのは、内見した際に前テナントが入居しているタイミングだったので、このオフィスで働くイメージがしやすかったのが大きな理由だと思います。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
以前のオフィスは所謂一般的なオフィスだったのでカジュアルなコミュニケーションをできる場がなかったのですが、今のオフィスではそういった場所があるので、社員からは出社が楽しみになったと言われています。
ハイブリットな働き方よりもマルチな働き方をしているので、執務スペースや会議室だけでなく、リラックスするスペースや集中するスペースがあって、さらにメリハリのある働き方ができるようになりました。
オフィスのお気に入りポイント
全て気に入っているのですが、その中でもお堀の芝生エリアとカウンタースペースは気に入っています。どちらも自然とコミュニケーションが生まれる場所で、お堀の芝生エリアはカジュアルなMTGをしたり、みんなで集まって交流をしたりしています。先日ボールを置いてみたら、フットサルをし始めていました(笑)
カウンタースペースにはお菓子やコーヒー、水を設置しているので、そこで休憩する社員同士が交流したりしています。
デスク配置とレイアウト
什器は以前のオフィスから持ってきたものもあれば、前テナント様から譲り受けたものもあります。
内装はほとんど前テナント様から譲り受けたのですが、これから内装を入れる可能性もありますね。
フォンブースや会議室も既に造作されていたもので、入居時に特になんの内装も入れていないです。
オフィスのエリア分けは、奥側が執務スペースになっており、開発メンバーがいるエリアだけ芝生を引いて、いろんなアイデアが生まれるようにしています。
当社のプロダクトがコミュニケーションを売りにしているものなので、社員同士のコミュニケーションが取りやすくなったのは移転してよかったポイントですね。
移転して見えた改善点
移転して大変だったこと
移転検討から移転完了までのスピードが早すぎるのは大変でしたね。
予定していたスケジュールよりも早く移転できたのは関係者のおかげだと思っています。
元々スピード感のある会社で大阪・福岡の拠点拡大もしており、移転に関してもスピード感があります。
今まではこのような大規模の移転には携わっていないのですが、脳みその疲労がすごかったですね(笑)
移転は意思決定後に考えることが多すぎて、スケジュール通りに各所に連絡をとって調整するのは大変でした。
今思えばやっておけばよかったこと
1ヶ月でこの規模の移転をしたのでやはり漏れていることはたくさんありました。
追加で購入する什器を選ぶ時間をもう少し確保して、もっと社員が働きやすい環境を提供できればよかったと思っています。
入居してみないとわからないことかもしれないのですが、会議室の音が若干反響するのでそういったところを内見時にみておけばよかったと思います。
順次吸音ボードを貼っているので改善される予定です。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
現在は毎週金曜日の週1出社が原則です。
出社日の金曜日の夕方には「オフィスアワー」を開催しており、ドリンクを会社で用意して、部署間の交流も兼ねてコミュニケーションを取っていました。
オフィスの価値
ただオフィスを構えるのではなく、自然とコミュニケーションが生まれるオフィスは必要だと考えています。
当社の方針として、オンラインとオフラインが可能なハイブリットな働き方をしています。
「働き方の選択肢があるオフィス」がコンセプトで、いろんな働き方を許容したいという社長の考え方が反映されています。
また、コミュニケーションを重視しているからこそ、様々な人と偶発的なコミュニケーションが自然と生まれるようなオフィスにしていきたいと思っています。
本来はオフィスに自分のデスクがあるべきだし、コミュニケーションを取れる場所があるべきだと考えています。
完全自由だと逆に選べなくなってしまうケースが多々あると思うので、働く選択肢を提供しています。
社員の働き方を増やすためにオフィスを構えているといっても過言ではないです。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
オフィス選びも重要ですが、仲介会社も重視すべきですね。「仲介会社を使い倒す」というと少し聞こえが悪いかも知れませんが、仲介会社とはコミュニケーションを密に取って連携をする必要があると思います。
会社のことを全部伝えて、それを柔軟に対応してもらえる仲介会社でないと移転はスムーズに行きません。
ハイッテ編集部からのひと言
400坪超えのオフィスへ移転した同社が検討開始からたった1ヶ月で移転完了したのはかなりのレアケースです。
居抜きオフィス移転の場合、スケジュール調整だけでなくどの内装を譲渡するのかの契約など通常の移転よりも多くの確認が必要になります。
株式会社IPPO シニアセールス
営業担当者 野橋 晃浩
マンションの一室やシェアオフィスの創業初期サポートから2000坪規模まで幅広い取引実績あり。不動産業界歴10年の経験を活かした多角的な提案を得意としており、お客様からの満足度が非常に高くリピート率99%以上を誇る。
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