VCのシェアオフィスから、今回初の移転を経験した株式会社ECPower。
オフィス選びの条件や移転してからの変化など、株式会社ECPower 代表取締役 増田 大夢 氏にお話を伺いました。
この記事の目次
株式会社ECPowerについて
株式会社ECPowerの概要をご紹介します。
社名 | 株式会社ECPower |
業種 | Shopifyに特化したEC構築・グロース事業 Shopifyアプリ開発事業 |
従業員数 | – |
課題 | ・シェアオフィスは固定費が下がる一方、成長速度が下がってしまう気がする ・顔を合わせる機会が増やし、コミュニケーションを促進したい ・今後の成長に備えて、文化醸成を検討すべきだと感じていた |
東京オフィス | 東京都港区南青山2-2-15 Win Aoyamaビル UCF6階 |
移転の方法 | シェアオフィスからのオフィス移転 |
株式会社ECPowerは「誰もがECで稼げる世界を作る。」をミッションとし『誰もが気軽にECを始められ、売上を作り出せる』仕組み作りに取り組んでおり、Shopifyに特化したEC構築・グロース事業、Shopifyアプリ開発事業を展開しています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
約2週間前にここに移転したのですが、元々はVCが投資している起業家がたくさんいる、一席ずつ借りるタイプのシェアオフィスにいました。
1年8ヶ月程いたのですが、VCから「そろそろ移転をしたら?」と言われて、移転を検討しました。
今回はVCに言ってもらったことで移転を検討し始めましたが、VCが移転するように言ってきたのには理由があると思っています。
シェアオフィスは固定費が下がるもののその分どうしてもぬくぬくしてしまうので、成長スピードが遅くなってしまうと感じました。
実際に成長している会社はオフィスを構えることで、顔を合わせる機会が増えコミュニケーションも活発になり、文化醸成も進むことから、それを起点に成長しているように感じます。
物件選定の条件
当初は家賃25万以下、渋谷・恵比寿エリア、駅徒歩5分以内の3つの軸に絞って検討していました。
何棟か内見していく中で条件が増えていったのですが、その中でも日当たりはかなり重視していました。
図面だとわからなかったのですが、内見していると結構日当たりが悪いオフィスが多くて…。
その他に、スペースの使い方や椅子をどのくらい置けるのか、ミーティングルームを作れるのかも気にして探すようになりました。
エリアはスタートアップやベンチャーが多い渋谷・恵比寿で考えていました。
最終的には西麻布の少し違うエリアになったので、内見をしていく中で自分たちがオフィスに求める必須条件が明確になったことで、エリアへの考えも柔軟になっていきました。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
一番の大きな変化は、人を呼びやすくなったことです。メンバーも来客も含めてです。
顔を合わせて仕事をしやすくなったことでコミュニケーションが活性化できました。
シェアオフィスの時は他社の人もいるので気を遣う状況でしたが、現在は伸び伸び仕事ができています。
さらに、自分たちが置きたいものを置けるようになったことも気に入っています。
私自身筋トレが好きなので、筋トレグッズをオフィスに置くことができました。
余談ですが、筋トレ好きではない社員もいつの間にか筋トレが好きになっているくらい筋トレ好きのメンバーが多いです。
これから会社のバリューやミッションを書いたポスターなども飾ろうと思っており、そういうものを置けるのも嬉しいです。
オフィスのお気に入りポイント
スペースの使いやすさ、日当たりが気に入っています。
内装は特にこだわっているわけではないんですが、机がここに入って、ミーティングルームがこんな感じでというイメージがしやすいオフィスだと感じています。
内見時に日当たりの良さも気にして見るようになって、内見した中でもこの物件が日当たりが良く、実際に作業もしやすいです。
移転して見えた改善点
移転して大変だったこと
シェアオフィスからの移転だったので、什器が何もないのは大変でした。什器を選ぶところから組み立てるところまで自社で全て行ったのでかなり時間がかかりました。
また、今まではゴミ捨てや掃除はシェアオフィス側でやってくれていたので特に大変だと感じたことはなかったのですが、今は全て自分達で行わなければならないので大変に感じています。
そのため、月曜日を掃除デーにしてメンバー全員で掃除をして、社内環境を整えています。
今思えばやっておけばよかったこと
Wi-Fiの準備はしっかりやっておけばよかったなと思っています。
Wi-Fi工事などを依頼した会社の対応がイマイチで、こちらが言うまで何も教えてくれない感じでした。
結果的にWi-Fi工事のスケジュールがずれてしまって、移転した初日はWi-Fi環境がない状態だったので、逆算してスケジュールを引いておけばよかったと思います。
ただ、トータルとしては初めての移転だったのですがかなり満足度が高いです。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
フルタイム、副業エンジニア、インターン生と12名在籍しているのですが、常に出社しているのは2名です。
最低週1日は出社してもらうようにしていますが、特に曜日や回数は指定しておらず、個人に任せています。
最近は感染症が拡大しているということもありリモートもしていますが、今後は出社することも増えると思います。
その中で、社員が出社したくなるオフィス環境を作ることが会社のやるべきことだと思っているので、環境も制度も少しずつ整えています。
例えば、筋トレ好きのメンバーが多いので、プロテインをいつでも飲めるようにフリープロテイン制度を設けたり、先程もお話した筋トレマシーンを置いたりしています。
言わば、パーソナルジムの環境をオフィスに設けたイメージです。
今は社員が男性だけですが、女性もゆくゆくは採用していきたいので、女性が出社したくなるようなオフィス環境も少しずつ整えていきたいと思っています。
この仲間・事業が楽しいと思って仕事ができることが一番なので、愚直に素晴らしい仲間・事業作りに取り組んでいきたいです。
オフィスの価値
さらに事業を成長させていくために、メンバー同士がもっと顔を合わせていかないといけないと感じています。
今後、感染症拡大が終結後の働き方は多様化していくと思うのですが、どんな業務形態であろうと顔は合わせたいです。
みんなと和気あいあいと仕事をするのが好きなんです。
感染症拡大が明けたら定期的にパーティーをしたり、知り合いも呼べるような場を設けてメンバーだけでなく色々な方が交流して繋がりを持てる空間に出来たら良いなと思っています。
実際に移転して2日後には副業メンバーも集めて一緒に買い物に行き、ピザパーティを行ったのですが、シェアオフィスの時はできなかったような深い交流ができてよかったですね。
そういうことができるのは、このマンションタイプのオフィスならではだと思っています。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
オフィスを選ぶときには自分だけではなく、社員が行きたいと思えるオフィスかどうかということも大事だと思います。
私の場合は、家で仕事をするよりも会社で仕事をした方が明るさやデスク周りなどの環境もいいですし、他のメンバーもいるので、仕事がしやすいです。
ベンチャーマインドでちょっとぼろいところに敢えていく、というのも有りだと思うんですが、それだけではなくて、自分がそこで過ごしたくなるか、来たくなるかが重要だと感じました。
ハイッテ編集部からのひと言
終始笑顔で気さくに移転について語っていただきました。
物件を探す条件はたくさんあれど、ここだけは絶対!という軸を決めると、スムーズに決断できる方が多いです。
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