会社規模をより大きくしていくためには、オフィスはなくてはならない場所であり、広い場所に移転する価値があると、MOSH株式会社の共同創業者の村山さんはお話くださいました。
個人で活動する方の実績とスキルの可視化ができ、簡単に個人のホームページを作成できるサービス「MOSH」を提供するMOSH株式会社。
移転の経緯やオフィスに対する考え方を熱く語ってくださっています。
この記事の目次
MOSH株式会社について
MOSH株式会社の概要をご紹介します。
社名 | MOSH株式会社 |
業種 | 「MOSH」の企画・開発・運営 |
従業員数 | 35名 |
課題 | ・採用強化でオフィスが手狭になった |
東京オフィス | 東京都渋谷区渋谷2-14-13 岡崎ビル907 |
移転の方法 | オフィス移転 |
MOSH株式会社は個人やスモールチーム向けにネットでサービスが売れるプラットフォーム「MOSH」を運営しています。
ホームページ・予約・決済・月額決済・回数券などの機能をスマホで簡単に作ることが可能です。
また、ポートフォリオ、ブログ機能に加えて、顧客管理などの機能が誰でも簡単に活用できます。
現在は主に、クラスやレッスンを提供するインストラクター・講師や、美容メニューなどを提供するサービス業を営む方にご利用いただいています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
資金調達ができたことがきっかけになります。
それまでは共同創業メンバーの3名と複数人の業務委託メンバーの少人数で会社を運営していましたが、資金調達を経て、今後会社を大きくしていくためには採用を強化していく必要があると考え、今のオフィスを構えることにしました。
2020年に別のオフィスを契約したのですが、ちょうど契約のタイミングが感染症が拡大し始めた時期でして。
この先どうなるかが定かではなかったため、その契約は4ヶ月程度で解約させていいただき、出資していただいた方のオフィスにシェアオフィスのような形で籍を置かせていただきました。
感染症拡大の状況も収まりつつあり、当初の予定通り会社規模を大きくしていくためには採用を強化していく必要があったため、改めてIPPOさんにご連絡させていただき、こちらのオフィスを紹介していただきました。
物件選定の条件
採用を強化するにあたり、10〜20名が入るような広いところというのが第一条件です。
場所は渋谷に固定していたわけではないですが、渋谷区はスタートアップ企業もたくさん拠点としているエリアではありますので、縁があるかなと思い渋谷区で探していました。
あとは、藪(代表取締役)がカーペットの床がイヤみたいで(笑)。
探してもらう条件としては、木目の床のオフィスをご提案いただきました。
内装写真付きでご提案いただいたので、内見も絞ることができてとても助かりました。
オフィスの決め手
藪(代表取締役)の直感です(笑)他に2件物件を内見したのですが、最後に内見したこのオフィスを見た瞬間に「あ、ここだ」となったようです。
渋谷駅からのアクセスがいいことと、このオフィスビルは今伸びている業界のスタートアップ企業が多く入っているビルだったので、縁起の良さもあり、それも決め手の一つだったと思います。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
社内的にも対外的にも「会社っぽさ」が出てきていることでしょうか。
社員数が増えるとともに会社の規模が大きくなってきたんだなという実感が湧いてきて、気が引き締まります。
あとは、ユーザーさんを会社に招いてInstagramのライブ配信を行うことがあるのですが、オシャレと言っていただけることが多いです。
トレーニングセットがあったりもして、色々な用途に使える広さなので、お客様やユーザーさんとのコミュニケーションが広がっていることは、大きな変化だと思います。
オフィスのお気に入りポイント
外観とオフィス内のギャップです。
外観も共用部の廊下もレトロな感じなのですが、オフィス内に入ると雰囲気がガラッと変わるので、そのギャップがこのオフィスのいいところかなと思います。
あとは、屋上が広くて開放感があってお気に入りです。
デスクの配置とレイアウト
いまは出社曜日を分けているので出社人数は多くないのですが、一島になるようにデスクを並べて、自然と議論や会話が生まれるようなレイアウトにしています。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
引っ越しは大変でした。自分たちで運んで、なるべくお金がかからないように工夫しました。
この規模感の企業だと、引っ越し業者に法人引っ越しを頼むか、自分たちで車に乗せて運ぶかで悩むところかなと思いますね。
移転して大変だったこととは若干違うかもしれないですが、ご時世的にも今は曜日ごとで出社人数を制限していいて、せっかく広いオフィスを借りたのに集まりたくても集まれない状況が、少し寂しいなあと思っています。
人数も増えてきているので、早くみんなで集まって仕事ができるようになることを願っています。
今思えばやっておけばよかったこと
ミーティングスペースやオフィスの什器を自分たちで探して用意したのですが、その探す工数とかを考えると、オフィスの内装や什器を一括で見積もって用意してくれる業者に依頼してもよかったのかなと思います。
もちろん費用との相談にもなると思うので一概には言えないですが、もっとオシャレに作り込めばみんな出社したいと思ってくれるのかな、とか、今になってそこにお金をかけてもよかったのかもと思うこともあります。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
水曜日はグロースチーム、金曜日はプロダクトチームなど、プロジェクトチームごとに出社曜日を分けています。
感染症拡大が収束後も週1、2の出社形態になるかもしれませんが、みんなで集まれる日はつくりたいなとは思っています。
オフィスの価値
この規模感でフルリモートを実施してみて思ったことは、職種問わずメンバー間のコミュニケーションはリアルで会っているからこそ生まれるものだと思うんです。
緊急度はそんなに高くないけど、なんとなく聞きたいことや話したいことってあるじゃないですか。
それがリモートになってしまうと、わざわざチャットするまでもないな、とか、電話するほどでもないし、となると会話が生まれ辛い環境になってしまって。
そこがリモートの課題かなと思います。
弊社の規模感だとスピード感にも影響が出てくるので、出社をしてコミュニケーションをそれぞれが工夫して図っていくというのが大事ですし、コミュニケーション不足を解消するためにもオフィスは必要だなと感じますね。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
直感は大事に、ですかね(笑)
意思決定をする方の考えや、会社の規模というのもあると思いますが、みんなが集まれる場所があることが大事だと思うので、もしオフィスを構えることや移転することに悩んでいるのであれば、直感を大事に、オフィスを選んでみてはいかがでしょうか。
ハイッテ編集部からのひと言
2021年1月に新しいオフィスに入居してから社員数が3倍に増えたというMOSH。
社員が働きやすい環境を整えるためのアイデアなど、社員の方を想う心遣いが見えた取材でした。
大人数で集まることが難しいご時世柄、全社員が集まり、一島のデスクで議論しながら一緒に仕事ができる未来を夢見ていると、共同経営者の村山さんは語ってくださいました。
オフィスの価値は会社それぞれ、人それぞれだと思いますが、これから成長フェーズにあるスタートアップにはなくてはならないものだと思います。
株式会社IPPO シニアセールス
営業担当者 櫻井 宏之
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