目次
数年後に取り壊し予定の「東京建物渋谷ビル」に入居する株式会社FoRの髙橋氏、河野氏にオフィス移転のエピソードを伺いました。オフィス移転により以前のオフィスの悩みを解決できただけでなく、こだわりの内装を実現したことでの副次的な効果も得られたそうです。新オフィスで内装工事を行う予定の企業は参考にしてください。
Before
- 今後の採用計画を考えると手狭
- 窓が少なく換気機能が弱い
After
- 約120坪になり、余裕を持った広さへ
- 執務室一面の窓で明るい雰囲気になり、換気もしやすい
- メンバー同士の会話が増えた
会社・サービスについて
株式会社FoRの概要をご紹介します。
会社概要
「マーケティング力を武器に新しい付加価値を創造して世の中をもっと楽しくする」をミッションに、インターネット広告運用事業やメディア企画/運用事業、プラットフォーム事業を行っています。
会社名 | 株式会社FoR |
設立 | 2017年6月 |
代表取締役 | 髙橋 知暉 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-9-9東京建物渋谷ビル4階 |
業界・サービス内容
クライアントとユーザーそれぞれのニーズに合わせて、成果報酬で質の高いユーザーの送客や自社でサービスを運営・開発することによりサービスを提供しています。
【運営サービス一覧】
オフィス移転前の状況について
以前のオフィスでは広さや日当たり、換気の問題があり、快適とは言えないオフィス環境が悩みでした。
悩みや移転のきっかけ

以前のオフィスは41坪で20名ほどが出社していたのですが、今後採用強化することを考えると手狭だと感じたためオフィス移転を検討しました。
また、窓がオフィスの一部にしかなく、そのエリアを会議室として使用していたため、執務室内の日光が足りず暗い雰囲気で、換気もできない状況でした。このご時世で換気ができないと出社するメンバーも不安になるだろうと思い、換気できるようにしたかったのもオフィス移転検討のきっかけの一つです。
物件選定の条件
様々なエリアを検討して新宿も内見したのですが、通勤のしやすさや周囲の環境などを加味して最終的には前のオフィスと同じ渋谷駅周辺に絞りました。ただ、道玄坂や宇田川町、桜丘など同じ渋谷周辺でもエリアによって雰囲気がかなり異なるので、実際に足を運んで探しました。また、当初から執務スペースとフリースペースがあるオフィスにしたかったため、セットアップオフィスで最初から内装があるオフィスにするか、内装工事を行うかも含めて考えていました。以前は殺伐とした雰囲気だったので、軽いミーティングができる場所があるとコミュニケーションも取りやすくなるのではという狙いです。
IPPOの上田さんに多くの物件をご提案いただき、最初は幅広い条件の物件を見て徐々に条件を絞り込んでいく方法を取り、合計30件の内見をしました。その中でセットアップオフィスも内見したのですが、初めてセットアップオフィスを内見した際には感動したものの目の前に首都高速があり、音が気になるので検討から外しました。通常オフィスでは、立地や条件は良かったのですが、内装工事を行うととんでもない金額になるため同様に検討から外した物件もあります。
オフィス移転時の状況について
今回のオフィス移転で入居した東京建物渋谷ビルは、取り壊し予定のビルで期間限定での入居になりますが、条件交渉ができたのでコストや手間を削減できました。
渋谷には多くのスタートアップ・ベンチャー企業が集まるエリアだからこそ、内見して気に入った物件があればすぐに申し込みできるようにジャッジやレスポンス含めてスピード感を意識していました。内見時に気に入った物件がすぐに他からの申し込みで断念せざるを得なくなり、悔しい思いをしたこともあります。この辺りは上田さんが状況を見ながら催促してくれたので助かりました。




当初から内装にはこだわる予定だったため、内装会社の選定に時間がかかりました。上田さんから3社の内装会社を紹介いただき、どの会社も素敵な提案をしてくださったのですが、その中でも親身に提案してくださったユニオンテック株式会社さんに依頼しました。弊社からのフィードバックの飲み込みの速さや、弊社の社風や文化に沿った内装をご提案いただきました。
内装工事費用は、当初予定していたよりも費用が大幅に上振れてしまいましたが、家具の購入を弊社で行ったり、不要なものは削除するなどして折り合いをつけました。
大手デベロッパー所有・管理のオフィスビルの場合、工事区分が細かく決められているケースがあります。その場合は、予定よりも内装工事に時間がかかってしまうこともあるため注意しましょう。
オフィス移転全体を通して、1月頃に相談をし、3月にはオフィスを確定させて5月には入居開始となったので、内装以外は大変なこともなく非常にスムーズに移転できました。
オフィスを移転後の状況について
以前のオフィスでの悩みを解決できただけでなく、自然と会話が生まれるようなブースを各所に設置するなど、こだわった内装にしたことで自然とコミュニケーションが生まれるようになりました。
移転してよかったこと

とにかく開放感があって空気が美味しく感じます。(笑)以前のオフィスでは窓が限られたエリアにしかなかったのですが、新しいオフィスでは換気ができ、何より日光が入るので明るい雰囲気です。オフィスの環境が大きく変わることで、メンバー同士の会話が生まれやすくなりました。
弊社のような規模感の企業だとシェアオフィスの方が合理的かもしれませんが、組織として強くしてチームを作るためにワンフロアのオフィスにこだわりました。それによりラフなコミュニケーションも取りやすくなり、メンバー同士の会話が増えたと感じています。
また、オフィス周辺の環境にも非常に満足しています。道玄坂に比べるとオフィスビルが多いエリアで、ビジネスマンが多く、落ち着いている雰囲気です。ランチ時にも、チェーン店や個人店の飲食店などが多数あるので、メンバーが出社する時の楽しみの一つになるのではないかと思います。

IPPOに依頼してよかったこと

IPPOさんはスタートアップ・ベンチャー企業のことをよくわかっているので、フェーズに合わせて提案ベースで動いてくれるのが非常に助かりました。特にオフィス選定時に何を重視すべきか相談した際に、コストと明言してくれたので弊社としても検討しやすかったです。
オフィス移転を検討している方に一言
オフィス移転検討時には、まずは先にエリアを決めておいた方がいいのではないかと思います。弊社の場合、最初に新宿や渋谷が候補に上がっていたのですが、今思い返すと最初から渋谷に絞って探しても良かったなと思います。
また、人気のエリアは特に申し込みが入るスピードが早いので、書類など事前準備をして申し込むかどうかの判断をすぐにできるようにしておいた方がいいです。ただこれは仲介会社とのコミュニケーションも取っておかないとスムーズに行かないので、担当営業とのコミュニケーションも大事だと思います。
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株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
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編集後記
オフィス移転によりこだわりの内装を取り入れ、コミュニケーション活性化に成功した同社。ただおしゃれな内装だけではコミュニケーションが改善されないケースもありますが、同社のように綿密に計画を練り、仲介会社や内装会社と連携を図ることで理想の内装を実現できます。