IPPOの営業の提案力とは?自社商材を売るだけの営業から抜け出す思考法
2026.05.16
採用
2026.05.16
2026.05.12
目次
ーー「お客様の課題をヒアリングし、自社のソリューションを提案しているのに、なぜかコンペで負けてしまう」
ーー「決裁者に話を持っていかれると、いつも予算を理由にペンディング(保留)になってしまう」
ーー「正直、今の自分は『自社商材のカタログ』を読み上げているだけではないか?」
もしあなたが今、法人営業(BtoB営業)という最前線に立ちながら、自分自身の「提案力」に限界やモヤモヤを感じているなら、この記事はまさにあなたのためのものです。
私たちIPPOは日々、急成長を遂げるスタートアップの経営者と直接対峙し、数百万〜数千万円規模の予算が動くオフィス移転という経営戦略を提案しています。扱う商材の金額が大きく、お客様の事業の命運を左右するビジネスだからこそ、私たちは法人営業における提案力の真髄を徹底的に言語化し、磨き上げ続けてきました。
本日は、不動産やSaaS、人材、広告など、あらゆる業界で法人営業として戦う皆様へ向けて、私たちが考える「真の提案力」とは何か、そしてそれを最速で磨くためにはどんな環境が必要なのかを、包み隠さずお伝えしたいと思います。
なぜ、あなたの提案は刺さらないのか?「提案力」のよくある誤解
「提案力を上げたい」と願う多くの営業担当者が、実は「提案」という言葉の意味を履き違えてしまっています。よくある2つの誤解から紐解いていきましょう。
誤解1:「商材のメリットを説明すること」が提案だと思っている
最も多いのが、「自社商材の機能やメリットを、いかにわかりやすく伝えるか」を提案力だと勘違いしているケースです。
- 「当社のシステムを導入すれば、業務効率が30%上がります」
- 「この物件は駅から徒歩3分で、築浅なので採用に有利です」
これらは提案ではなく、単なる商品説明(プレゼンテーション)です。
お客様が知りたいのはあなたの商材がどれだけ素晴らしいかではありません。自分たちの会社が抱える泥臭い課題が、どう解決されて、未来がどう良くなるのかです。商材を主語にして語っているうちは、真の提案とは呼べません。
誤解2:「担当者の要望」を100%叶えようとしている
「お客様から言われた条件」を完璧に満たすプランを作ることが、良い提案だと思っていませんか?
実は、お客様の現場担当者から出てくる要望は、「手段」が目的化してしまっていることが多々あります。「とにかく安いシステムが欲しい」「とにかく広いオフィスに行きたい」。その言葉通りに100点満点で見積もりを出しても、最終的な決裁者(経営者・役員)のハンコはもらえません。
なぜなら、経営者が見ているのは現場の利便性だけではなく、会社全体の事業成長(ROI:投資対効果)だからです。言われた要望の裏にある本当の経営課題(Why)を見抜き、時には担当者の要望を覆してでも、経営目線でのベストな選択肢を提示すること。それがプロとしての提案力です。
法人営業における真の「提案力」を構成する3つの要素
では、どうすれば「自社商材を売るだけの営業」から抜け出し、お客様の事業成長を牽引するパートナーになれるのでしょうか。真の提案力は、以下の3つの要素で構成されています。
要素1:事業フェーズとビジネスモデルの深い理解
お客様の会社が「今、どんな戦い方をしているのか」を理解しなければ、的確な提案は不可能です。 シード期のスタートアップなのか、上場を見据えたレイターステージなのか。労働集約型のビジネスなのか、SaaSのような先行投資型のビジネスなのか。事業フェーズとビジネスモデルが分かれば、「今、この会社が最も投資すべき領域(または削減すべきコスト)」が見えてきます。
要素2:財務・キャッシュフロー視点でのROI提示
法人営業において、最終決裁を下すのは「お金の責任者」です。 「便利になります」「モチベーションが上がります」といった定性的なメリットだけでなく、「この提案を採用することで、どれだけのコストが削減され、どれだけの利益を生むのか(またはリスクを回避できるのか)」を、財務やキャッシュフローの視点で語れるかどうかが勝負の分かれ目です。
要素3:潜在課題を言語化する「問い」の力
「何かお困りごとはありませんか?」という御用聞きのようなヒアリングでは、表面的な課題しか出てきません。 「御社の現在の採用計画を拝見すると、半年後には今のオフィスでは確実に手狭になる計算ですが、次の資金調達のタイミングとどうすり合わせていますか?」といった、お客様自身がまだ気づいていない、あるいは見て見ぬ振りをしている「潜在的なリスクや課題」を言語化して突きつける「問いの力」こそが、提案力の源泉です。
「究極の法人営業」はどこにある?IPPOのオフィス移転コンサルティング
ここまで、法人営業における提案力の本質について語ってきました。 では、この高度な提案力を「日常レベル」で求められ、圧倒的なスピードで磨くことができる環境はどこにあるのでしょうか。
少し手前味噌になりますが、私たちIPPOが展開している「スタートアップ特化のオフィス移転コンサルティング」は、まさに法人営業の総合格闘技であり、提案力を極めるための最高の舞台だと自負しています。
一般的な法人営業(特に旧来の不動産仲介)と、IPPOのコンサルティングがどう違うのか。わかりやすく表にまとめました。
| 比較項目 | 一般的な法人営業(モノ売り) | IPPOの移転コンサルティング(コト売り) |
|---|---|---|
| 営業のスタンス | プロダクトアウト(自社商材ありき) | マーケットイン(顧客の課題ありき) |
| 主な商談相手 | 現場の担当者・総務 | 代表取締役・CFO(最高財務責任者)などのCxO 総務・人事担当者 など |
| ヒアリング | 希望の条件(予算・納期・機能) | 事業計画、資金調達の時期、採用目標、カルチャー |
| 提案のゴール | 自社商材を導入・契約してもらうこと | 顧客の「事業成長を加速させる環境」を創ること |
| 提供する価値 | 利便性の向上、業務の効率化 | キャッシュフローの最適化、採用力の強化 |
「ハコ」を売るのではなく、「経営戦略」を設計する
IPPOの営業は、「希望エリアはどこですか?」「ご予算はおいくらですか?」というヒアリングから商談をスタートしません。
私たちのお客様は、日々生き残りをかけて戦うスタートアップ企業の経営者です。彼らにとって、数百万〜数千万円のキャッシュが動くオフィス移転は、単なるお引っ越しではなく「経営戦略そのもの」です。
だからこそ、私たちはまずお客様のビジネスを深く理解することから始めます。次のラウンドでの資金調達額はいくらか。エンジニアを何名採用する計画か。どんな企業カルチャーを創り上げたいのか。
事業計画を丸裸にさせていただいた上で、「今のフェーズであれば、見栄を張って新築ビルに入るよりも、初期費用を抑えられる居抜き物件を活用し、浮いた数千万円のキャッシュをプロダクト開発に全振りすべきです」といった、経営目線でのダイナミックな提案を行います。
数千万のコストを削減する「居抜き」という最強のカード
IPPOがスタートアップから絶大な支持を得ている理由の一つに、居抜きオフィス移転という最強のソリューションがあります。
日本のオフィス移転は長年、入居時に莫大なコストをかけて内装を工事し、退去時にはまた莫大なコストをかけて全てを壊す(原状回復)という、非常にもったいない商慣習がありました。
私たちは、自社で運営するスタートアップ向けオフィス検索サイト「ハイッテ」などを通じ、前の入居者の内装をそのまま引き継げる「居抜き物件」をどこよりも早く、多数扱っています。
「提案力=商材の強さ×営業の思考力」です。 IPPOには、お客様の初期費用を数千万円単位で劇的に削減し、退去時の原状回復費用も免除できる「居抜き」という圧倒的に強いカード(商材)があります。このカードを武器に、お客様のキャッシュフローを劇的に改善する提案ができるからこそ、経営者から「ただの業者」ではなく「信頼できるパートナー」として選ばれ続けているのです。
提案力を磨きたい候補者の方へ。環境が人を育てる
もしあなたが今、自分の営業としての提案力に物足りなさを感じているのなら、それはあなた自身のスキルの問題ではなく、「環境」の問題かもしれません。
「誰に提案するか」で、営業のレベルは決まります。決裁権のない現場担当者に、数万円のツールを売る毎日を繰り返していても、経営視点の提案力は身につきません。日々、本気で世界を変えようと挑戦しているスタートアップの経営者(CEOやCFO)と対峙し、彼らと同じ目線で事業計画を語り合う。ヒリヒリするようなプレッシャーの中で、数千万円のキャッシュフローを最適化する提案をぶつける。
IPPOという環境には、法人営業としての提案力を極限まで高めるための「打席」が、無数に用意されています。
完成された組織か、自ら創り上げる組織か
現在IPPOは第9期を迎え、東京本社の拡張移転、そして進出からわずか1年での福岡支社の拡張移転と、日本を代表する二大スタートアップ拠点を繋ぐハブとして、爆発的な成長フェーズにあります。
しかし、私たちは決して完成された大企業ではありません。日々変化するスタートアップ市場に合わせて、私たち自身も営業手法やシステム、社内制度を常にアップデートし続けている「第二創業期」の真っ只中です。
お客様の事業成長をコンサルティングしながら、自分たちの会社(IPPO)の成長と組織創りにもダイレクトに関わっていく。この圧倒的なスピード感とカオスを楽しめる方にとって、これほどエキサイティングな環境はないはずです。
終わりに:企業の「次の一歩」を創り出すコンサルタントへ
ーー「自社商材のカタログを読み上げるだけの営業は、もう終わりにしたい」
ーー「経営者と直接対峙し、本質的な経営課題を解決するパートナーになりたい」
ーー「世の中を変えようとするスタートアップの熱源のそばで、圧倒的に成長したい」
そんな熱い志を持つ法人営業のプロフェッショナルを、IPPOは全力で探しています。
あなたがこれまで別の業界で培ってきた法人営業としての基礎体力や泥臭くお客様に向き合う姿勢は、必ずIPPOのコンサルティングでも活きます。業界の知識(不動産知識)は、入社後に私たちがしっかりとインプットします。
必要なのは、「不動産という武器を使って、企業の成長を加速させたい」という強い覚悟だけです。
「ただの営業」から、企業の未来を創る「オフィス移転コンサルタント」へ。 あなたの法人営業としてのキャリアの次の一歩を、ぜひ私たちと一緒に踏み出してみませんか?
新しい東京本社、そして熱気あふれる福岡支社で、あなたとお話しできる日をIPPOメンバー一同、心より楽しみにしています。

執筆者
株式会社IPPO 代表取締役社長
関口秀人
「不動産の商慣習を再定義し、これからのあたりまえを創る」をミッションに不動産仲介営業部の統括を行い、現在も第一線で営業活動を行う。