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ビジネス2020.09.30タルムード
予てから興味を持っている人種、ユダヤ人。
なぜ彼らが大昔から資本主義経済の中心に座り続け、
脅威にすら覚えられるのか気になり、
少し調べてみたところ、彼らが幼少期から必携するバイブルの
存在に行きつきました。
「タルムード」と呼ばれるそれは、
ユダヤ人の叡智が詰め込まれた書物です。
ここに記される金言のから、最たる6つをピックアップしてみます。
■ノーペイン・ノーゲイン(犠牲なくして成功なし)
何も失わず、楽して成功することなどあり得ない。
すなわち、自己犠牲なくして成功は得られない。
■豊かさの次には必ず大貧困が襲ってくる
「豊作の時こそ、心して蓄えよ」
この教えに従って、危機が来ても困らないように、
景気が良い時も万全の準備で経営に臨むべきである。
■小さな儲けにとどめよ
欲張らずに、すぐ叶えられる小さなことから着実に
実践していくことが大切である。
それを何十年も繰り返すことで、いつの間にか大きな富が
貯まっていく。
■しつこい交渉と少しの成果の積み重ね
ユダヤ式交渉術では、まず少しの成果で満足する。
次に相手の反応を見つつ、また少しの成果を得る。
この「少し」を繰り返すことで、最終的な成果が大きなものとなる。
■最悪の状態はそれよりもっと悪いことから救ってくれる
ユダヤ人は、悪いことが起きても落ち込まず、
神が最悪の出来事を防いでくれた結果であると前向きに考える。
■幸福と幸福感は別もの
ユダヤでは、不幸と不幸感、幸福と幸福感は別ものだと考える。
つまり、幸福も別の角度から見れば不幸に包まれることもあり、
不幸なことも別の角度から見れば幸福感で満たされることもあると考える。
例えばユダヤ系成功者の名前を挙げると、
マックスファクターにスピルバーグ、
マイケル・アーズナーにピーター・カーン、
ラリー・エリリンやマイケル・デル、
ハワード・シュルツにドナルド・フィッシャーなどなど、
枚挙に暇がありません。
とんでもなく現実主義で実用的な哲学を
幼少期から血肉にすべく刷り込まれている彼ら。
30余年と遅ればせながら、もう少し掘り下げてみたい
“バイブル”に出会えたようです。