目次
数多くのスタートアップ・ベンチャーが入居する出世ビル「岡崎ビル」に移転した同社。同ビルに入居する企業の中で急成長を遂げている企業もあります。
同社が渋谷にこだわってオフィス探しをした理由や採用関係のサービスを展開する同社が考えるオフィスの価値について伺いました。
CEO
梅津 哲豪氏
<事業内容及びサービス概要について>
「新しい価値を創造し、社会を幸せに」をミッションに、採用支援や広告運用、人材採用サービスを展開。2021年7月には求人専門検索エンジン「Indeed」に史上最速でIndeed認定パートナーのシルバーランクになりました。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
社員・インターン生の人数がキャパオーバーになったので、移転を検討しました。インターン生はピーク時で9名在籍していたんです。
以前のオフィスはこのオフィスの3分の1の10坪程度でしたが、ほとんどが業務委託のメンバーで常時オフィスにいるメンバーが少なかったので、移転するかはかなり悩みました。移転するにしてもどのくらいの広さにするかも悩んでいて、検討し始めの頃は以前のオフィスの2倍程度でいいかなという感覚でした。でも、それだと1年くらいで移転することになり、イニシャルコストや目に見えない労力が必要になるので、移転するなら2倍よりも大きい坪数がいいなと思っていました。
2021年9月に弊社のMISSION・VISIONを刷新して目標を再設計したことで、移転に踏み出せたと思います。その後、12月から社員の採用強化もし始めましたね。
物件選定の条件
私自身、大学生の頃に不動産会社でバイトをしていたので移転のイメージは持っていました。バイトでしたが、契約書周りのことや内見対応までしていたので社員と同じ業務内容でしたね(笑)大学の友達の住居の仲介をして営業成績はトップを維持していたくらいです(笑)
大学生の時に不動産会社でバイトをしていたくらい不動産が好きなので、営業担当の原田さんから提案もらう前に気になる物件があれば相談していました。SUUMOやat home、「ハイッテ」さんも見させていただいていました。
条件面は、先程もお伝えしたように以前のオフィスの2倍以上の坪数で探していました。1年で移転するのはもったいないので、2〜3年の長いスパンで入居できる広さが欲しかったですね。
また、最寄駅が渋谷駅というのにもこだわっていました。自社の採用だけでなく営業を行う上でも渋谷駅がいいと思っています。地方にいても「渋谷」という地名を知っている人は多いと思うので、完全オンラインで面接や商談をするときもいい影響を与えると思います。人が集まるところに優秀な人が集まると思うので、私の中では渋谷駅がそれでした。
そして、優秀な人が集まるところに情報が集まると思うので、事業拡大のためにも渋谷は外せませんでした。渋谷は日本のシリコンバレー、「ビットバレー」と言われるくらいスタートアップ・ベンチャーが多く集まっています。サイバーエージェントやビズリーチもいる、ITバブル産業が発展した場所で働きたいっていう思いも強くありました。
オフィスの決め手
入居できるかどうかはかなり流動的で、家もオフィスもそれは同じだと思っています。なので、その時の中で最善の物件だったのでこのオフィスに決めました。
今後採用を拡大していく上で、男女共に働きやすい環境はマストだと思っていたので、男女トイレ別で共用部分にあるのも良かったです。男女トイレ別がいいのは女性ばかりと思っていたのですが、移転後に男性社員からも男女トイレ別なのは嬉しいと聞いたので、それは新しい発見でもありましたね。
また、このオフィスは以前のオフィスの3倍の広さがあるのですが、今回の移転は背水の陣でもあります。今までよりも広い坪数のオフィスへ移転することで成長感を感じられることもあると思っていて、移転が事業成長にも影響すると思っています。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
移転後、社員から内装が綺麗とよく言われます。まだオフィスにゆとりがあるので端によっていますが、ゆくゆくは席数も社員数も増えて、設備や内装は今よりも充実していくと思います。
オンラインで商談を行うこともあるので、数人の営業が同時に商談を行うと音がハウリングしたりしていたのですが、今は広さがあるのでそれもなくなりました。
採用活動への影響
移転したばかりなので目に見える影響はないですが、面接をしていて「カフェですか?」と聞かれることもあるくらい、お洒落さがオンラインでも伝わっているんだなと感じています(笑)
オフィスのお気に入りポイント
内装は今のところ入居時から何も変えていないのですが、それでも雰囲気がいいのは気に入っています。ザ・ベンチャーって感じがして(笑)
デスク配置とレイアウト
窓際に執務スペースと会議室を寄せています。
今は特に内装を入れていませんが、今後社員が増えた時のことも見据えて、倉庫として使っている場所をフォンブースにしたり、会議室を設置しようと考えています。
このオフィスの作りが特殊で共用部からの出入り口が2箇所あるので、その内1箇所を直接会議室に入れるようにしようかと思っています。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
物件を決めた後の細かい部分が大変でしたね。物件の条件がある程度決まっていれば、物件を探すのはそんなに大変じゃないと思います。
インターネットの契約は代理店を通して契約したので、開通するまでが遅くて、移転スケジュールの調整が大変でした。
内装で唯一ネックなのが、中央部分にある梁に頭が当たってしまうことですね…。私の身長が高いこともあり少しかがまないといけないくらいで、つい先日も思いっきりぶつけてしまいました(笑)もし今後私より背の高い社員が入社したらオフィス内の移動が大変かもしれないです(笑)
今思えばやっておけばよかったこと
バックオフィスのメンバーを早く採用して書類関係を任せておけば良かったなと感じています。実際に今日も法務局に行くことになって、時間の調整が大変でしたね。
管理部門のメンバーはここに移転したタイミングで入社してくれたので、それでもかなり助かっています。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
基本的には全員出社しています。業務委託のメンバーや社員の子どもの都合で出社できない場合はリモートもOKにしています。
オフィスの価値
オフィスはあった方が何かといいと思います。採用を加速していく中で会社の雰囲気・カルチャーを浸透させるためにも。
ただ、リモートがダメとは思っていなくて、それは働き方のスタイルだと思っています。弊社は所謂ベンチャー気質な感じで、社員が集まってわちゃわちゃやる方がいいと思っています。何気ない会話で仲良くなったり、仕事を助け合えたりすると思うんです。何かわからない時に「ちょっといい?」ってすぐ聞けて回答できるのはお互いにとっていいと思います。弊社が設立からまだ浅いこともあり、制度や業務のフローが細かく決まっているわけではないところがあるので、細かいミスがあった時に早く対応できるのはオフィスがあるからこそだと思います。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
移転検討と並行してバックオフィスメンバーの採用もした方がいいですね。書類関係の対応が本当に大変なので。
あとはIPPOさんに依頼するのと「ハイッテ」を見ることですかね(笑)IPPOさんがスタートアップ・ベンチャーに強いというのもあり、弊社のビジネスモデルへの理解や対応のレスが早くて、スピード感が合っていました。オフィス移転ってそこそこ高い買い物なので、信頼できるところに任せることをお勧めします。
ハイッテ編集部からの一言
人が集まるところに優秀な人が集まり、情報が集まる渋谷にこだわってオフィスを探した同社。事業成長のためには採用も必要不可欠。採用関係のサービスを展開する同社だからこそ、様々な側面からエリア選定・オフィス探しもされていました。
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営業担当者
セールス
原田千尋(harada chihiro)
大学卒業後、新卒で婚活業界のリーディングカンパニーに入社。人と人とをマッチングさせることにやりがいを感じ、もっと様々な業種の人や経営層と関わり自身を成長させたいと株式会社IPPO(イッポ)へ参画。入社1年間で新規開拓数は100件以上。サービスオフィス、マンションオフィスの成約数は社内NO1。SNSで案件創出することを得意とし、主催のオンラインイベントではオフィス移転レクチャー等を実施。