目次
不動産業界に特化した人材紹介サービス・Webメディアを手がける株式会社ヘイフィールド。
代表取締役の杉浦氏にインタビューを実施し、前回の移転からたった1年で移転した経緯を伺いました。
<プロフィール>
株式会社ヘイフィールド 代表取締役 杉浦 健太氏
キャリアアドバイザー・法人営業として現場に立つことも。
<事業内容及びサービス概要について>
不動産業界に特化した人材紹介サービス「宅建Jobエージェント」、求人情報サイト「宅建Job」の運営の他、不動産取引をサポートするWebサイトの「イエベスト」を運営しています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
前のオフィスでは席が足りなくなってしまったので移転を検討しました。
有難いことに業績が好調で自社の採用を積極的に行っており、前回の移転が2020年5月だったのですがそれから約1年で移転をすることになりました。
業界特化型のサービスを展開していることの他に、さまざまな手法を使った集客の戦略に強いこともあり、このご時世ですが業績が好調だと感じています。
物件選定の条件
条件はエリアと坪単価を重視していました。
エリア面では、オフィスの坪単価や今後の自社の採用のしやすさを考えたときに五反田は外せないと考えていました。渋谷が「Bit Valley」としてスタートアップ・ベンチャーが集まっていますが、五反田も「五反田バレー」として呼ばれ、次々にスタートアップ・ベンチャーが集まって話題性があるエリアでもあるからです。
オフィスの決め手
特にセットアップオフィスに拘っていたわけではないのですが、1日に5棟の内見をした中で執務スペースの広さとコスト感が一番マッチしたのがこのオフィスでした。
もともと私が建設系にいたので内装を考えるのは楽しそうだと思ったものの、結果論ではありますが、セットアップオフィスにしたからこそ移転してすぐに業務にとりかかれたのはこのオフィスならではだと思います。
執務スペースの広さに拘った理由としては弊社の行動指針で社員同士のコミュニケーションを重視して基本全員出社をしているので、全員が出社できて且つ円滑にコミュニケーションを取れるかという点で重視していました。
最終的に2択で迷ったのですが、1つは形が歪だったこともあり、レイアウトがしやすいこのオフィスに決めました。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
まだ移転したばかりで効果は目に見えていないですが、これから自社の採用がしやすくなるだろうという感覚です。以前のオフィスが茅場町だったのに対し、このオフィスでは山手線沿いでアクセスが良くなったことが一番大きな要因です。
また、社員の満足度は上がったと感じています。
社員同士のコミュニケーションを重視しているからこそ、執務スペース以外でのコミュニケーションも取ることが多いのですが、その時にキッチンスペースと呼んでいるエリアがよく使われています。稼働時間にはオンライン商談で使用したり、休憩時間には社員同士でランチを取ったりいろんな使い方ができ、コミュニケーションの活性化に繋がっていますね。
オフィスのお気に入りポイント
セットアップオフィスならではの作り込まれたお洒落さがありながら、必要としていた会議室の席数・数や御手洗いの場所もニーズにマッチしています。
来社は少ないのですが自社のMTGを行う際にちょうどいい席数の会議室が見つからず、求めるものに対して大きすぎると比例して坪単価が上がったりしていましたが、ここはちょうど良いですね。
デスクの配置とレイアウト
デスクのレイアウトは決まっていなかったのですが、在籍している社員全員が出社できるようにしました。
オフィス移転により社員のエンゲージメントを高めため、レイアウトをしっかり考えようとして膨大な工数に唖然とすることもあるのではないでしょうか?
スタートアップ・ベンチャー企業のオフィスコンサルティングを行う株式会社IPPO監修の工数を1/3に削減するためのポイントを資料にまとめました。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
書類関連の処理は大変でしたが、内見はタイミングよく1日で終え、移転後の会社案内もスムーズに行えたので特に大変だったことはなかったです。
条件面などを私だけでなく社員のメンバーとも話す機会があり、意思決定がしやすかったので、移転を検討し始めて移転完了まで2ヶ月弱で終了しました。
今思えばやっておけばよかったこと
ネガティブに感じていることはないです。
オフィスの立地的なところで言うと、もう少し駅チカだと周りに飲食店も多くてランチ時に便利だったかもしれないと感じることはあります。
オフィス移転は通常、6ヶ月〜1年ほどの期間を要します。
同社のように2ヶ月で完了させるためには、やるべきタスクを可視化してトラブルを回避しながら対応することが大切。
そこで、株式会社IPPOの宅建士が監修したオフィス移転ステップ別タスクを網羅した資料を作成しました。
オフィスを構える理由
オフィスの価値
当社がオフィスを構える理由は、シンプルにコミュニケーションを取るためです。社員同士のコミュニケーションを重視していることもあり、特定の部署を除いて基本的に全員出社しています。
過去にシェアオフィスを借りたこともあるのですがどうしてもコミュニケーションを取るとなると円滑にできずでした。会議室を時間ごとに借りたり、全社員が集まるのが難しかったり、使いづらいポイントが多かったです。
当社はまだ発展途上でこれから仕組みを作る段階なので新人社員とのコミュニケーションを取るためにもオフィスは必要不可欠ですね。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
企業ごとに出社体制は異なりますが、執務スペースの席の配置は大切です。
図面上でレイアウトを考えたとしても配置した時の感覚が異なるので、デスクのサイズなど細かい部分を見た方がいいと思います。
実際に当社が内見をした時にはメジャーがありましたが、体を使って感覚を確かめたりもしました。オフィスを構える以上結局はコミュニケーションに紐づくので、配置は重要だと考えています。
また、中長期的なコストを考えるべきです。
物件によってはフリーレントが付いたりしますが、内装費が高くなったりするので見えないコストも把握する必要があります。
ハイッテ編集部からの一言
「人材」を扱う同社ならではのコミュニケーションに対する考え方ですが、AIやRPOなどが当たり前の時代になっても、人と人の関わりは絶つことはできません。
どこまで行っても人が中心の社会なので、コミュニケーションを重視するという点ではリモートワークを導入している企業にも参考になるポイントがあると思います。
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営業担当者
セールス
塩沢龍太朗(shiozawa ryutaro)
宅地建物取引士【東京都知事:第280468号】
大学卒業後、新卒で地方銀行に入社し法人営業を5年間経験。創業支援をやりがいに感じ、数字に強い自己の特性と経験を活かし大企業向けコスト削減コンサルティング会社に転職した後、不動産TEC×スタートアップ支援に魅力を感じ株式会社IPPO(イッポ)へ参画。スタートアップ企業が多く集まるピッチイベントに多数参加し、「Morning Pitch(モーニングピッチ)」の運営にも携わる。