目次
中目黒駅から徒歩5〜6分、春には満開の桜が連なる目黒川に近い場所にオフィスを構える株式会社EMoshU(エモッシュ)。9階建ての最上階含む2フロアを借りているオフィスは、トータルで45坪ほどの広さ。2022年3月上旬に移転したばかりのオフィスで、代表取締役の保田氏に移転にまつわるエピソードを伺いました。
代表取締役
保田 純一 氏
<事業内容及びサービス概要について>
「あらゆる人の人生が好転するプロダクトを創り続ける」をミッションとし、自社のC向けアプリの開発をしながら、受託開発事業などを展開。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
移転を考えたきっかけは以前の自由ヶ丘オフィス(といっても住居)だとデスクが足りなくなる想定がついたためです。
2022年は社員数を増やすと決めて臨んでいる年なので、それを見越してオフィスのキャパを大きくしたかったのと、働く環境を良くしたいと思い移転を検討し始めました。
物件選定の条件
一番の物件条件は、オフィス賃料と広さです。探し始めたのは2021年の10月くらいからです。内見はトータルで10棟くらい見に行きました。
エリアは、東横線沿いの自由ヶ丘・都立大学・学芸大学・中目黒あたりで探していました。
ひとつ前のオフィスが自由ヶ丘にあり、チームメイトがそこに合わせて引っ越しをしてくれていたため、移転先も東横線沿いに絞って探していました。
オフィスの決め手
今のオフィスに決めた理由は、広さと賃料がマッチしたからです。駅からは5,6分の距離なので通いやすい場所にあります。
正直予算オーバーでしたが、使い勝手が良い間取りで中目黒のわりに坪単価も比較的安価でしたので、覚悟を決めました(笑)
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
今期は社員増員のため採用活動を進めていまして、一概には言えないですが前のオフィスの写真を掲載していた時よりも応募率は上がりました。社員からも「自分の会社のオフィスではないみたい」と言ってもらえるほど、良い方向へと環境を変えられたのかなと嬉しく思います。
山手通り沿いでオフィスの全面に大きい窓があるので日中はすごく光が差し込んできて自然と気分も明るくなりますし、換気もばっちりです。たまたまですが弊社のValueのひとつである“風通しをよくし、毎日を気持ちよく生き抜く”という考え方とも非常にマッチしているなと(笑)
創業年の2019年に借りた最初のオフィスは、築40年越えでエレベーターなしで階段はカビ臭いアパートで、日当たりの悪い13畳のワンルームにデスクを4つ置いていました。
そのオフィスは結果1年以上借りていて、インターンが一時的に増えたタイミングがあったのですが、オフィスが狭くてインターン用のデスクを置くことができなかったのです。
その時にインターン生から「僕たちのデスクはないんですか!」と激怒されため、移転を決意しました。その頃インターン生は、地べたに座って壁に寄りかかって体育座りでコードを書いていたのでさすがに申し訳なかったです。10畳くらいのスペースに20代−30代の男性7,8名で開発していたので、今思えばすごい状況だったなぁと(笑)
深夜になったら缶チューハイ片手に未来のことや野望のことを語り合ったり、社会人青春みたいな感じでした。苦楽を共にしたからなのか、その時期在籍してくれていたインターンとは今でも仲が良くて、つい先日レッドブルを2ケース持って新しいオフィスに遊びにきてくれました(笑)
その次のオフィスは合計26畳くらいのところを借りました。一応1LDKなので個室をちょっとした会議室みたいなスペースとしても活用できました。
ワークスペースにデスクを8つ置けたのと、築10年ちょっとだったので清潔度がかなり増して、移転した時は皆テンションが高かったです。ですがこれまた普通の住居なので不便もたくさんありましたし、ご来社いただいた方々は驚いていたように思えます。オフィスだと言われて行ったら普通の住宅で、15畳くらいのスペースで男性ばかりがガリガリとデスクに向かっているような状態でしたので(笑)
今のオフィスには3月に移転したばかりなので、もう少し落ち着いたら取引先の方やお客様にもご来社いただく予定です。前のオフィスの3.5倍の広さになりましたし、何より住居ではなくなりオフィスらしさがあることや、ついに靴を脱がずにオフィスに入れるので皆さんの反応が楽しみです。たぶん少しは普通の会社へと近づいたのかなと思いつつも、自分達は最初の13畳ワンルームの精神を忘れず、開発に対してこれまで通り真剣に全力で向き合っていく心構えです。ちょっとオフィス環境がよくなったからといってもまだまだ未熟で、やらなければならないことは山積していますので。
今後は、少し広くなったオフィスを活用して勉強会も開催していきたいと思っています。登壇者として弊社社員や元インターン、外部の有識者に登壇してもらい、各自のナレッジをシェアするような内容で実施したいと考えています。そのために登壇台も購入しました(笑)
これまでも勉強会は10回以上実施してきておりますが、前のオフィスでは多いときは7畳の部屋に男性が6、7人集まるということもあったので、いろいろな意味できつかったですね(笑)それに比べたら少しはよくなったのではないでしょうか。
登壇台と元上司が移転祝いで送ってくださった観葉植物
オフィスのお気に入りポイント
これまでのオフィスと比較して、広さがあるところはとても気に入っています。デスクの配置や通路も広く取れますし、ミーティングスペースも広く、みんなでゆったり座れるので話しやすいです。オフィスが広くなった分、使っているデスクなども新調しました。デスクも幅が140cmほどあり、各自の作業スペースが広くなったので非常に使いやすいです。窓が多いため昼間は明るく、風通しが良いところもお気に入りです。朝早い時間であれば富士山が見えることも!
開発エリア
開発エリア
フリースペース
実際のMTG風景
オフィスから見える富士山
また、個室の会議室ができたのも嬉しいポイントです。8階・9階の2フロアを借りており、8階は開発エリア、9階は会議室と休憩スペース(=飲み会スペース)というような使い方をしています。前のオフィスはちゃんとした会議室がなく、1on1なども声量に気をつかって実施する状況でした。いまのオフィスは完全にフロアが分かれているので、どんな話もしやすく快適です。
9F会議室
9F休憩スペース
移転して大変だったこと
少し大変だなと感じるのは、オフィスが広くなったので掃除する範囲が広くなったことです。2フロアあるので全部を掃除するのは結構大変かもしれません。といってもうれしい悲鳴です(笑)
オフィスのレイアウトなどはバタバタと忙しなく進めたのですが、どうデスクや什器を配置するかなどに悩みました。結果、色々な方にお手伝いいただき今の形に落ち着いています。これから什器が増えていくのでまたレイアウトは変わるかもしれませんが、使いやすいと感じています。
移転直前の開発エリア
移転後の開発エリア
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
弊社はリモートワークを導入しておらず、社員は全員出社としています。
新型コロナウイルスが流行り始めた頃には、リモートワークを取り入れていた時期もありましたが、やはり対面の方が開発はスムーズに進みます。昨年12月にリリースした自社アプリは、夏から開発を開始し、最後の2ヶ月間は全員で追い込みをかけてやり遂げたのですが、対面で毎日やり取りしていたからこそなし得た結果だと思います。あのスケジュールとスピード感はリモートでは絶対に無理だったと全員が断言しています。おかげさまで、一体感がとても増しました。筋肉質な組織に近づいた瞬間でしたし、全員で達成感を得ることもできました。私個人に関しては、仕事に専念するために半年間完全に断酒していたこともあり、リリース後に開発メンバー全員で開催したリリースお祝い会で半年ぶりに飲んだレモンサワーのおいしさは一生忘れないと思います(笑)
出社を前提としているので、オフィス環境を整えることはとても大事なことだと考えています。来期はまた新たなチャレンジをしていくので、今期はオフィスも含めてそのための地盤固めの位置付けです。
オフィスの価値
オフィスを構える理由は、より一層チームに一体感が出ると思っているからです。会社によって考え方はそれぞれですが、リモートワークだと対面よりもチーム力が出づらいのではないかという懸念があります。チームプレイで開発を進行しているので、一箇所に集まって仕事をすることでコミュニケーションのタイムラグがなくなり、スピーディーかつスムーズに進めることができると考えています。一体感を持ってプロジェクトを進めるためには、対面で集まれるオフィスが必要だと感じています。また、採用に力を入れると決めている年でもありますので、オンライン面談で双方がフィットしそうだと感じる候補者様には実際にご来社いただいて、働く環境を見ていただいております。
ベテランから若手へ指導中
夜のピザ会
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
実はオフィスの賃料を当初の予算よりもオーバーしてしまったのですが、様々な角度から熟考し、結果的に無理をして良かったと思っています。働く環境が良いとモチベーションや満足度も高まりますし、もっと仕事を頑張ろうというエネルギーになります。これから移転を検討している方も予算ありきだと思うのですが、少し背伸びをした方が中長期で考えた場合、もしかしたら無理してよかったとなるかもしれません。
ハイッテ編集部からの一言
社員の方にもインタビューをさせていただき、社員の悠太さんによると「株式会社EMoshUは社員ひとりひとりの仕事に対する熱量が高く、経営陣との距離が近いことから意見を出しやすい環境であることが魅力な会社」とお話くださいました。インタビュー中も気さくに社員の方とコミュニケーションを取る保田氏や取締役CTOの松村氏の様子からも、社内のアットホームさや仲の良さが伝わる取材となりました。
居抜きオフィス・事務所移転 (個別)無料相談会を開催中!
株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
【居抜きオフィス・事務所移転(個別)無料相談会の特徴】
- 無料でプロにオフィス移転の相談に乗ってもらえる
- 必要書類の各種届出・手続きが全てわかる
- 最新の居抜きオフィス情報をご提供(居抜きあり)
- 多くの企業が陥る「失敗するポイント」がわかる
今回、お客様からご要望の多かった「失敗しない」居抜きオフィス移転を実現する、居抜きオフィス移転(個別)無料相談会を開催することを決定しました。スケジュールの遅れは企業価値の毀損や想定外の支出につながります。ぜひお役立てください。
営業担当者
セールス
原田千尋(harada chihiro)
大学卒業後、新卒で婚活業界のリーディングカンパニーに入社。人と人とをマッチングさせることにやりがいを感じ、もっと様々な業種の人や経営層と関わり自身を成長させたいと株式会社IPPO(イッポ)へ参画。入社1年間で新規開拓数は100件以上。サービスオフィス、マンションオフィスの成約数は社内NO1。SNSで案件創出することを得意とし、主催のオンラインイベントではオフィス移転レクチャー等を実施。