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居抜きによるオフィス移転とは前入居企業が使用していた椅子や机、モニターや電灯などの家具をはじめ、壁や天井の内装、棚などの造作が残っているオフィスを引き継ぎ、賃貸借契約を締結することです。
居抜きオフィスは、通常オフィスを契約するものよりも設備や家具などをそのまま使用することが出来るため、移転の際のコストを大幅に抑えることができます。一般的なオフィスに入居する場合は、賃貸借契約開始から内装工事を施すことになりますが、居抜きであれば内装を施すための時間も短縮することが可能です。
メリットが多い居抜きによるオフィス移転ですが、注意が必要な点もあるので、主な注意点6つを解説します。
居抜きによるオフィス移転とは前入居企業が使用していた椅子や机、モニターや電灯などの家具をはじめ、壁や天井の内装、棚などの造作が残っているオフィスを引き継ぎ、賃貸借契約を締結することです。
居抜きオフィスは、通常オフィスを契約するものよりも設備や家具などをそのまま使用することが出来るため、移転の際のコストを大幅に抑えることができます。一般的なオフィスに入居する場合は、賃貸借契約開始から内装工事を施すことになりますが、居抜きであれば内装を施すための時間も短縮することが可能です。
メリットが多い居抜きによるオフィス移転ですが、注意が必要な点もあるので、主な注意点6つを解説します。
\居抜きオフィス・セットアップオフィス物件更新情報/
2023年8月は新宿区(8件)、目黒区(4件)、千代田区(16件)、渋谷区(5件)、文京区(0件)、中央区(13件)、品川区(4件)、港区(6件)、豊島区(0件)、東京その他(0件)で新着オフィス物件合計56件を公開されています!7月公開のオフィス物件は合計64件です。こちらも併せて、ご覧ください。
※()内は8月に追加された新着物件数です。随時、オフィス物件は追加されます。
※毎週更新【8月28日(月)更新】
居抜き可能オフィスの情報の変動が早い分、移転可否の変更が多い
オフィスの賃貸借契約において、契約を解約する場合、貸主側に3〜6ヶ月前に通知しなければならないことが多いです。これは貸主側が次の入居企業を探し出すための期間でもあります。
最近では、前入居企業が貸主側に対し解約の意思は示しているものの、すぐに解約手続きをせず、次の入居企業が決まった際に解約するといった事例も増えています。
この場合、正式に解約が出ているわけではないので、新たな賃借条件や前入居企業の残置物がまだ正式に決定しておらず、申し込みが入った後に決定されることも。よって、居抜きの情報は公に出る前段階の情報の場合が多いということもあり、前入居企業の残置物や居抜きのための契約条件など、不確定になっている部分も多いことを認識しておいた方が良いでしょう。
オフィス・事務所を解約する際に必ず必要となるものの1つが「解約通知書」。
物件によりますが、解約日の3〜6ヶ月前には提出の必要があり、提出を忘れると希望通りに解約できない可能性もあります。
まずは、宅地建物取引士監修の解約通知書テンプレートをダウンロードしてオフィス・事務所の解約をスムーズに進められるように準備しましょう。
前入居企業のイメージや評判も継承する可能性がある
経営者にとって、前入居企業の評判も重要なポイントです。オフィスを退去する理由は様々ですが、前入居企業の退去理由を管理会社に確認することをオススメします。
最近では、入居した後に企業の業績が伸びたビルや区画のことを「出世ビル」や「出世区画」などと呼び、そのイメージを継承すべく、居抜きを希望される企業も増えています。前入居企業の評判を受けたくない場合には、そのイメージを払拭するような内装に仕上げるなどの工夫をすると良いでしょう。
【関連記事】東京の居抜きオフィス移転事例7選!成長企業が選ぶポイントは?
什器やコピー機のリース、セキュリティサービスの契約が残っている場合がある
冒頭でもお伝えした通り居抜きには大きなコストメリットがあります。ただし、近年では什器やコピー機のリース契約はもちろんのこと、セキュリティ面の契約も増えていますので、前入居企業にリース残、残契約があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。
ある場合には、リース契約について前入居企業としっかり調整する必要があります。
【関連記事】オフィス移転の基礎知識とは?オフィスの種類や仲介業者の選定ポイントを解説
設備や造作物の老朽化による故障・事故が生じる場合がある
居抜きオフィスの設備や造作物は一度使用されているものですので、不具合がないか確認しておく必要があります。
特に空調や配線などの設備においては、使用期間も事前に確認しておきましょう。
【関連記事】作譲渡契約書とは?作成ポイントや注意点も解説
退去の際の原状回復費用の確認をしておく必要がある
居抜きによるオフィス移転は、入居時の費用を大幅に削減することができる一方で、次の入居企業に原状回復義務も引き継ぎますので、事前に原状回復工事における金額の確認を取っておくことを心がけましょう。
確認のポイントとしては、特に原状回復の範囲になります。契約内容によって原状回復要項が定められており、原状設備の劣化や消耗などの責任範囲が決まっているケースもあれば、引き渡し時のものに戻す必要があるなど、契約によって形態が様々ですので事前に契約内容の確認が必要です。
【関連記事オフィスや事務所の原状回復工事とは?退去時の基礎知識や進め方、注意点を解説【宅建士監修】
居抜きによる退去は原状回復義務が免除されるから、オフィス移転費用が削減できるワン!
居抜き移転の場合、賃料(家賃)3ヶ月分を削減!廃棄物・破棄物削減でSDGs(つくる責任、使う責任)に貢献も!
\移転費用削減に効果的!/
入居後にレイアウト変更を希望する場合や設備の改装を希望する際の費用にはコストがかかる
スタートアップやベンチャー、業界に人気なエリアは入居費用も高額になることも…。しかし、居抜きオフィス移転では、内装費が最大0円になることもめずらしくありません。まずは入居してみたいエリアのコストを算出してみてはいかがですか?
居抜きオフィス・事務所移転 (個別)無料相談会を開催中!
株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
【居抜きオフィス・事務所移転(個別)無料相談会の特徴】
- 無料でプロにオフィス移転の相談に乗ってもらえる
- 必要書類の各種届出・手続きが全てわかる
- 最新の居抜きオフィス情報をご提供(居抜きあり)
- 多くの企業が陥る「失敗するポイント」がわかる
今回、お客様からご要望の多かった「失敗しない」居抜きオフィス移転を実現する、居抜きオフィス移転(個別)無料相談会を開催することを決定しました。スケジュールの遅れは企業価値の毀損や想定外の支出につながります。ぜひお役立てください。
まとめ
そのまま使える居抜きオフィスであれば問題ないのですが、オフィスは従業員が仕事をするスペース、来客のためのスペース、共有スペースなど、様々な空間を併せ持つため、前入居企業の内装のままだと使いづらいケースがあります。
企業毎に各スペースで用途や機能が異なりますので、それぞれに適切な設備やレイアウトについて内装業者としっかりと打ち合わせをしておきましょう。
オフィスに居抜きにて入居する場合に気をつけるべき主なポイント6つを挙げてみました。
実際に目にしてみないと分からないことが多いと思いますので、ぜひチェックしてみて下さい。
営業担当者 / ハイッテ編集部 監修者
取締役
大隅識文(osumi norifumi)
宅地建物取引士【東京都知事:第237969号】
中央大学卒業後、マスメディア向け制作会社に入社し経営にも携わる。その後不動産仲介会社に転職し、共同創業者として2018年IPPO(イッポ)を設立。ベンチャー企業が登壇する「Morning Pitch(モーニングピッチ)」の運営に長年携わる。2000社以上の繋がりからお客様同士をマッチングさせることも。シード・アーリー期のスタートアップ企業から上場企業まで移転取引社数は500社以上、うち居抜きのオフィス移転の取引実績は200社以上に達する。