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ARやVRなどの空間コンピューティング技術を用い、体験拡張技術を活用したサービスを展開し、様々な企業との共同研究と自社サービスの開発を行っている株式会社MESON。
渋谷と原宿の間にあるハイセンスなオフィスビルに入居したのは今年の4月のこと。こだわり抜いた内装や家具は、センス溢れるシックな空間を演出しています。社員が気持ちよく仕事ができる空間を提供していくことで、より良いプロダクトが生まれると、代表取締役の梶谷さんはお話くださいました。
こだわりの内装やお気に入りのポイント、オフィスに対する考え方を熱く語ってくださっています。
<プロフィール>
株式会社MESON 代表取締役 梶谷 健人氏
<事業内容及びサービス概要について>
ARやVRなどの空間コンピューティング技術を用いて、人類の体験、そして可能性を拡張する企業。
空間コンピューティング時代に欠かせないサービスをつくるべく、様々な研究開発パートナー企業とともに、AR時代のユースケースとUXを探求するクリエイティブスタジオ事業を展開している。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
理由は2つありまして、1つは社員が増えたからですね。前のオフィスは一軒家タイプだったため、大人数になると少し窮屈に感じていました。
もう1つは、XRがメイン事業なので、パートナー企業にオフィスに来てもらって体験をしてもらうスペースが必要だったんです。パートナー企業は大企業やファッション系のハイブランドの方も多く、来社いただいた時にも遜色ないような「デザイン性のあるオフィス」がいいなと思い、移転に動きました。
物件選定の条件
いくつか細かい条件はあったのですが、大きくはオシャレなデザイナーズ物件で、社員が30名くらい入る渋谷エリアを希望していました。
ファッション系のプロジェクトも多いし、プロダクトのデザインに力を入れているので、デザイナーだけでなく全職種がデザイン感度が高くなるような、オフィス自体にもデザイン性があるかどうかも重視していました。
オフィスの決め手
内見は半年くらいかけて15棟は内見したと思います。
最終的にこのオフィスになった決め手は「気持ちよさ」です。
オフィスがあるエリアも渋谷と原宿の間なので、駅前の喧騒から離れつつハイセンスなエリアであることが良かったです。また代々木公園が近かったり、内装自体も清潔感があり、ウェルビーイングを意識したコンセプトビルなので共有スペースには緑が多く、都会の中でも自然の美しさを感じられるビルになっています。
ここで働いたら自分も社員も、気持ちよく働けそうだなというイメージが湧いたことが決定打でした。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
採用観点でいうと「XR体験できるので気軽に遊びにきてくださいね」とオフィスへ招待しやすくなったので、結果採用が加速したという変化があります。あとは、プレゼンテーションルームは家具も良いものを揃えて、いい意味でのオフィス感がある部屋に仕上がったので、新規パートナー企業に来社いただいた時のポジティブな反応を貰えることが増えました。
オフィスのお気に入りポイント
本当に気に入っているオフィスなので良いところはたくさんあります!
オフィス内でのお気に入りポイント
- 各部屋の入り口に設置されている顔認証セキュリティが便利。
- 室内の設備がIOT連携されていて、スマホのアプリによって遠隔で空調のON/OFFができる。
- 執務エリアの窓側が天井から床まで全面窓になっているので見晴らしがよく、景色がいい。
ビル自体の設備でのお気に入りポイント
- 1週間に1回、複数の飲食ブランドからウェルネスを意識した軽食を無料で提供される。
- 昼寝カプセルがある。
- 共用スペースのラウンジでコーヒーやクラフトビールが飲める(このオフィスに移転してから金曜は17時からお酒を飲んで良い社内ルールを作りました)
他にもたくさんありますが、トータルしてこれ以上のオフィスは無いというくらい気に入っています!
デスクの配置とレイアウト
なるべくグループが分割されないようにレイアウトは意識して配置しています。物理的に離れるとコミュニケーションにもギャップが生まれてしまうので、常にコミュニケーションが取れるように全員が一島にデスクを並べています。
また、部屋の間に壁があったのですが、入居してから取り払ってガラス扉に変えました。建築法の制限で、100平米を超えてはならないため一つの部屋にすることはできなかったのですが、ガラス扉にすることで、閉鎖感をなくし開放感が出るようにしました。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
ガラス扉に変えたり、床の施工をしたりなどの工事の手間が結構かかったことと、ビル側への作業申請も大変だった記憶があります。また、工事はビルの指定業者を使わないといけなかったので、想定よりも施工費がかかりました。
今思えばやっておけばよかったこと
入居前に、先に家具を買っておけば良かったかなと思います。納品までに発注してから4ヶ月かかる家具を買ったため、家具が揃うまでに時間がかかりました。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
今は、出社とリモートのハイブリットにしていて、月木金の午後だけ全員出社としています。それ以外は基本はリモートなのですが、「Teamflow」というバーチャルオフィスを活用して、リモートであっても社員が気軽にコミュニケーションを取れるように工夫しています。
オフィスの価値
フルリモートでも100%の仕事はできるけど、120%のアウトプットは決して生まれないなとフルリモートをやってみて感じました。
プロジェクトのタスクを消化していくことはどこにいてもできますが、本来のタスクではないけれど、これをやった方が効率が良かったり、より良いものが作れるというアイデアは、何気ない雑談やちょっとした会話から生まれるものではないかなと。
こだわりや熱量を生み、120%の仕事をするには皆が集まれるオフィスが必要だと思っています。
また、XRのサービスは一緒にその場で見たり、触りながら感覚的なことを伝えるとなると指示やコミュニケーションが取りづらくなってしまいます。なのでしっかり話ができる時間がとれるよう、オフィスは在るべきものだと思いますね。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
自分の場合は、こだわり抜いた結果が事業にプラスの影響が与えられています。
オフィスは社員が過ごす時間が一番長い場所なので、納得のいくオフィスが見つかるまで時間はかけた方がいいと思います。後悔が1点もないオフィスを納得いくまで探すことをおすすめします。
ハイッテ編集部からの一言
「これ以上のオフィスはないだろうと思う」と、熱く移転したオフィスについて語ってくださった梶谷さん。
オフィス内をぐるっとご案内いただき、ここはこうだから気に入っている、とそれぞれの部屋にお気に入りのポイントがあるようで、オフィスに対しての愛が溢れていました。ビル自体のサービスにも大変満足しているとのことで、終始楽しげにお話くださいました。
また、同社の福利厚生をお伺いしたところ、ユニークな制度を多く設けているようで、どの制度も社員が快適に会社生活を送れるように配慮したものとなっており、大変羨ましく感じました。このユニークな福利厚生は、また別の記事でご紹介いたしますので、ご期待ください!
株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引っ越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
- 人員の採用計画をどうするか
- 企業ブランディングの向上をどのように行うか
- 従業員エンゲージメントを向上させるには
株式会社IPPOはお客様の経営戦略や想いに寄り添い、将来の発展を第一に考える提案をおこなっております。
スタートアップ・ベンチャー企業のオフィス移転に強みを持ち、都心オフィス仲介実績1500件を誇る、オフィスマーケットを熟知した経験豊富なメンバーが、オフィス移転を円滑に進行するよう全力でサポートいたします。
営業担当者
セールス
塩沢龍太朗(shiozawa ryutaro)
宅地建物取引士【東京都知事:第280468号】
大学卒業後、新卒で地方銀行に入社し法人営業を5年間経験。創業支援をやりがいに感じ、数字に強い自己の特性と経験を活かし大企業向けコスト削減コンサルティング会社に転職した後、不動産TEC×スタートアップ支援に魅力を感じ株式会社IPPO(イッポ)へ参画。スタートアップ企業が多く集まるピッチイベントに多数参加し、「Morning Pitch(モーニングピッチ)」の運営にも携わる。