目次
新宿駅徒歩5分のJRE西新宿テラスに移転をされたTebiki株式会社。事業が急成長する中で、オフィス移転業務のほぼ全ての工程を担当されたコーポレート部の熊谷氏に、オフィス移転にまつわるエピソードを伺いました。
コーポレートチーム
熊谷 麻美 氏
<事業内容及びサービス概要について>
デスクレスワーカーが働く現場向けに、動画教育プラットフォーム「tebiki」を提供しています。現場スタッフが動画マニュアルをかんたんに作成でき、現場教育の進捗を可視化するとともに、音声認識/自動字幕/自動翻訳などの最新技術を活用した、テキストよりも伝わりやすい教育コンテンツで、新人教育期間を大幅に短縮できることが特徴です。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
オフィス移転に至った一番のきっかけは、事業成長の加速による人員増加ですね。一つ前のオフィスに移転した2021年2月頃の従業員数は11名ほどでしたが、その後の1年で人員が2.5倍にまで成長したことで、旧オフィスでは手狭になり移転を決意しました。
また、営業部メンバーは、日々オンラインミーティングや商談を行っており、旧オフィスでは会議室や個人スペースを十分に確保できなかったので、周囲の音声をマイクが拾ってしまったりと決して良い環境とは言えませんでした。そのようなこともあり、一人一人のスペースを十分に確保できる場所を用意したいという思いもありました。
あとはやはり大事なトイレですかね(笑)。旧オフィスでは男女1つずつあったのですが、男性が多かったこともあり、順番待ちが発生することがあったのも移転を考えたきっかけの一つかもしれません。
物件選定の条件
条件として、
・ワンフロア
・会議室2つ以上
・オフィスの広さは着席80名以上
を基準としてまずは探し、その中でもワンフロアはマストとしていました。人数が増えるに連れてチーム間交流が減っていく中で、お互いの顔も見えなくなると派閥ができたり、負の温床になったり組織にとってあまり良くないので、ワンフロアを希望しました。また、旧オフィスでは会議室を使いたくても空いていないということが発生していたので、最低でも2つ以上は設置したいと思っていました。先の事業成長を見据えてオフィスの広さも着席80名はつくりたいというのがありました。これらの条件を定めたのも事業の成長を考えた結果でした。
オフィス移転時の状況について
前職でも比較的小規模のオフィス移転は経験していたのですが、今回はオフィスの大きさが約4倍になるので全てが大変でした。それこそ物件探しから細かな条件決定、「什器はどうしよう」「ネット回線はどのくらいのものを引けばいいのか」「会議室の広さや数はどうしよう」など全て一から決めることが多く大変でした。ただ、オフィス移転にまつわるほぼ全ての工程を任せてもらえたのは、私自身にとって非常に大きな経験であったと思っています。そんな中、ネット回線の契約はスムーズにできたと思います。弊社ではNUROBizを契約したのですが、新オフィスの入居日から逆算して早めに申し込みをしたことによって、賃貸契約開始から移転まで2週間しかない短い期間でのインターネット敷設でしたが、移転したその日から滞りなく使いはじめることができました。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
採用活動が今まで以上に加速したのは肌で感じています。新オフィスへ移転した時点で、余裕を持たせて42席を用意したのですが、移転後5ヶ月ほどで既に埋まりそうな勢いです。採用時にもオフィスを見てもらったりするので、この新オフィスも採用活動の一翼を担っているのではと思っています。
空間の使い方としては、一人一人のスペースが広がったことで大きめのデスクを設置できるようになりました。旧オフィスでは60cm×100cmの比較的小さいデスクしか置けなかったのが、新オフィスでは70cm×120cmのものを設置し、チェアも良いものへ新調できたことで、社員からは嬉しい声があがっています。特にエンジニアの場合、モニターを横並びで設置したりするなど生産性を上げて作業するためにはスペースが必要なので、出来る限り良い環境を提供したいという思いを形にできたのは嬉しいですね。
また、新たにリフレッシュスペースを設けたことで、ウォーターサーバーやコーヒーマシーンを設置できるようになり、自然と社員が集まって部署隔てなくコミュニケーションが生まれるきっかけを作れたのは大きい変化だと思います。
オフィスのお気に入りポイント
少し重複しますが、新設したリフレッシュスペースは、自然と社員が集まる場所を作れたという点で気に入っています。それ以外は会議室ですね。今回3つの会議室を設置することができたのですが、設置時の苦労もあったという理由で会議室は気に入ってます。最初はガラス張りにする予定はありませんでしたが、元々天井に備え付けられている照明を移動した場合に莫大な工事費用が発生することが判明し、照明を移動せず会議室内の明るさを確保するにはどうしたらいいかを考えた結果ガラス張りという選択になりました。しかし完成を喜んだのは一瞬。「音漏れ」が発生することがわかりまして…。会議室では採用や1on1などの重要な内容を話すこともあります。さすがにこれはまずい!となりましたが、施工会社の提案で「サウンドマスキング」という機器を設置し、そのおかげで面談に集中できる環境を整えられました。
オフィスを構える理由
オフィスの価値
オフィスは事業の成長に欠かせないものだと思っています。弊社もリモート勤務は取り入れており、リモート勤務の良さも十分に理解していますが、その上でやはり対面の良さにはまだ勝てないと思っています。その理由としては、認識合わせや意思決定が早いという点や、調子の悪い社員に気付くことができたり、雑談から生まれたアイデアで企画がスタートしたりなど沢山あると思っています。また、弊社代表の貴山が言っていたのですが、「ムカついたらその場で」というように、お互いの意見の相違でムカッとする事があった時に、その状態のままでは仕事に影響がでるので、その場の雰囲気も伝わる対面の良さというのは間違いなくあると思っています。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
オフィス移転をするに当たって決断することがとても多くありますが、適切な決断をするために指標となるのは、自社のバリューやカルチャーだと思っています。他社の真似や社員の希望を叶えれば良いというわけでもなく、判断に迷うことがあっても、最後は自社のバリューやカルチャーに沿って考えることが大事だと思います。
あとは余談ですが「サウンドマスキング」の効果を実感してみたい方は、どうぞ弊社へお越しください(笑)。
ハイッテ編集部からの一言
今回のオフィス移転業務を一任され、ほぼ全ての工程を経験したという熊谷氏。だからこそわかる大変さや楽しさをお話いただきました。急成長している同社の今後に注目です。
居抜きオフィス・事務所移転 (個別)無料相談会を開催中!
株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
【居抜きオフィス・事務所移転(個別)無料相談会の特徴】
- 無料でプロにオフィス移転の相談に乗ってもらえる
- 必要書類の各種届出・手続きが全てわかる
- 最新の居抜きオフィス情報をご提供(居抜きあり)
- 多くの企業が陥る「失敗するポイント」がわかる
今回、お客様からご要望の多かった「失敗しない」居抜きオフィス移転を実現する、居抜きオフィス移転(個別)無料相談会を開催することを決定しました。スケジュールの遅れは企業価値の毀損や想定外の支出につながります。ぜひお役立てください。
営業担当者
シニアセールス
櫻井宏之(sakurai hiroyuki)
立正大学経済学部卒業後、飲食業界で働いた後、株式会社IPPO(イッポ)へ参画。新着物件情報や新着居抜きオフィス情報などの旬な物件情報のキャッチが非常に早く、情報量は社内NO.1。スピード感のある提案と引き出しの多さでリピート率は99%以上を誇る。不動産営業とソリューション営業も兼ね備え、顧客からの信頼も厚い。