目次
スポーツ関連の事業展開をする【株式会社PLAYNEW】にインタビューを実施しました。取り壊し前というデメリットをメリットに転換し、会社のカラーを出した内装になった同社。リモートワークも行っている同社のオフィスのあり方についても伺いました。
<プロフィール>
代表取締役 CEO 小泉 翔氏
<事業内容及びサービス概要について>
渋谷区からJリーグを目指すサッカークラブ「SHIBUYA CITY FC」の運営を行っています。また、ミレニアル世代のメンバーが自ら体験して得たインサイトや、これまでのフットボールクラブ運営で培ってきた経験を元に、企業様の若年層向けマーケティング支援、クリエイティブコンテンツ制作、イベント企画・運営を行っています。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
以前のオフィスは1フロアを2社で借りていて、お互いに席が不足してしまい一緒に入居し続けるのが難しくなったので、拡張で移転を検討しました。
2社で借りていた理由はお互いの会社でイベントを行うことがあり、1社でイベントスペースつきのオフィスを借りるとかなり費用がかかるので、コスト削減で1フロアを一緒に使っていました。
物件選定の条件
とにかく駅から徒歩5分以内の駅近にこだわりました。弊社がサッカークラブを運営しているので、スポンサーや行政などの団体とリアルの場で接点を持ちたかったのが理由です。移転してからはまだイベントを開催できていないですが、今後はイベントも開催していきたいと思っています。シェアオフィスも検討しましたが、荷物が多いと広いプライベートエリアが必要になり、賃料が高くなってしまうのでオフィスタイプにしました。
オフィスの決め手
内見は本当に気になる物件だけに絞って2棟の内見をしたのですが、外から繋がっている階段から直接オフィスに入れる構造が気に入ってこのオフィスにしました。イベント時の出入りのしやすさもありますが、サッカーボールやユニフォームなどの荷物の搬出入も多いのでエレベーターを待つ必要がないのは地味に便利ですね笑
あとは、このオフィスは建て替えの予定があるので、それまで入居していると現状回復の手間が省けるのも魅力でした。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
リモートワークも導入しているので全社員が揃うことはあまりないですが、以前のオフィスよりも駅近になったので、社員が集まりやすく社内イベントも行いやすくなりました。社員だけでなく、業務委託のメンバーやスポンサーの方も立ち寄ってくれるようになりましたね。
オフィスのお気に入りポイント
外に通じている階段から直接入れるところです。階段には弊社のポスターも貼らせていただいて、かなり満足しています。
デスク配置とレイアウト
賃料を予算よりも抑えられた分、内装に費用をかけました。天井を抜いてスケルトンにしたり、造作壁を作ってMTGルームや1人用の作業スペースを作りました。雰囲気は「部室」な感じが近いかもしれません笑
敢えてパイプでデスク周りを作ったり、フェンスを配置してみたり遊び心ある内装にしています。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
移転作業は軽トラで2往復して自分たちで行ったので、そんなに大変な点はなかったです。Wi-Fiの設置など細かい作業は内装会社の方がやってくれたので移転はスムーズにできました。
今思えばやっておけばよかったこと
内装で少し後悔しているのが、時期的な要因に引っ張られすぎて個室スペースばかりを作りすぎて、複数人でのMTGスペースがない点です。空調のすぐ近くに個室スペースを作ったので、個室は暑いけど、造作壁を隔てた端っこのスペースは寒いなんてこともあって…。個室スペースはかなり便利ですが、もう少しコロナ収束後のことを考えれば良かったと思います。
オフィスを構える理由
オフィスの価値
事業開始して3期目のベンチャーなので、周りの会社でリモートワークが多くなってオフィスを縮小している状況でしたが、最初は一緒に組織文化を作っていきたいと考えていました。スポーツだけでなく日々の業務の中でもコミュニケーションの重要性を感じています。当社がスポーツ関連の事業を展開しているからこそ、社員とのコミュニケーションも大切にしてスポーツに関わる全ての人が幸せに豊かになれるような仕組みを作っていきたいですね。
今後会社として大きくなった時に体制も変わると思うので、その時はシェアオフィスも検討に上がるのではないかと思います。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
事業計画や人員計画をしっかりと練った上で移転をすることはもちろんですが、移転先で内装を考える場合は時期に捉われずに考えた方がいいです。シェアオフィスで個室スペースが人気と聞いて弊社でも取り入れたのですが、個室スペースにばかり目が行ってしまい、複数人でのMTGスペースのことを忘れていました笑
ハイッテ編集部からの一言
小泉氏にはざっくばらんに移転の裏話から失敗談も話していただきました。個室スペースは人気ですが、導入の際はどこに設置するか、そして他のMTGスペースがあるか慎重に考えたほうがいいでしょう。同社は内装で会社の色を出しており、他社とは違ったオフィスの雰囲気がありました。内装でオリジナリティを出すにはオフィスタイプの方が効果的です。
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営業担当者
シニアセールス
櫻井宏之(sakurai hiroyuki)
立正大学経済学部卒業後、飲食業界で働いた後、株式会社IPPO(イッポ)へ参画。新着物件情報や新着居抜きオフィス情報などの旬な物件情報のキャッチが非常に早く、情報量は社内NO.1。スピード感のある提案と引き出しの多さでリピート率は99%以上を誇る。不動産営業とソリューション営業も兼ね備え、顧客からの信頼も厚い。