目次
株式会社カケコムの森川氏、幸田氏にインタビューを実施しました。社員全員で内見を行い、物件だけでなく街の雰囲気も見ていた同社。スタートアップならではの移転の検討の仕方や移転時の作業についても伺いました。
右:株式会社カケコム
代表取締役社長
森川 照太 氏
左:取締役CFO/博士(工学)
幸田 武範 氏
<事業内容及びサービス概要について>
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【カケコム】
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オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
専有部会議室 幸田 氏
以前のオフィスはアララ株式会社のご厚意でアララ社のコワーキングスペースに入居させていただいていました。弊社ともう1社でシェアしていたのですが、入居して約半年ほどで1社が移転し、その後は弊社のみで使用していました。その後、アララ社が経営統合されたことにより、入居していたコワーキングスペースに経営統合先の会社が入居することになったため、弊社が移転することとなりました。無料で使わせていただいており、オフィスに大きな不満はなかったので、今回のオフィス移転はタイミングによるものです。
物件選定の条件
専有部会議室 森川 氏
移転にかかるコストを抑えたかったことから、予算は坪単価15,000円以下の30坪前後で検討していました。以前はコワーキングスペースだったため会議室がなく、込み入った話ができなかったり、オンラインミーティングがしづらかったことから会議室があるかどうかも条件に入れていました。エリアに特にこだわりはなく、コストや会議室の数が条件に当てはまっていればいいという温度感でしたね。
内見時に意識して見ていたのは、「みんなが出社したいと思い、みんながここで働きたいと思える場所」であるかです。物件は、資料上はいい条件でも実際に内見してみると雰囲気が違ったり、周辺の環境が足りないことがあると思います。そのため、弊社は内見の際、物件だけでなく街の雰囲気も見るようにして、社員全員で内見をしてその後飲みに行っていました。最終的に今回入居したこの物件と白金高輪の物件とで悩みましたが、こちらの物件にしたのは、この街で生活するイメージが湧いたからです。
また、検討し始めの頃と最後の頃では条件に少し変化がありました。経済的な面の条件は同じだったのですが、全員で内見をするうちに「あの設備はなくてもいいかも」や「こういうのあったらいいな」など条件が定まってきました。例えば、最初はエンジニアのための籠り部屋も必要と考えていたのですが、最終的には不要という判断に至りました。
実は、この物件は検討し始めの頃にIPPOの櫻井さんから一度提案していただいていたのですが、私たちは資料だけ見てなしと判断していました。しかし、その後様々な物件を内見する中で、櫻井さんから「気にいると思うので内見してほしい」と言われて、内見したところかなり良かったです。櫻井さんから再度提案されなければこの物件に移転していなかったと思います。
検討から契約締結までかなり多くの物件を内見させていただき時間がかかりましたが、櫻井さんがとことん付き合ってくれたからこそいい物件に巡り会えたと思っています。
オフィス移転時の状況について
執務スペース
かなり時間をかけて検討をしたので、準備もある程度行っていたため移転作業で大変だったことはあまりなかったです。
強いて言うとすると、契約締結時に敷金が想定以上にかかったことと入居時に鍵が3つしか発行されず出社やランチの際に大変だったことです。敷金は保証会社や入居するテナントの状況により変わるものだとわかっていましたが、コストを抑えたいと考えていたため想定外でしたね。また、今回の移転では出社する前提だったのですが、出社の際に鍵がないと入れないため、わざわざ鍵を開けるのが大変でした。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
執務スペース 移転時の什器組み立ての様子
移転後、社員のオフィスに対する満足度が非常に高いと思います。物件を決める際も全員で決めたのですが、入居後も社員全員で決めるようにしていました。
執務スペースのウォーターサーバーとDIYの壁
例えば、壁を作ったりウォーターサーバーを置きたいとなった際には、それぞれに担当をつけて「○○大臣」と呼んで社員一人ひとりが会社のために何かをしている状況を作りました。みんなでオフィスを作り上げる中で自然とコミュニケーションが増え、業務の中でのコミュニケーションも密になったと感じています。
トイレ
今回移転したオフィスはおしゃれかどうかで言うとおしゃれではないです。ただ、取り壊し予定の建物で再度移転する前提のため、短期で成長する意気込みも込めて入居しています。
スタートアップ・ベンチャー企業としてはこのオフィスのような雰囲気の方が社員の向上心が高まるのではないでしょうか。
オフィスのお気に入りポイント
共有部会議室
オフィスもそうですが、場所自体も気に入っています。
オフィスは専有部分と共用部分にトイレがあり、加えて共用部分に会議室もあるためインフラ環境が整っていると感じています。場所は六本木駅徒歩3分という好立地で、周辺に飲食店が多くあるため、ランチや飲み会の時に活用できています。弊社には酒豪の社員がいるのですが、その社員がたくさん飲んでもお財布に優しい伝説の居酒屋があるのも嬉しいポイントです(笑)六本木という土地柄、高級な飲食店があれば、大衆居酒屋もあるので使い分けができると思います。
レイアウトひとつで社員の採用率や定着率が改善することも!?事業や業界事情により異なるレウアウトは生産性にも大きな影響があり、その後の事業成長速度にも寄与します。また、移転の検討段階からレイアウトを計画的に考えることで、移転工数も大幅に削減が可能です。新しいオフィス•事務所移転の形である、居抜きによる賃貸オフィスへの移転を考えてみませんか?
オフィスを構える理由
オフィスの価値
オフィスが必要な理由はシンプルです。企業として成長して変化しているから社員にはそのスピードについてきてもらわないといけません。部署が違えど営業やマーケティングそれぞれの話をすぐに聞けるようにしておかないとスピードにはついて来れないと思っています。
しかし、リモート自体を否定するわけではなく、オンラインは目的型コミュニケーションに向いているため、時と場合に合わせて使い分けができればと思います。弊社は基本的に出社の体制ですが、集中したい時はリモートワークも可能にしています。そして、オフィスがあることはコミュニケーションのためだけでなく、荷物があることで団結力につながると思います。荷物があると誰かのためにオフィスを掃除する必要が出ますし、社員が会社への帰属意識を持つきっかけにもなると思います。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
専有部会議室 森川 氏
会社のフェーズが初期であれば社員全員で内見するのをお勧めします。全員で内見することでスケジュールの調整に手間がかかりますが、そうすることで、そこに通勤してご飯を食べて帰るイメージが湧くと思います。
物件は永遠に見ることができますが、結局は社員が働く上でワクワクするか、楽しめるかが大事なので、どこかのポイントを妥協する必要は出てきます。その最終判断だけは経営層が鈍らないようにすることが大事ですね。
あとは、仲介の営業担当の方といい関係を築くのが大事です。どの企業、サービスも思い描いていることが違うからこそ、会社のことを理解してくれる営業担当がいると相談しながら色々な提案をもらえると思います。弊社は今回のオフィス移転だけでなく、過去のオフィス移転でもIPPOの大隅さん、櫻井さんに対応していただき、居抜き退去のサポートもしていただきました。
ハイッテ編集部からの一言
株式会社カケコムの森川氏、幸田氏にインタビューしました。社員全員が出社したくなるようなオフィスにするべく、様々な工夫を行っていました。
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株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
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今回、お客様からご要望の多かった「失敗しない」居抜きオフィス移転を実現する、居抜きオフィス移転(個別)無料相談会を開催することを決定しました。スケジュールの遅れは企業価値の毀損や想定外の支出につながります。ぜひお役立てください。
営業担当者
シニアセールス
櫻井宏之(sakurai hiroyuki)
立正大学経済学部卒業後、飲食業界で働いた後、株式会社IPPO(イッポ)へ参画。新着物件情報や新着居抜きオフィス情報などの旬な物件情報のキャッチが非常に早く、情報量は社内NO.1。スピード感のある提案と引き出しの多さでリピート率は99%以上を誇る。不動産営業とソリューション営業も兼ね備え、顧客からの信頼も厚い。