目次
ARエンタメの新しいユースケースを創るARゲーム事業や「最短3か月で“心を動かす”ARエンタメ」をコンセプトに、AR技術に特化したエンタメの企画・開発と、DX化を支援するスタジオ「Graffity AR Studio」をサービス展開するGraffity株式会社の移転エピソードを伺いました。移転前の課題から移転後の変化までインタビューしました。
会社名について
Graffity株式会社の概要をご紹介します。
Before
・オフィスにメンバーが入り切らない ・窮屈なオフィス環境で生産性低下 ・ミーティングスペースの不足 |
After
・メンバー全員出社にも耐えうるオフィスキャパシティ ・1人当たり面積の拡大による生産性の向上 ・自社オフィス内にミーティングスペースを2部屋確保 |
会社概要
Graffity株式会社は東京都渋谷区に本社を置くARエンタメスタートアップです。「ARでリアルを遊べ。」をミッションとして掲げ、AR×エンターテイメントにフォーカスしリアルで人々のつながりを豊かにするユースケースを発明しています。
会社名 | Graffity株式会社 |
設立 | 2017年8月 |
代表 | 森本 俊亨 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-14-13 岡崎ビル3-A |
業界・サービス内容
Graffity株式会社では2つの事業を展開しています。
①ARゲーム事業
広告なしで23万DL突破したARシューティングバトル「ペチャバト」とグローバルにてARシューティングバトル「Leap Trigger」をサービス提供しています。
②ARエンタメDX事業
「最短3か月で“心を動かす”ARエンタメ」をコンセプトに、AR技術に特化したエンタメの企画・開発と、DX化を支援するスタジオ「Graffity AR Studio」を運営しています。
オフィス移転前の状況について
オフィス移転前の状況について紹介します。
悩みや移転のきっかけ
移転前の課題は大きく2つありました。
1つ目はオフィスのキャパシティです。
以前のオフィスは最大収容人数が13人ほどのオフィスでしたが、在籍メンバー数が合計で15〜18名になっていたため、全員がオフィスに入れないという課題がありました。オフィスに出社しても休憩用のソファで仕事をしているメンバーがいる状態で、やりやすい姿勢でPC作業ができず生産性が低下していました。それらのことからより働きやすい環境にするためにも全員分のデスクを用意できるオフィスへ移転をしたいと考えていました。
2つ目はミーティングルームの数です。
ミーティングルームが1つのオフィスだったため、2件のミーティングが同時に行われた際は駅近のミーティングブースをレンタルで使用している状況でした。ミーティングの度に予約や移動が発生するため、業務効率が悪く利便性も低いため、この点も今回の移転で改善したいと考えていました。
上記2点の課題をきっかけに2023年2月から検討を開始し2ヶ月後の2023年の4月には意思決定を行いました。
物件選定の条件
複数の条件がありましたが、1番重視していたのは予算です。
社内でイニシャルコストとランニングコストの上限を定めて、妥協せずに条件の範囲内で探していました。その上で30〜40坪の物件を中心に検討し、オフィスで働ける人数を採用計画と照らし合わせオフィスのキャパシティも確認していました。また、立地は渋谷駅周辺が良いと考えており、渋谷から一駅圏内で検討をしていました。理由は以前のオフィスが表参道駅周辺だったため、メンバーの通いやすさなどを考慮して決めました。
上記条件を基に最終的に三軒茶屋と渋谷の物件で比較検討を行い、入居から退去までのトータルのコストパフォーマンスが決め手となり渋谷の「岡崎ビル」への入居を決めました。
オフィス移転時の状況について
移転時に大変だったことは内装とレイアウト決めです。
予算の兼ね合いで最低限の施工を内装会社に依頼した後に、大部分は自分達で創っていこうという話になっていました。そんな中、メンバーの要望を反映させた全体の設計から、材料調達、実際の手を動かす部分まで一貫して大変でした。特に執務スペースにタイルカーペットを200枚くらい敷き詰めていくのは大変でしたね(笑)
また、内装についての勉強も大変でした。私(塚本さん)は普段からARのデザインを担当していますが、オフィスデザインは初めてだったため必要な知識を学びながらデザインを進めていきました。移転期間中もオフィス移転業務に専念していたわけでなく、通常業務をしながら対応していたため、効率的に学ぶことを意識していましたね。
その中でも意識していたことはビジュアルで学ぶことです。内装会社さんがまとめてくれている記事やレイアウト集は直感的に分かりやすく参考になりました。実際に取り入れたのは執務室の配色などが挙げられます。執務室は天井が明るく、床に向かうに従い暗いと落ち着きやすいとのことで取り入れました。
オフィス移転後の変化について
移転してよかったこと
ミーティングルームを2つ用意できたこと、オフィスにお客様を呼べるようになったことなど沢山ありますが、1番良かったと感じることはメンバーの出社率が上がったことです。
以前のオフィスではソファや窮屈な空間で働いていたこともあり、生産性を上げる目的で自宅で働くメンバーが多かったです。しかし、移転をしてからは1人あたりのスペースも充分確保できたため、メンバーが積極的に出社するようになりました。出社率が上がったことに付随してコミュニケーションが活性化しているように感じています。
弊社はAR事業を展開しているため、その場で複数人がバーチャル空間上の同じAR CGを見てディスカッションをすることがあります。その際に出社率が上がったことでディスカッションがしやすくなりました。それにより通常の会話も促進され、事業効率が上がったと感じています。また、プロジェクト単位でメンバーが動いていることもあり、プロジェクト毎に情報の非対称性がありました。その点もオフィスでの雑談をきっかけに解消できていることも良かった点ですね。
IPPOに依頼してよかったこと
依頼して良かったと感じた点は3点あります。
1つ目は提案の質の高さです。
日頃のレスの速さはもちろん、予算や立地、坪数など弊社のニーズを総合的に考慮した上でマッチする物件の提案をいただけました。その結果、約3ヶ月というスピード感で移転を実現できたと感じています。
2つ目はコストシミュレーションをExcelで作成してくれたことです。
オフィス移転は考慮しなくてはいけない項目が多数あります。そのような状況下で物件毎にイニシャルコスト、月々のランニングコスト、退去まで含めたトータルのコストを一覧でまとめてくれていたことは、とても比較検討しやすかったです。
3つめは申し込み後のアフターフォローです。
物件選定後、入居するまで弊社の社内コミュニケーションツールに入っていただきました。その中で契約関連の不明点や保険、インターネットインフラ関連など諸々の相談や確認もさせていただきました。不明点を随時クイックに相談できたことは本当に有り難かったです。
オフィス移転を検討している方に一言
弊社は2022年2月から検討開始、2ヶ月後の4月に意思決定を行い、6月から入居という合計5ヶ月で移転しました。移転を通じて感じたことはスケジュールに余裕を持ち、物件を妥協しなくて済むよう調整することが大切だと思います。自社の条件にフィットする物件は必ずあるため、探し続けることが大切だと感じました。そのために、不動産仲介の担当者に自分達が移転で実現したいことを入念に擦り合わせることが大切だと思います。
また、移転を機にオフィスに何かしらの形で楽しさを取り入れるといいのではないでしょうか。弊社は週に2日出社と3日リモート勤務のハイブリッドな勤務形態を採用しているため、出社した際は少しでも楽しくなる工夫を施しました。具体的にはエントランスの真っ青な内装やARスタジオ、休憩スペースなどです。
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まとめ
ARエンタメの新しいユースケースを創るARゲーム事業や「最短3か月で“心を動かす”ARエンタメ」をコンセプトに、AR技術に特化したエンタメの企画・開発と、DX化を支援するスタジオ「Graffity AR Studio」をサービス展開を通じてリアルで人々のつながりを豊かにするARエンタメを発明するテックカンパニーとして注目を集めている同社にオフィス移転のエピソードを伺いました。オフィス移転後、1人当たり面積の拡大による生産性向上により事業成長も加速しそうです。
今回、スタートアップ・ベンチャー企業が抱える課題に対しIPPOの自社ネットワークから豊富な物件を提案した結果、当初抱えていた課題を解決するオフィス移転が実現できました。スタートアップやベンチャー企業の抱えている課題には傾向があるため、同様のフェーズの実績がある仲介会社に依頼すると安心です。
営業担当者
セールス
古川達也(Furukawa Tatsuya)
名城大学卒業後、新卒で大手メーカーに経理として入社。その後営業にキャリアチェンジ。大手からベンチャーまで新規営業、既存営業に加え新規事業部の立ち上げにも携わる。その後、スタートアップ企業と関わりを持ちたいと考え株式会社IPPOに参画。フットワークの軽さから多数のスタートアップイベントに参加。結果、月間最高参加数は23件と参加数は社内No.1。イベント主催者やVCとの繋がりが多数あるため、主催者へのイベント紹介数も社内No.1。約100坪の居抜きオフィス仲介経験あり。