目次
医師と経営者という二足のわらじを履く中山氏にオフィス移転前後のエピソードをインタビューしました。
取り壊し前のオフィスだからこそのメリットがあり、これから移転を検討する方にも参考になるのではないでしょうか。
<プロフィール>
アンター株式会社
代表取締役
中山 俊氏
<事業内容及びサービス概要について>
【Antaa QA】
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
以前は八重洲のxBridge(クロスブリッジ)というシェアオフィスに入居していたのですが、ビルの取り壊し時期と重なったため移転を検討しました。
当時お世話になっていたVCさんの紹介でIPPOの上田さんをご紹介いただき、物件のご提案をしていただきました。
物件選定の条件
東京駅の東側の近いエリアで検討していました。
日本橋エリアは元々ヘルスケア企業が多いので、周りの企業との交流もできるのではと考えていたためです。
設備面では、弊社では動画の配信も行っているので動画配信ができるようなスペースがあるのが条件でした。
また、内装を考える時間がもったいなかったので、居抜きでも探していました。
オフィスの決め手
このオフィスにしたのは、立地がいいのに安いというギャップがあったからです。
このビル自体、取り壊しの予定があるのでその分安いのかもしれませんが、数年は入居できる予定なので立地を考えるとかなりコスパはいいと思います。
また、内装を変えたとしても建て壊しまで入居することで次回の移転の際に発生する原状回復費を抑えることができるのも魅力でした。
2.移転後
2-1.移転後の変化
シェアオフィスから通常オフィスへ移転したので、他社がいない寂しさはありますね。
前までは執務スペースが他社と同じフロアで少しガヤガヤした感じがあったので、静かすぎると感じることもあります。
オフィスのお気に入りポイント
立地は特に気に入っています。
ランチでオフィス周辺の食べログで上位の飲食店から順に行っていました。これまでだと並ぶ飲食店でも、今だけかもしれませんが並ばずに入ることができます。ちょっとした買い物も徒歩1分圏内に三越があるので非常に便利です。
デスク配置とレイアウト
オフィスは大きく執務スペースと動画配信スペースの2つに分けています。
動画配信スペースは壁をコーポレートカラーのグリーンにして、動画配信時のグリーンバックとしても代用しています。
このアイデアはIPPOの上田さんの紹介の内装会社の宮工房さんにご提案いただいたもので、2wayの壁はコストも削減できて助かっています。
入居した時よりも長くいることができるので、もう少し内装を変えて行こうと思っています。
また、什器は全部で数万円ほどで集めることができました。
ジモティやFacebookなどのSNSで什器を譲ってくれる方を探して、レンタカーで引き取りに行きました。
新品で買うと10万円近くするものですら不要になったということで譲り受けることができ、移転にかかるコストを削減することができました。
デスクや椅子などが大量に必要でない場合は、ジモティなどで探すのもいいかもしれません。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
緊急事態宣言下での移転だったので引越し業社を使おうにもタイミングが合わず、大変でした。
ただ、シェアオフィスからの移転だったので什器などの荷物がなく、身軽に移転できたのはよかったです。当時はインターン生もいたので、レンタカーで車を借りてみんなで一緒に搬入作業をしました。
今思えばやっておけばよかったこと
壁の色は移転してすぐにやればよかったと思っています。
移転したばかりの頃は取り壊し予定のスケジュールから逆算して、時間が少なかったので内装にコストをかけるのはもったいないと思っていたのですが、取り壊し時期が延びたので内装はもっと早くから変えておけばよかったと思っています。
内装は動画配信スペースの壁と床を張り替えてもトータルで100万円位でした。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
現在は私とCOOの西山だけ出社して、他メンバーは週1〜2日程度の出社でリモートワークを行っています。
私自身、病院で働きながらAntaaを経営しているので、今後フル出社になる可能性は低いです。
オフィスの価値
オフィスを構えない理由を考えたことがなかったです。
仕事をする環境としてオフィスは必要なのではないでしょうか。
弊社だと動画配信を行うので、配信用の機材を置く場所としてもオフィスがあると便利です。
また、社員によっては自宅では外的要因で仕事ができないケースもありますし、リモートだと稼働時間外を超えて作業してしまうことがあると思います。
オフィスがあることでオンオフの切り替えができ、メリハリを持って仕事をすることができると考えています。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
オフィス移転でわからないことは仲介会社に全て聞くことをおすすめします。
オフィス移転を何度か経験しても、主導して経験したことのある人は少ないと思うので、何が正解なのかわからないこともあります。
近年はコロナの影響でオフィスのトレンドが変わってきているので、オフィス移転のプロの仲介会社に聞くことで最短距離で求める物件に出会えると思います。
ハイッテ編集部からの一言
シェアオフィスからオフィスタイプへ移転した同社。什器をイチから揃えるのは大変ですが、ジモティなどを活用することでコストを大幅に削減することもできます。
移転の手法も多様化しており、居抜きや什器を譲ってもらうことで初期コストを抑えることが可能になってきました。
また、取り壊し前のビルの場合、取り壊しまで入居すると原状回復を行う必要がない場合もあるので次回の移転までのトータルのコストを抑えることもできるかもしれません。仲介会社や管理会社に確認してみましょう。
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営業担当者
シニアセールス
上田豊(ueda yutaka)
宅地建物取引士【東京都知事:第234599号】
九州情報大学卒業後、新卒で東証一部上場のアパートサブリース会社に入社。その後不動産仲介会社へ転職し、株式会社IPPO(イッポ)へ参画。不動産業界経験16年ならではの街、物件の知識量は社内NO.1。内装写真を見ただけでどのビルかわかるだけでなく、周辺環境にも詳しく、その知識量の多さは歩くGoogleMAPと呼ばれるほど。オーナーとの条件交渉が得意で、確実に決めてくれる安心感から、4年間で1社13件の成約を達成。オフィス移転以外も幅広く取引実績あり。