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フォンブースとは?種類や導入の注意点を解説【スタートアップ・ベンチャー必須】

フォンブースとは?種類や導入の注意点を解説【スタートアップ・ベンチャー必須】

更新日:2023.09.14  公開日:2021.07.16

オフィスで集中して業務を行いたいとき、WEB会議などで外部の音をシャットダウンして打ち合わせをしたいときなどに活躍してくれるフォンブース。様々なタイプがあるためそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。今回はフォンブースの導入を検討している方に向けてフォンブースについて簡潔にまとめてみました!

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フォンブースとは

フォンブースとはその名の通り「設置型の個室空間」です。

非常にシンプルな設計のため、オフィスに直接手を加えるような大きな工事の必要はなく、設置するだけで活用することができます。

外界からの音を防ぐ優れた遮音性が魅力のフォンブースは、当然ながら内部からの音を漏らすこともありません。オープンスペースのオフィスで集中したい時や、周囲の雑音をシャットアウトしてWEB会議を行いたい時に活躍してくれます。そんなフォンブースは1人用だけでなく、小規模の会議にも対応可能な複数人入れるものまでバリエーションも豊富。

通常の購入だけでなく、サブスクリプションサービスも存在しています。特殊なものだと「壁掛けテレフォンブース」のような簡易的なフォンブースも存在します。壁に向かって話をすると、囲んでいるフェルトが吸音してくれるため、集中して電話がしやすいというメリットもあります。

今回ご紹介する個室タイプに比べて設置が簡単で安価なことがメリットですが、機密性は低い傾向にあります。

フォンブースのメリット・デメリット

フォンブースのメリットとデメリットは以下の通りです。

フォンブースのメリット

スペースに大きな工事無しで簡単に個室が設置できるという利便性は大きな魅力。しかしなんといっても防音性に優れており作業に集中できる点が一番のメリットといえます。会議の内容が外に漏れないためオフィスの雑音を避けたオンライン会議が行えることも大きな魅力です。会議室が不足しているオフィスではおすすめです。

また、セキュリティ・プライバシーが確保された静かな個室空間で集中して作業できるため、生産性の向上にも期待できますまた、騒音を遮り中の音は漏れにくい構造のブースが多いため、秘匿性の高い情報を取り扱いながらの業務やコミュニケーションが可能となります。。声や音を遮断する防音仕様の場合は周囲を気にすることなく電話やテレビ会議ができることもメリットのひとつです。また、会議室よりも導入コストが安いという点もメリットとして挙げられます。

フォンブースのデメリット

多くのメリットがある反面、導入コストがかかる点はデメリットと考えられます。人数の多い会議を想定している場合は導入しにくいなどもデメリットのひとつです。また、防災設備が必要になる場合があるため、導入する際はメーカーに問い合わせましょう。

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Web会議やミーティングのスペース不足を解消できる個室型ブース

自席では音が気になってオンライン会議ができない、少人数の打合せのために会議室を予約するのは面倒など、そんなタイミングは少なくないのではないでしょうか?

そのような場合は個室型ブースがおすすめです。

遮音性が高いボックス型フォンブース

少人数での会議や1on1など、クローズドな場所が必要なときは電話ボックス型の個室型ブースがおすすめです。遮音性が高く、ボックスの外に会話が漏れる心配も基本的にはありません。1人で使用するものから複数人で使用できるものまで、さまざまな大きさがあります。テーブルや椅子を設置することもでき、ほぼ会議室と同じように使用できます。

TELECUBE(テレキューブ)

床・壁・天井すべての面が囲われた個室空間のフォンブースです。内装パネルは、映画館でも使用されている高性能の吸音パネルを採用しています。遮音・吸音・照明・換気の各機能が備わっています。また、防火性に十分配慮された仕様のため、従来の家具と同様の扱いで設置が可能です。大がかりな設置工事はもちろん必要ありません。

駅の構内、空港のロビー・ラウンジ、オフィス、喫茶店など飲食店、デパート・ショッピングセンター、銀行、図書館、美術館・博物館、イベント会場などに設置が進められています。

完全密閉型のフォンブースなので様々な使い方が可能です。外回りの隙間時間にも、テレワークにも対応可能。完全個室なので社外秘の情報も扱うこともできます。個人でも法人でも登録可能です。

Framery Q(フラメリーQ)

Framery Q(フラメリーQ)のフォンブース

フィンランドのオフィス家具メーカーによる防音ボックスです。特許取得済みの優れた換気システムを搭載し、ブース内はいつも静かで、空気はきれいな状態が保たれています。ボックスは4人までの使用に適した大きさですが、長時間の使用にも向いており、室内でデスクワークをしてもしっかり集中できるように設計されています。ニーズや好みに合わせて、デザインや内部の仕様を選ぶことができます。

CLASフォンブース(C-0206

家具・家電のサブスクリプションサービスCLASを運営する株式会社クラスも2020年7月7日より簡易型フォンブースを提供しています。⾳や視線の影響を受けにくく、集中ブースや個室タイプのフォンブースほど場所を取らない最小スペース設計。ミーティングルームの予約を取るほどではない時など、ちょっとしたWEBミーティングや電話に即座に対応できる簡易さが魅力です。正⾯はホワイトボードになっており市販のマーカーでメモ書きが可能。滑り⽌め⽤の両⾯シール(※別売)を使えば、携帯を張り付け、パソコンをしながらリモートmtgも。

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Kolo

関家具が提案するシンプルなフォンブース「Kolo」。上述のブランドとは異なる買い切りタイプです。1人用の「Solo」と1〜4人用のDuoが用意されており、洗練されたデザインや様々なカラーバリエーションも魅力的。オプションで椅子やソファー、テーブルなどを設置することもできます。

snowhut

四方を囲うセミクローズ型のブースであるスノーハット。外界の音や視線を遮るのはもちろん、オプションの吸音パネルや天井ルーバーの設置も可能。スノーハットは高いデザイン性とモジュール型の設計により、オフィスや施設内のさまざまなレイアウトやデザインに対応し、より幅広い活用が可能なタイプのフォンブースです。サイズ感やデザインの多様性、大きな外壁面をプレゼンボードや緑化に活用することも。また、クロス部はマグネットでの掲示にも対応します。

電話や作業に集中できるブース型フォンブース

話や作業に集中したいときには、ボックス型よりも設置が簡単なブース型が活躍してくれることも。ブース型はパーテーションのように空間を分け、吸音によってブース内外の騒音を軽減するアイテム。大きいものからデスクの上に設置して半個室のようにするタイプまで形は様々です。天井や壁面の一部が開いているためボックス型のような遮音性はありませんが、比較的軽いためオフィスにも置きやすいというメリットがあります。室内の音漏れが気になるときは、サウンドマスキングを使用して音を隠すことも可能です。

Officia(オフィシア)

吸音により反響音を抑制することで騒音を抑えるパーテーションです。通常よりも高密度のフェルトを用いており、吸音性に優れているのが特徴。工具を使わずに面ファスナーでジョイントできるため、施工がとても簡単です。またパーテーションは、非常に軽く移動がしやすいので、オフィスの状況に合わせてフレキシブルに組み合わせを変更できます。

YURT(ユルト)

YURT(ユルト)のフォンブース
画像出典:YURT(ユルト)

ソファー型の半個室や個人ブースなど、使用目的に合わせて多彩なスタイルをデザインできる吸音ブースです。パネルに内蔵されたウレタンクッションが、ブース内外の騒音を軽減してくれます。メーカーが実施した測定調査によると、ユルトのパネルにはオフィスで発生する幅広い音の周波数帯(400Hz~4000Hz)において、従来のパーテーションよりも優れた吸音効果があります。

また、オプションのイームパネル(屋根型のパネル)は、頭上の開放部から伝わる音を軽減する効果があります。

VSP-2

VSP-2のサウンドマスキング

ブースの音漏れが気になるときは、サウンドマスキングを使って音を隠すことも可能です。サウンドマスキングとは、会話の音に他の音を混ぜることで「話し声は聞こえるが、内容はわかりにくい」状態をつくり、内容を隠すシステムです。比較的小さな音でも効果を発揮してくれるので、快適性を保ちながら会話のプライバシーを守ることができます。

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フォンブース導入の注意点

フォンブースは家具のように導入できますが、消防法上は個室の扱いになる場合があります。

そのため防災設備が必要となることも。ビルの階数や仕様により、自動火災報知器、煙感知機などが必要になることも考えられます。高層階の場合、スプリンクラーなどの消火設備も内部に設置する必要が出てくる点にも注意しなければなりません。スプリンクラーをフォンブース内に設置する必要がない場合でも、天井とフォンブースの隙間が狭い場合は障害となり、スプリンクラーや非常用スピーカーを増設または移設しなければならないケースもあります。

導入に際しての搬入設置のコストも忘れてなりません。フォンブースは小さい物でも1m×1m×2m以上あるので、搬入設置にはコストがかかります。フォンブースの部材は大きく分けてガラス部分と横のパネル部分と繋ぎ部分に分かれます。ガラス部分は1m×2mくらいなのでエレベーターが狭い場合は乗せることができず、階段を人力で持ち上げることになり人件費が大きくなってしまうことも…。

また、フォンブースは内部に電源を通したり防災設備を入れたりと配線があるので、設置した後は気軽に動かせません。購入前には必ず、ビル管理会社とフォンブースやオフィスの消防に詳しい人に相談することをおすすめします。

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※()内は8月に追加された新着物件数です。随時、オフィス物件は追加されます。
※毎週更新【8月28日(月)更新】

まとめ

フォンブースの特徴や導入の注意点などに関してまとめてみました。フォンブースは特徴やタイプが様々。企業のニーズにあったフォンブースを選ぶことが大切です。
また、導入の際は必ずオフィスやビルの状況を確認するようにしましょう。企業の生産性を高められるようにリスクのない導入を行いたいものですね。

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