目次
渋谷のシェアオフィスから中目黒の居抜き物件へ移転した株式会社DIRIGIO。このオフィスに決めるまでに10棟以上の内見を経て見えたオフィス選びのポイントや、居抜きならではの魅力についても深掘りしました。ぜひ移転の参考にしてみてください。
<プロフィール>
代表取締役社長
本多祐樹氏
<事業内容及びサービス概要について>
飲食店様のテイクアウトやデリバリーを中心とした、モバイルオーダーの立ち上げを支援するプラットフォーム事業である「PICKS」の開発・運営を手がけています。
近年、新型コロナウイルスの影響で飲食店で食事ができないケースが発生し、テイクアウトが注目を集めたことでテイクアウトのニーズが上昇。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
以前は渋谷のシェアオフィスに入居していました。社員の人数が増えてきて、ずっと同じシェアオフィスにいるのはスペース的に難しいと感じ、移転を検討しました。
また、これから事業拡大をする上でも新たなオフィスが必要だと感じていました。
物件選定の条件
感じ方には個人差があると思うのですが、落ち着いた街であることが第一条件でした。住宅街とオフィス街が混ざったような繁華街よりも少し落ち着いた雰囲気の青山や中目黒は私の思う落ち着いた街のイメージです。
設備面ではトイレが執務スペースから離れていること、会議室があることが条件でした。
過去に執務スペースとトイレが近いことがあって気になった経験があるのでトイレはできるだけ執務スペースから離れているほうがいいと思いました。
オフィスの決め手
このオフィスは居抜きなのですが、内見の時から既にほとんどが揃っていて足りないのはモニターや消耗品くらいだったのが決め手です。内装が出来上がっていたので内見時に働くイメージが湧いて、「このスペースはこういう風に使おう」と考えることができました。このオフィスを内見するまでに10棟以上の内見をしたのですが、このオフィスの内見をしてからはほぼ即決だったと思います。
他にも居抜きの物件を内見したのですが、居抜きと言っても会議室が残っているだけだったりして、内装に手を入れる必要があるような物件が多かったです。その中でこのオフィスは什器も内装も全てが揃っていて、しかもお洒落だったのでここにしない理由の方が少なかったかもしれません。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
ラフなコミュニケーションを取りやすくなりましたね。以前はシェアオフィスだったということもあり、他社の人もいる環境で社外に対してオフレコにしたい内容を話すときに会議室を予約する必要があったり、社内のコミュニケーションが取りずらいと感じていました。このオフィスにはデスクだけでなく、カウンターやソファーがあるのでそこでの社員同士の交流が活発になりました。
また、中目黒駅から近いので出社もしやすくなったという社員が多いです。中目黒駅周辺はお洒落な飲食店も多く、ランチの時に困らないのもメリットですね。
オフィスのお気に入りポイント
会議室のガラス張りの扉は気に入っています。普通だと開き戸が多いと思うのですが、引き戸でガラス張りなので、社内イベントがある時にはフリースペースと会議室を繋げてイベントスペースにすることもできます。今後社員が増えた時に会議室の使い方の幅が広いのはありがたいですね。
あとは、入居後に気づいたのですが、晴れた日には富士山が見えるところも気に入っています。中目黒って渋谷に比べるとオフィスビルが密集しているわけではないのでオフィスの周りに高い建物がなく、ブラインドを開けると開放的になるんです。
デスク配置とレイアウト
デスクや内装は一切変更していないです。持ち込んだのはモニターと消耗品くらいで、今はまだスペースを持て余している感じがしますね(笑)
居抜きオフィス・事務所でも自社の働き方に合わせてレイアウトのカスタマイズが必要な場合もあります。
工数を1/3にして効率的にレイアウトを考える方法を解説しました。
移転して見えた改善点や後悔
移転して大変だったこと
今回の移転は本当になかったです。過去の移転では什器を買い揃える必要があったり、什器の組み立てが面倒だったのですが、今回はそれもなかったですね。
Wi-Fiの設置もIPPOの山岸さんにお願いして早めに繋いでもらったので、大変だとは感じなかったです。
今思えばやっておけばよかったこと
内見をする前に知り合いのオフィスに行って内装や広さの感覚を掴めばよかったと思いました。今回はタイミングよくいい物件に巡り会えたのですが、この物件がなかったらまだ内見をしないと決められなかったかもしれないです。内見するとある程度の広さの感覚は掴めるかもと思ったのですが、いざ内見してみると何もない状態のオフィスを見ることになるので什器が入った時のイメージが湧きにくかったですね。メジャーで測っても高さがあるものだと圧迫感を感じることもあるので、なかなかイメージできませんでした。
オフィスを構える理由
現在のオフィスの稼働状況
基本的に出社しているメンバーがほとんどで、何か事情がある場合はリモートで稼働する場合もあります。社員が出社したいと思うようなオフィスがコンセプトなので社員が進んで出社したいと思ってくれていて嬉しいですね。
オフィスの価値
私はスタートアップ企業だからこそ時には集まって仕事をすることにも価値があるのではないかと考えています。スキルが100%じゃない場合もあって、その中で熱量をあげて業務を行っていくので時には勢いとノリも必要です。直接コミュニケーションを図ることで偶発的に生まれるアイデアもあると思います。小さな発明や小さなアイデアの繰り返しが大きな成長に繋がることもあるので、みんなが出社しやすく自然と集まりやすい開放的なオフィスを構えることで成長もできると考えています。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
まずは、他社の内装を見ることです。オフィスへのイメージが明確になることで移転に割く時間も短くできると思います。
また、本格的に移転を検討する前に仲介会社とコンタクトをとっておくといいかもしれません。移転したいと思った時に求める条件に合致した物件がない可能性もありますし、条件が定まっていないと営業さんもニュアンスを感じ取って提案するのが難しくなってしまいます。住居の引っ越しも同じようなことが言えると思います。弊社もIPPOの山岸さんに連絡したのは5月で6月頃から内見をしたものの時間がかかってしまい、11月にこのオフィスに移転しました。数日で内見をしようとするといいものが見つからない可能性があるのでスケジュールを先読みして動くのをお勧めします。
ハイッテ編集部からの一言
居抜きで移転をした同社ですが、この物件に巡り合うまで10棟以上の内見を行ったとのことでした。実際に内見にも同行させていただいたのですが、確かに什器がない状態だと広さの感覚が掴みづらいです。他社のオフィスを見ることで広さのイメージも湧き、内装の参考にもなるかもしれません。
スタートアップの居抜きオフィス・事務所移転の実績多数!
株式会社IPPO(イッポ)では、スタートアップ・ベンチャー企業に特化し、居抜きオフィス・事務所移転を多数支援しています。設立当初から支援してきたからこそわかる様々なノウハウをお客様にご提供し、最適な物件をご提案させていただきます。
都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区)の居抜き移転はIPPOへ!
営業担当者
シニアセールス
山岸耕(yamagishi ko)
大東文化大学卒業後、NGO団体に所属。夢や希望を持った人をサポートすることにやりがいを感じ、スタートアップへのサポートが強い株式会社IPPO(イッポ)へ参画。VC(ベンチャーキャピタル)との親交が深く、アクセラレータープログラムなどイベントにも多数参加。VCとのアライアンスに携わっており、スタートアップへVCの紹介も行っている。また、オフィス移転レクチャーを勢力的に開催。顧客の相談役として厚い信頼を受けており、顧客の上場数は2022年度社内NO.1。