目次
有名タレントの宣材素材提供サービス「Skettt」を運営する株式会社Wunderbarの移転エピソードを伺いました。有明のサービスオフィスを活用していた同社が、なぜ今回のオフィス移転で渋谷にしたのか、そしてどのようにオフィス移転をしたのかインタビューしました。
株式会社Wunderbarについて
株式会社Wunderbarの概要をご紹介します。
会社概要
執務室
株式会社Wunderbarは東京都渋谷に拠点を置くIPテックスタートアップです。有名タレントの宣材素材提供サービス「Skettt」を運営しています。「自らを超越し、世界を沸かせ」という強いミッションを掲げ、「IPの可能性を広げ、人々に衝撃と感動を」という中期ビジョンに向かってIP×テクノロジーという文脈で挑戦しています。
会社名 | 株式会社Wunderbar |
設立 | 2019年3月 |
代表取締役CEO | 長尾 慶人 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷三丁目7番2号 第3矢木ビル 9階 |
業界・サービス内容
有名タレントの宣材素材提供サービス「Skettt」
有名タレントの宣材素材提供サービス「Skettt」。これまで大手企業に限定されていたタレント起用のハードルを下げ、1ヶ月から簡単に全国的に認知されているタレントが活用可能。タレント選定からクリエイティブ制作、効果測定まで、事業ブランディングを一気通貫してサポート。
「IP活用を科学する」すべく、コスト・アクセスの面で敷居を下げ、IP活用におけるデータを保有/AI検証/企画提案に回すことでこれまでなかった「広告効果の出るIPプラットフォーム」という形で新たなモデルを提供しています。
オフィス移転前の状況について
フリースペース 株式会社Wunderbar 長尾氏
有明のサービスオフィスに入居していた時は法人登記を目的にオフィスを契約していました。しかしコロナ禍という状況だったため、オフィスで働くのではなく自宅でのリモート勤務を中心とした勤務体系でした。また、出社を考えた際に従業員のアクセス面に課題を感じていました。
悩みや移転のきっかけ
今後の事業成長を目的に企業文化・風土を醸成していきたいと考えたことが移転のきっかけです。併せて、採用強化の面も考慮してこのタイミングで自社のオフィスを構えることを決めました。2022年9月から検討を開始して12月に契約を締結したので3ヵ月前後で移転しました。
物件選定の条件
執務室
主に重視した点は3点です。
1つ目は直感ですが、「気の良さ」です。今後採用を強化していくため、建物自体の雰囲気や採光具合などを重視して見ていました。第3矢木ビルは新築であることに加え、9階のため採光も抜群です。特に午前中はヒカリエの窓に反射した光が入ってくるので、半分ヒカリエから光を貰っています笑
執務室
2つ目はエリアです。新オフィスのエリアは移転計画を立て始めたときから渋谷一択に決めていました。私は元々渋谷で働いていたため、渋谷のベンチャー企業の多さや街の良さを知っていました。これら過去の経験を踏まえて1つ目の条件と少し被りますが、明治通り沿いは「気の良い場所」だと感じています。そのため明治通り沿いのオフィスが第一希望でした。結果として明治通り沿いではないものの、渋谷警察署近くの治安も良く騒がしくない場所を選択できたと思っています。
執務室
3つめは設備面です。主にトイレや室内の清潔感を確認していました。採用強化に伴い、求職者の方と会話していると、私の想像以上にトイレなどの水回りの清潔感を気にされているように感じました。そのため、今後の採用を考えトイレや室内の清潔感は意識して確認しました。これらの3つの条件を中心に、最後は金額面など総合的に判断し「第3矢木ビル」への移転を決めました。
オフィス移転時の状況について
特に大きな問題なくスムーズに実行できたと感じています。元々サービスオフィスに入居していたため、什器や家具など大きな荷物の移動がなく移転作業が楽でした。また、移転検討の当初から内装を入れる想定をしていたところ、IPPOさんから内装業者の株式会社宮工房をご紹介いただきました。内見時から宮工房さんとレイアウトイメージの相談・共有をしていたため、移転時は特に大きな問題も発生せずイメージしていたオフィスを作れたと感じています。また、インターネット回線の会社もご紹介いただきました。契約から入居開始までの時間が短かったにも関わらず、スピード感持って対応していただき助かりました。
オフィス移転後の変化について
エントランス
ワンフロア・ワンテナントのオフィスへ移転した結果、自分たちのカルチャーを作れる空間が用意できたと感じています。
移転してよかったこと
フリースペース 左:IPPO古川 右:株式会社Wunderbar 長尾氏
シンプルに自分たちの空間を作れたことが良かったです。私は企業文化・風土を作ることが組織拡大のために重要だと考えています。もし、これらが出来上がっていないとミスマッチから離職へ繋がる可能性が高いため、事業成長を妨げる要因になってしまうと思います。そのため、オフィスは企業が成長する上で必須のツールであるとも考えています。組織が大きくなってきたフェーズではサービスオフィスという選択肢も良いと思います。しかし、私達のフェーズではいかに企業文化・風土を醸成できるか、言い換えると「しっかりとした家」を作れるかが今後の成長の分岐点になると考えています。それ故、今回の移転で自分たちの空間を持てたことは大きな価値があると考えています。
また、採用面でもプラスに働いている印象を受けています。渋谷はアクセス面が良好なため、求職者数の母数が増加しました。加えて、私達としても自信を持って話せるようになった気がしています。渋谷という立地にワンフロア・ワンテナントで入居していることを面接時にお話できる点は以前との違いだと感じています。
さらに、周辺のランチ環境がとても充実しています。大きな商業施設が多く、お店もジャンル問わず幅広くあって嬉しいです。焼肉、ハンバーグ、ラーメンなど何でも揃っている印象です。ちなみに最近は従業員と一緒にうどんをよく食べてます。ランチ環境が整っているとコミュニケーションも捗ります。
IPPOに依頼してよかったこと
エントランス 左:株式会社Wunderbar 長尾氏 右:IPPO古川
IPPOさんは安心感がありました。実は今回、IPPOさんともう一社へ相談したのですが、両社を比較検討した際に、IPPOさんが提案してくれる物件数が1.5〜1.8倍ほど多かったと思います。これらを踏まえて不動産業界内のネットワークが多そうだと感じ、安心感へと繋がりました。また、ビルオーナーに対して皆が納得する形で交渉してくれました。家賃やその他条件など弊社の意図や希望を理解してくれた上で、適切に交渉してくれて助かりました。
オフィス移転を検討している方に一言
もしこれからオフィス移転をするのであれば、この2点を考えることをおすすめします。
1つ目にスケジュールに余裕を持って考え始めることです。オフィス移転を検討する時に、まずは大枠のエリア(恵比寿、渋谷、中目黒あたりなど)を決め、その後に具体的なエリア(渋谷の明治通り沿いなど)に絞りエリアを固めて、その中で良い物件を待つという流れになると思います。その上で吟味する時間を設けるため、余裕を持ったスケジュールを準備することがオフィス移転を成功させるコツだと感じました。
2つ目に交渉力が強い会社に依頼することをおすすめします。今回、IPPOさんはコミュニケーションの節々でこちらのために動いてくれていることが分かったため、とても安心して進めることができました。賃料や敷金の調整時も我々をリードして進めてくれた印象です。オフィス移転は安い買い物ではないため、適切な交渉をしてくれる会社を見極めることが大切だと思います。
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株式会社IPPO(イッポ)ではオフィス移転を単なる「引越し」ではなく、企業価値を高める「重要なプロジェクト」のひとつと考えています。
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まとめ
「Skettt」でエンタメ業界のニュースタンダードとして注目を集めている同社にオフィス移転のエピソードを伺いました。オフィス移転後、企業文化・風土を醸成し事業成長も加速しそうです。今回、スタートアップ・ベンチャー企業が抱える課題に対し豊富なネットワークから最適な物件を提案した結果、約3ヵ月という短期間でオフィス移転が完了しました。企業のフェーズにより抱えている課題は異なるため、同フェーズの実績がある仲介会社に依頼すると安心です。
営業担当者
セールス
古川達也(Furukawa Tatsuya)
名城大学卒業後、新卒で大手メーカーに経理として入社。その後営業にキャリアチェンジ。大手からベンチャーまで新規営業、既存営業に加え新規事業部の立ち上げにも携わる。その後、スタートアップ企業と関わりを持ちたいと考え株式会社IPPOに参画。フットワークの軽さから多数のスタートアップイベントに参加。結果、月間最高参加数は23件と参加数は社内No.1。イベント主催者やVCとの繋がりが多数あるため、主催者へのイベント紹介数も社内No.1。約100坪の居抜きオフィス仲介経験あり。