目次
採用強化の拡張で移転した株式会社オースタンス。代表取締役社長の菊川氏に、移転にまつわるエピソードを伺いました。
株式会社オースタンス
代表取締役社長
菊川 諒人 氏
<事業内容及びサービス概要について>
日本最大級のシニア・中高年向けコミュニティサービス「趣味人倶楽部」の運営を通して、シニアインフルエンサーやシニア体験のプロデュースを行う。
また、法人や自治体向けにシニアDX推進やシニアマーケティングの戦略策定、実行支援といった事業も展開している。
【趣味人倶楽部】
50〜70代のシニア・中高年世代の多くの方に日常的に使用されている、趣味で繋がる匿名制のコミュニティサービス。
【シニアDXラボ】
シニア・中高年世代のインサイトの深堀り、最適なUIUXやマーケティング手法を確立し、法人や自治体向けに、シニアDX戦略の立案と実行支援を行うメディア。
オフィス移転前
オフィスを移転するきっかけ
移転のきっかけは、採用を強化する上で拡張が必要となったことです。また、コロナ禍でオンラインでの打ち合わせが増えていましたが、以前のオフィスでは打ち合わせスペースの数が足りず、音が反響してしまい、あまり良い環境ではなかったことも移転の理由の一つです。Withコロナ時代の働き方を考慮して移転に至りました。
物件選定の条件
MUST条件は山手線主要エリアであることと、駅から徒歩5分以内であること。今いるメンバーが通勤しやすい場所で、且つクライアント先へ訪問しやすい立地という点を重要視しました。広さは60坪前後で、MTGルーム3室以上を希望していましたが、テレキューブを採用することに。金額については、場所や物件次第だと思ったので目安だけ決めておき、2年間入居した場合の総額を比較し、決定しました。
オフィス移転時の状況について
大変だったことは、世界情勢の影響もありテレキューブの導入がスムーズにいかなかったことです。そもそも契約開始月以降でないと消防法の確認ができない制約があったのですが、弊社は早く入居して早く稼動開始したかったため、そこで多少のスケジュール遅延が発生してしまいました。
ただ、それ以外の部分はコンセプトをきちんと決めていた分、比較的スムーズに進められたと思います。しかし、完成直前や直後に「ここはやっぱりこうした方がいい」や「あれを買い足した方がいい」などの微調整を行ったため、メンバーは大変だったと思います。
というのも、ほとんどのメンバーに対してサプライズで移転をしたので、急ぎでスケジュールを組んでいる上に作業できるメンバーも限られていたのです。
メンバーにサプライズでのオフィス移転でしたが、クオーター毎に出している課題図書で前回は「MOVE YOUR BUS」(ムーブ ユア バス)を選定しました。バスを会社に例えてどう加速させていくか、前に進めるかという内容の洋書です。「MOVE」には引っ越すという意味もあるので、課題図書とオフィス移転を絡めました。
通常の業務に加えてオフィス・事務所移転作業も行う場合、スケジュールがズレると大きなミスや損失に繋がることも…。
スタートアップ・ベンチャー企業のオフィス移転を手掛ける株式会社IPPO監修の効率よくオフィス・事務所移転するための資料を作りました。
貸切のバス
そして、移転当日にその本に出てくるバスを実際に貸し切って、以前の新宿御苑のオフィスから東京観光しながら渋谷に行きました。新オフィスに着いてからはプレゼンをしたり、2年後の自分に手紙を書いたり、有名なバーテンダーを招いて皆でお酒を飲んだりしました。
東京観光をしながら渋谷へ
プレゼン
コンセプト
2年後の自分へ
有名なバーテンダーを招いて美味しいお酒をいただきました
オースタンスでは事業だけではなく、カルチャーや思いも大切に育てていきたいと考えています。そのために、こういったコンセプトや皆で作るちょっと遊び心のあるイベントは、必要なことだと思っています。
オフィスを移転した後について
オフィス移転後の変化
移転検討時にコンセプトをしっかり決めており、「完成させない、みんなで育てていけるオフィス」のコンセプト通り会話が自然に生まれるようになりました。役割や部署に捉われずクイックに打ち合わせを行う様子なども多く目にします。
また、移転を経験したことでメンバーのモチベーションも上がったと思います。2年後に移転する時は、当然今よりもいいオフィスに移転したいので、「2年後にはいくらくらい売上を作れていたらいいよね」という数字目標よりも、目に見えてわかりやすい目標ができたと思います。
メンバーで集合写真
オフィスのお気に入りポイント
バーカウンターが特にお気に入りです。イベントや季節によって装飾したり、コロナ対策をきちんとした上で採用イベントを行ったり、稼働後に少しお酒を飲みながらコミュニケーションをとったりしています。
バーカウンター
オリジナルのお酒
居抜きで入居しましたが、天井と壁は一切手を加えず、敢えて余白を残した「仮説」のオフィス空間にしています。また、カウンターやベンチなど全て可動式にして、次の移転先に全て持って行けるようにしています。
可動式家具
オフィスを構える理由
オフィスの価値
自分たちの色がある、自分たちらしさを反映したような文化を作っていくためには、対話が絶対に必要ですし、重要と考えています。私たちの場合は組織や事業を皆で作っていくためにオフィスは不可欠です。しかし、リモートにはリモートの価値があるので、コロナが収まってきたタイミングで敢えて環境を変えるためにリモートを導入しようかと考えています。
オフィス移転を検討している方へのアドバイス
おすすめのエリアや物件については、不動産会社の話を聞いた方がいいと思うのですが、コンセプトやカルチャーをいかに言語化するかが、私たちのやるべきことだと思います。ここの軸がしっかりしていれば、工数が少なくスピーディな移転ができます。メンバーが家具ひとつ選ぶ時も、これはコンセプトと合わないからいる・いらないと、判断しやすいです。
あとは、作って終わりではなく、柔軟に変化させていく・育てていくことは大事だと思います。規模やフェーズのその時々に合ったものを取捨選択したり変更して、都度作り込むことが重要だと考えています。
ハイッテ編集部からの一言
インタビューの中で、「オースタンスらしさ」を感じることができました。移転を一つの記念やスタートと捉え、皆で作り込む過程は、メンバー1人ひとりにとってモチベーションが上がるイベントになったのではないでしょうか。
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営業担当者
シニアセールス
野橋晃浩(nobashi akihiro)
大学卒業後、不動産仲介会社に入社。スタートアップの魅力に触れ、不動産業界の風通しを良くしたいという思いを持ち、2018年株式会社IPPO(イッポ)創業メンバーとして参画。マンションの一室やシェアオフィスの創業初期サポートから2000坪規模まで幅広い取引実績あり。不動産業界歴10年の経験を活かした多角的な提案を得意としており、お客様からの満足度が非常に高くリピート率99%以上を誇る。