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ビジネス2020.10.16相談や質問の内容と仕方で成長がみえる
リクルート関連の記事を読んでおりまして、
「人の成長は相談や質問の内容と仕方で汲み取る事が出来る」
という言葉を思い出しました。
社会人となり、ある程度キャリアを積んでくると、
その言葉の意味がよくよく理解でき、なるほどなと思う次第です。
内容に関してはイメージしやすいと思います。
例えば、新入社員の頃は見積りの取り方一つから分からず、
上司や先輩から事細かに教わります。
しばらくすると、今度は見積り内容における項目について、
「本来はこの価格なんだけれど、先にこんな事案があるので
恩を売っておきたいのですが」といったようなこともあるでしょうし、
バーターでここの商品を使いたいといったような話もあるでしょう。
もうしばらくすると、業務提携の話やジョイントベンチャーの件で・・・
といった内容になったり、部下のマネジメントや何かにも
領域が及んでくるかと思います。
これはキャリアや役職に応じて、担当する志事の内容が成長している
ことが分かります。
志事の内容が成長しているということは、
ビジネスパーソンとして成長し、社内外から認められてきていると
換言することも出来ようかと思いますが、
このビジネススキルにおける成長の部分については、
相談や質問の”内容”ではなく”仕方”の部分がドライバーになっています。
どういうことかと言うと、
何かしらの課題や壁に遭遇した時、ビジネスパーソンとしての成長ドライバーが
OFFになっているうちは、相談・質問の仕方は「○○はどうしたら良いですか?」
となります。
「課題+解答要求」の組み合わせです。
反対にONになっている人はと言うと、
「○○について、私はこう考えてるんですが、どう思いますか?」
「△△について、こう対応した方が良いと思うんですが、進めていいですか?」
といったような感じで、
「課題+自分なりの答え+助言要求」の組み合わせになります。
いわずもがな、この差はとても大きいです。
また、きちんと志事をジブンゴト化できているか否かの尺度も、
このスイッチのON/OFFからある程度は図れます。
ドライバーをONに、ジブンゴト化して成長して行きましょう。
IPPO中川