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ビジネス2020.09.06組織
組織について
ずっと追い続けて、改善し続けなければならないテーマですが、
概念的な考え方を中心に後半分をまとめてみました。
■理想の組織をカタチにする
企業は「ヒト・モノ・カネ」で成っていますが、
(最近では、ジョウホウ・ブランドがこれに追加されました)
「モノ・カネ・情報、ブランドさえもヒト次第」
と言うのが、予てからの持論です。
(現状で目指す)「企業組織」をカタチにする上でも、
行きつく先は「ヒト」です。
まずもって絶対的に必要なのは、以下の二つ。
①小規模組織の各司令塔(リーダー/プレイングマネジャー含)
②小規模組織内の専門家(社内外含)
往々にして小規模組織は
①が一人と②は①も含めた複数人で構成されています。
①にとって肝要なのは、
A「自分がこの組織のリーダーなんだという自覚・意識」と
B「当該事案における意志決定と指揮」。
②にとって求められるのは、
A「自分がこの組織の当該セクションの専門家なんだという自覚・意識」と、
B「専門家としての成長」。
※ちなみに②は社内外を問いません。
①が要となり、小規模組織に自己核分裂を促し、牽引し、
②もその渦の中で最適解へ向けた知恵と技能を絞り出します。
要は最低限、①も②も圧倒的な当事者意識を持って、
思考できるところがスタートラインです。
ちなみに、各ABをより高いレベルで兼ね備えた①②を有するには、
2つの手段しかありません。
既に完成されたヒトを獲得するか、育てるかです。
なので僕の(企業のトップレイヤー陣の)志事の一つは、
この①②のスタッフを適正人数揃え、また成長を促すことです。
そして基本的に今のスタンスは、「育てる」方にあります。
少し話を脱線させると、この「適正人数」の捉え方と判断が
なかなか難儀です。
一つ、「一人当たり生産高」という指標があります。
業種業態によって、当然”規格”が異なるので、
一概には言えませんが、列記とした経営指標である、
一人当たり生産高ではイオングループよりもやずやが高得点な訳です。
同じ1億でも、何人掛けて産んでいるか。
ないしは、何人掛けないと産めないか。
と言うのも、”組織”を考える上では重要なポイントであり、
極論、同じ商いをしている場合、20人掛けなければならない組織よりも、
10人で事足りる組織の方が、強い組織と言えるのではないでしょうか?
①も、(社内の)②も、原則Aの素地がないことには
前に向いて進みませんが、これも上か並列のレイヤーが説くことにより、
保持・強化されるものとも思います。
保持の仕方に誤りがあれば正し、保持の強度が甘ければ強化する。
これは、公式・非公式の面談や対話の中で養われる事が
多い要素だと思います。
次に相互のBの素地については、自力による自助努力も言わずもがなですが、
勉強会や課題事案の実施など、他者強制による働きかけと、
「やらせてみる=やってみる>フィードバックする>他者にも共有する」
という反復が肝要だなと、書き進めながら至りました。
特に後者の「やらせてみる」には経験上、勇気も覚悟もいることですし、
そうする上では、山本五十六卿の言葉が一層沁み入ります。
また、任せられた側にとって、「やらされてる」ではなく、
「任せてもらえた」「私がやらなきゃ誰がやる」と、
それ自体がモチベーションに変わらなくては意味がありません。
これは前段Aの素地とそれの底上げに掛かる所作が
絶妙にリンクしてきます。
■まとめると
・企業組織は複数の小規模組織の集積
・小規模組織が臨機応変に自己核分裂を起こしながら成長できるのが理想
・小規模組織を構成するのは、それのリーダーと専門家
・舵を取るのはリーダー
・全員が圧倒的な当事者意識で知恵と技術を出し合う
・成功も失敗も共有する
>個々の意識を養うためには
・権限委譲‐対話
>スキルを養うには
・権限委譲‐思考/勉強(自主的・強制的)‐実践
‐失敗/成功‐フィードバック‐共有
>これらを”仕組み化”する術は
・鋭意探究中
>忘れてはいけない必須要素
・相互リスペクトと感謝
IPPO中川