2020.09.05
日本を代表する教育者の一人に、
東井義雄という方がいらっしゃいました。
兵庫県は豊岡市にある東光寺に生まれ、
住職としても人心を集めましたが、
小学校教師として奉職し、書籍も多く残され、
ペスタロッチ賞や平和文化賞も受賞された稀代な方でした。
多くの至言を残されていますが、
中でも好きな一節を紹介します。
【自分は自分の主人公】
自分は自分の主人公
世界でただ一人の自分を創っていく責任者
九(苦)をのりこえなければ
10のよろこびはつかめない
九九を通らなければ
100のしあわせは得られない
ほんものと にせものとは
見えないところのあり方で決まる
ほんものはつづく
つづけるとほんものになる
すべて見える世界は、それの幾層倍もの
見えない世界にささえられて
そこに存在している
尊いもの 美しいもの 善なるものも
みんな謙虚な人のところへ集まってきて
その人のものとなる
二度とない人生。二度とない今日ただ今。
生きているということは
どんなにすばらしいことなのか
どんなにただごとではないことなのか
いちばん身近な人のおかげが見えないようでは
しあわせにはめぐりあえない
亀は兎になれない
しかしそのつもりになって
努力すれば
日本一の亀になれる
君は 君をりっぱにする
世界でただ一人の責任者なんだね
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自分の責任者は自分。
だから、失敗も挫折も不運も、起きてしまったすべての結果は、
人のせいにすることはできません。
氷山の見える部分は全体の10%に過ぎないといいます。
これはヒット商品や成長過程の会社とも似ていて、
目に見える部分は華々しいですが、実は見えない部分にこそ
ノウハウや努力の結果が隠れているということでもあります。
「ほんものはつづく つづけるとほんものになる」
IPPO中川