2020.09.04
私は企業ロゴ・サービスロゴを見るのが大好きです。
色やデザインを見るだけでなく、ロゴマークに隠されたメッセージなどを知るのが楽しいからです。
ロゴマークは街中に溢れています。
今これを読んでいて顔を上げると、最低一つは目に入ってくるかと思います。
そしてすぐに「この商品は〇〇のだ」と分かるのはロゴマークがそれほど記憶に残るデザインだと思います。
起業したり、新しいサービスをリリースした時にロゴマークを作る企業は思うのですが、ロゴマークは名刺やコーポレートサイトなどに掲載され、設立日初日から活躍してくれます。
またロゴマークの色が企業カラーにもなります。
人数が増えて来たらステッカーになったりTシャツにプリントされたりして露出が増え、人々の記憶に残っていきます。
つまり、ロゴマークは会社の顔と言っても過言ではないと思います。
ロゴマークにはメッセージがあり、会社の事業内容も表すとても大事なものです。
ロゴマークに制約はありませんが、わかりやすいものが記憶に残りやすい気がしませんか?
この「わかりやすい」が一番難しいのですが、「このロゴってどんな意味があるの?」と聞かれた時に短い文章で説明できるようなデザインが一番良いデザインだと思います。
起業を考えている方、これからロゴマークを作ろうと思っている方は何年か先に会社がどうなっているかを想像して考えてみるとイメージが湧きやすいと思います。
色や、どのようなイメージを持ってもらいたいかまで決まっているとなんとなくデザインの方向性が見えてきます。
これからロゴを作る方、「たくさんの人に見てもらいたい!」と思えるロゴを作ってみましょう!
ここ数年で私が一番「なんで?」と思った企業を一つ挙げさせていただきます。
2018年にリブランディングした楽天のロゴです。
初めて見たときは「え?なんで?」と思わず声が出ました。
Rのマークが無くなったことが1番びっくりしました。
よく見ると文字のデザインは変わっていないので大きな変化はないのですが、色やマークが変わるだけでこんなにも印象が変わるのかと思いました。
文字の下にある横線は漢数字の「一(いち)」がモチーフで「No.1」を表しているそう。
これだけでもう楽天が目指すものが伝わりますよね。
やはり「わかりやすい」というのは大事だと思います。
IPPO大野