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ビジネス2020.08.29ブレーンステアリング

2012年ころに日本でも流行った「ブレーンステアリング」

 

これはマッキンゼーが開発・実践している、

 

画期的なアイデアを思いつくための手法です。

 

ブレーンステアリングは、創造的なエネルギーの全てを

 

より生産的な方向に”誘導(ステアリング)”することで、

 

人間の嗜好と行動のパターンを、より上手く活用する手法と

 

されているようです。

 

中でも、ブレーンステアリングの基本原則は、

 

「正しい質問をすれば、やがて答えと、

 

良いアイデアが出てくる」というもので、

 

たった一つの”正しい質問”が大きなパワーを持つと提唱しています。

 

1つの「正しい質問」は思考する者にとって、

 

一定の枠となり、その結果、特定された部分を徹底的に

 

探ることができるため、優れたアイデアを導きやすいと言うわけです。

 

例えば、1981年ー1982年の頃、

 

1台あたり54センチほどの高さで相当重たかった

 

IBM規格のコンピューター。

 

たまたま一緒にランチへ出かけたテキサス・インスツルメンツの

 

3名の幹部は、ある一つの疑問に集中し議論を開始しました。

 

「飛行機の席上の荷物入れに納まるIBM互換機を

 

作るにはどうしたらいいか?」

 

翌年、彼らによって設立された、コンパック・コンピューターは

 

設立からわずか4年足らずで年商10億ドルを超える大企業に成長します。

 

少し極端な例でしたが、ブレーンステアリングによって

 

成功した企業の事例として有名です。

 

では、”正しい質問”とはどのような質問を指すのか?

 

またそれを探るにはどうすれば良いのか?

 

まず「正しい質問」は、大体パターンが決まっているそうです。 

 

ほぼ例外なく成果が出る質問のパターンには、 次のようなものがあります。 

 

・顧客が抱える未解決の問題を見つける 

「顧客にとって一番煩わしい問題は何か?」 

「現在の製品が最も適さないのはどんな利用者か、 またはどんな場合か?」

 

 ・平均と異なる利用者や使い方を見つける 

「当社の製品やサービスを驚くほど大量に利用するのは どんな人か?またその理由は?」

「業界内で敬遠されているのはどんな顧客か? またその理由は?」 

 

・意外な成功の可能性を探る 

「当社の製品やサービスを全く想定外の方法で 使っているのはどんな人か?」 

「当社の製品を、ごく珍しい方法で購入しているのは どんな顧客か?」 

 

次に、「正しい質問」を探すときはどうすると良いか。 

これが肝要なわけですが、 「ロジックツリー」という言葉は耳にしたことありますか?

 論理の木とも呼ばれます。 

 

これは、まず全般的な質問を書き、 次にその質問の下位階層に、重複や漏れが無いように、 質問を細分します。

その下位階層の質問を それぞれさらに細かい質問で分解していきます。 

 

そのようにして質問を枝分かれさせることで、 可能性を漏れなく検討していくわけです。 

「正しい質問」はそれすなわち、 思考する為の「正しい枠」になります。 

 

そうやって細分化された質問の中に、 一つの正しい質問が秘められている可能性がある。

 と言うわけです。 

 

もちろん、そこから先の創造力と分析力という 水と油のような二つのチカラを混ぜ合わせたりと 非常に高度な能力が要求されます。

 マッキンゼーの調査では、 産業革命以降から06年までで、 このブレーンステアリング(またはそれに近い手法)で 成功を納めた企業は世界に約20社あるとされています。 

 

成功とは、ゼロから始めて4年以内に年商10億ドル(1,000億円)に 達した企業を指しています。 

 

皆目、その過程は想像出来ませんし、その社数は多いとも少ないとも取れます。 

(その後に無くなってしまった会社もあるようですし) 

 

ただ、久しぶりにまたあらためて研究してみたいアプローチ手法であるのは確かです。

 

 

IPPO中川

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