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ビジネス2019.09.03名馬と伯楽

名選手が名監督とは限らない。

スポーツの世界でよく言われていることだと思うのですが

ビジネスの世界でも同じことが言えますよね。

 

最近、高校の漢文の授業で「名馬と伯楽」という題材を

漢文で読んだことをよく思い出します。

 

下記一部抜粋

千里馬常有、而伯楽不二常有一。

出典:雑説

 

意訳すると

優秀な人は常に世の中にいるが

優秀な人を見分けられる人は常にいるわけではない

という内容かと思います。

 

これは本当に言い得て妙だなと感じまして

逆に言うと、優秀な人を見分けられる人は稀有な存在で

どの業界にいても突出した成果を出せるのだと思います。

 

ビジネスの世界では

鉄鋼王と呼ばれたアンドリュー・カーネギー氏の墓石に刻まれた

 

“Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself.”

「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」

 

という言葉が有名ですよね。

自分より優れた人を周りに集められると言うことは

そもそも、誰が自分よりも優秀なのか見極められると、ということです。

 

また、

大衆車を世界中で爆発的に販売したフォード・モーター・カンパニーの

創立者ヘンリー・フォード氏のエピソードも有名です。

 

第一次世界大戦の頃のことだ。

シカゴのある新聞社が論説の中で、ヘンリー・フォードを無知な平和主義者だと酷評した。

フォードはそれに反発し、名誉棄損でその新聞社を訴えた。

 

新聞社側の弁護士は、フォードがいかに無知な人間であるかを陪審員たちに証明しようと、彼を証人台に立たせ、質問責めにした。

フォードは自動車の製造に関してはすぐれた専門知識を持っていたが、その弁護士の質問にはほとんど答えることができなかった。

 

フォードはこのような質問責めに疲れてきた。

そこで、弁護士があまりにも意地悪な質問をしたとき、彼は弁護士を指してこう言い返した。

 

「そのような質問をするなら、私はあなたに言っておきたいことがあります。

私のデスクの上には、たくさんのボタンがあります。

その中の正しいボタンを押しさえすれば、私が必要としている知識を持った部下がすぐ来てくれます。

私がどうしてあなたに答えるために、一般的知識を全部詰め込んでおく必要があるのでしょうか?」

 

これは非常に論理的な反論だった。

この反論によって、弁護士は沈黙せざるを得なかった。

裁判官も傍聴人も誰一人として、フォードを無知で無学な人間だとは思わなかった。

それどころか、大変教育のある人物であることを認めたのであった。

出典:『思考は現実化する』 きこ書房/ナポレオン・ヒル 著/田中 孝顕 訳

 

このエピソードは集合知の素晴らしさを伝えるエピソードとしても有名ですが

ヘンリー・フォード氏もまた、誰が優秀な人なのか

適切に見極めることができたということを物語っています。

 

そして、実際のビジネスの現場においては

自分が名馬であり、かつ、伯楽でもあり

さらにはそれ以上の存在にならなければいけないシーンも存在すると思っています。

 

名馬となり数字に貢献できる優秀な存在になり

伯楽となり、優秀な人材を見極め巻き込むことができ

さらには、突出したものを持っていない人を育て優秀な人へと昇華させる術を身につける

もっというと、最終的には会社の仕組みとして

どんな人材でも簡単に数字を作れるような事業構造やプロダクトとする

 

ここまでいけると、かなり稀有な存在になっているのでは無いでしょうか。

 

温故知新、過去に学びそこから自分なりの新しい見解を導き

それを知識ではなく知恵になるまで身につけられれば

きっとその時には、周りから求められる存在になっているのでしょう。

 

 

IPPO中川

 

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